2024-07-31

甲斐路

   小用で甲府盆地へ。 多摩西部も似たような地形で暑さは大差ないだろうと思っていたが、甲府盆地は暑かった。 暑さにあぶられるように頭に溽暑という言葉が浮かぶ。
   盆地の中から遠くぐるっと囲む山々の背後には低めながら入道雲や積雲が湧いていて、やがて流れ込んで平地に雷雨をもたらすのか山間部のみの大雨になるのか、そうした想像も誘う夏らしい風景だった。
   途中で立ち寄った道の駅、どれくらいの標高かわからないが雲が近かった。 ずっと前には、クルマでの行程の約半分弱のここで何度か休憩したことがある。 大抵は夜でお店は閉まったあと。 今日のような青空と雲の組み合わせ、そして店内に客の姿を目にしたのはたぶん2度目。 1度目は10年ほど前か。 暑くて晴れた道の駅に、ホオズキの鉢植えの隣は土地柄を思わせるマスカットの鉢植えが売られていた。