オニユリ
夏に咲いてよくアゲハチョウがやってくるイメージの花。 これよりもやや早く咲くノウゼンカズラにはカラスアゲハがよく来る。 どちらも夏を思わせ、コオニユリの時期は夏真っ盛りの印象。 夏に咲くユリとしては白くてやや長めの花を付けるテッポウユリも思い浮かぶが、ここ2-3年は見かける機会がなんだか減っている感じがする。 この、街なかでも時々見かけるテッポウユリと呼ばれる種は実はたぶんタカサゴユリと呼ばれる台湾原産のもの。 日本よりも蒸し暑い地域なので暑さには強そうだけど、それを超えるのがここ近年の日本の暑さなのかも。 オニユリはというと、Wiki Pediaによると「グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。」とのこと。 温暖から寒冷な各地に分布する強さ。 何となく視界に入る野生の植生、タカサゴユリからオニユリへとうっすら入れ替わっている感があるのはこの強さ故なのか? 対馬には花弁が薄黄色のオウゴンオニユリというのがあるとのこと。 オニユリの花弁のブツブツが気になる人も黄色ならそうでもないかも。