2023-10-31

DISCO EDDIE'S 49周年記念ペイント?

   確か、先月に49周年を迎えたディスコ「エディーズ」。 外観のペイントが変わっていて、隅のほう(画面の外)に「49th」の文字もあった。 「日本最古のディスコ」との記述も時々目にするけれど、たぶん誰が調べたわけでもなく書いているのだろうと、いつもスルー。 でも古いのは確かで、米軍臭が強いのも確か。 近年はあまり元気のないこの界隈の商店、このEDDIE'Sも、数年前に存続のためにクラウド・ファンディングによるグッズ販売と寄付を行っていた。 その前も、その後もそこそこ盛況なのだろうけど、ふた昔前のようにとなると難しそう。 経営者ご夫妻も段々にご高齢となるし、ご事情あって後継者へというのも難しそう。 いつまでもあって欲しいと思いつつ、今という時代背景と街の姿のなかに、今でしか会えない貴重な「EDDIE'S」の一遍。

2023-10-30

クレマチスの種

   穏やかな秋晴れ。 やや冬の気配入り。 クレマチスも最後の1輪があと数日で散りそう。 先に咲いたのはようやく綿毛を纏いだした。 これを採って植えて、実は芽が出た試しがないのだけど、今年咲いたなかに、本来は花弁4枚のところを8-9枚で咲いていたのがあって、それも間もなく綿帽子となるので、それは幾つか条件の異なる場所に植えてみようかと考えているところ。
   まだ周辺は紅葉には遠く、遠く八ヶ岳から「桂の木の香りがします」「カルメ焼きの似た甘い匂い」との便りを目にしたのはもう9日も前。 この時期に、その昔、八ヶ岳周辺に住んでいたのだけど、針葉樹の香りばかりに反応していたような記憶。 記憶を辿りつつ、もっとたくさんの香りや色があったンだろうな、と。 この時期の八ヶ岳は紅葉を見に来る人々で混んできそうだけど、冬を前にした彩り賑やかな森の様相は、意外とその実、落ち着いたものなのかも。

2023-10-29

黒猫

   窓の下から視線。 「?」っと、何やら感じる気配は小さな黒猫から。 ずっと前にこれに似た黒い子猫に遭遇したことがある。 冬で、風の来ない建物脇の自転車置き場で数匹がいて、その中の一匹が黒くて風邪をひいている風。 気が強く、この一匹は前に出てきて「シャー」っと、鼻水を垂らしながら頑張る。 「その子孫かな?」と思い静かにカメラを取に行き、ピントを合わせ。

2023-10-28

野菊

   朝は大きな雷鳴が聞こえた。 夕方にはやや局地的な雨もあり、夜には雨の後の湿気と匂いが。 今日から11月1日頃までが「霎時施」で雨の降る頃、11月2日頃からが「楓蔦黄」(ふうかつきなり)で、カエデやツタが黄色く色づき紅葉の広がる秋の始まり。 昨日の雨のせいか、今朝は冷ンやりが少し強め。

2023-10-27

暑くもなく、寒くもなく

   歩いていると少し汗ばむ感はあるけれど、ちょうどよく過ごしやすい天気。 二十四節気では「霜降」、明日頃からはその「中候」にあたり、七十二候では「霎時施(しぐれときどきほどこす)」というのだそう。 「小雨がしとしと降りだすころ」らしいのだけど、あまりその気配はなく。 そう言えば昨日は東京都心で雷雨で停電もあった模様。 今朝も予報で午後は不安定と言っていた。 その如くなのか、午後に、西の空の遠くは雪を降らせていそうな濃いグレーの雲。 さすがにこの暖かさ、その後に遠く薄く広がった雨雲から見えたのは夕陽に透ける雨が降っている様子。 1週間ほど前だったかには、新潟あたりで雪でも降っているのでは? と思うような雲も見られたし、雨になりそうな要素は散見される。 七十二候では「不安定」・「急変」とかではなく「しとしと」なので、暦的にはちょっと誤差か。

2023-10-26

更地のその後

   今月上旬だったか、今まで朽ちかけているような古い木造の平屋があった所が更地になった場所。 その後に何か草が。 まだ双葉の残るこの葉、フキだろうか。 今日は、外に出てウォーム・アップ的にこの地面を撮り、その直後にバッテリーが切れ、バッテリを交換したらそれも空。 結局この1枚が今日の唯一に。 その後に実はiPhoneで何枚か撮ってみたのだけど...。

2023-10-25

バーの店内

   前から気になっていたバー「Chicken Shack」。 気になっていた理由は、ここが「Live House」だというので。 建物は、見た感じが木造2階建の昔の小さめの住宅のようで、ここが「ライブ・ハウス」だと言われると、どうしても首をかしげてしまう。 でもその歴史は古いのだと噂はよく耳にする。 ウェブ・サイトを訪れると「1974年から続く国内屈指の老舗ライヴハウス”チキンシャック”へようこそ!WORLD WIDEなアーティストと、お客様に育てられた世界標準のライヴハウスでしか味わえない最高の夜を、心ゆくまでご堪能ください!」とある。 今日は、昼過ぎにたまたま通りかかり、たまたま店主が小用で立ち寄ったところにお声がけ。 「これから出掛けるんでね」との事で、店内をちょっとだけ見せていただき、急ぎ足で写真も撮らせていただいた。 お店に入って数歩行ったところの階段... というかハシゴ、というか、あれが「ライブ・ハウス」への入口だろうか。 ライブ・ハウスと言うから地下もイメージしていたけど、建物からして地下は考えにくそうだし...、2階はお店というより住居の雰囲気だし等々思っていたのだけど、どうやら2階。 「こんど寄ってください」と店主。 お店の外観からは、「よそ者もしくは非オンガク関係者は近寄るべからず」っぽい空気を思うのだけど、店主さん、気さくな感じ。 で、スケジュールを見てみると、「14 / Wed @ 夜のお習字会」って、なんだ?
   ほんの1分ほどの立ち寄りで、店内の照明もほぼ落ちていて、これといって写すターゲットを見いだせないままだったのだけど、Photoshopをいじっていたら「ぼかし」という機能が目に入り、試してみた。 手前の被写体を検出して背景をぼかす機能なのだけど、ゴチャゴチャしていた後ろのボトルが程よく溶けて、少し諸々馴染んだ風になったような...。 画面左上のドル札もちょっとボケてしまったナ。
   http://blog.livedoor.jp/chickenshack9355/
   https://phussa.net/schedule.html
   https://www.youtube.com/@chickenshackclub
   https://www.youtube.com/user/TheNarikiri

2023-10-24

夕陽のころ

   通常の開花期である夏は、夕方5時ごろから咲き始める花なのだけど、今朝、咲いていたような気が...。 10月も終わりに近づいているのにまだ咲いているのは、夏に暑すぎて多く花を付けられなかったからなのか。 ホントは白に濃いピンクのサシの入る花なのだけど、なぜかどれも白一色。 差しの多い高級牛肉の逆の模様というか、赤味の強めのピンクの模様は繊細でけっこう心地よい。 来年も咲くと思うのだけど、サシは入るだろか。

2023-10-23

十字路の上

   気になってよく眺めるココの電線。 今は十字路なのだけど、かつては十字のすぐ先にY字があって、この電線もそちらへもう一束が伸びていた。 もう30年ほど前になるが、道路も簡易舗装でアスファルトに含まれる石はやや大き目で水たまりも出来やすい。 何の用事だったかさっぱり覚えていないのだけど、よく自転車を飛ばしてY字を右に入って行った記憶がある。 すぐに古いラーメン屋があって... その他はもう記憶がない。 大通りまでの100mほどを突っ走ると、分岐した電線は道に沿って頭上に来る。 電車の、いちばん前で見る視界に常に架線があるように、若干、電車の気分。

   だいぶ空気がヒンヤリ。 もう朝夕のクルマはヒーターを常用するようになりそう。

2023-10-22

小さな花

   1週間ほど前に、森の中の散策道でイヌタデが咲いているのを見かけた。 赤いつぶつぶのうち3輪ほどが咲いていて、その小ささに思わず写真を撮り。 その後もなんとなくその小さな花が気になり、道端で覗き込んだりするのだけど、どれもツブツブしかなく。 今日は「あれ、まだ咲いてる」と、そろそろ開花期を終えそうなヤブランが目に入った。 薄紫色の小さな花と、小さな蕾が細長い房状になって、長細い放射状に伸びる葉っぱの中心あたりから伸びてくる。 冬や春先に、伸びまくったりそれが枯れていたりする疲れた葉のかたまりをザクッと切って、丸坊主に近い状態になるのだけど、すぐに新芽がぐんぐん伸びてくる。 9月を過ぎると淡い紫色の穂がたくさん。
   もう少し寄れないと、写真では小さすぎて何だか...。 白黒ならなおのこと寄らないと。
   そして今年、とうとうシュウメイギクは咲かなかった。 蕾はたくさんあるのに。 クレマチスは最後の1輪がおととい開いた。 シロバナヒガンバナ、また来年も咲くだろうか。

   今日は朝夕だけでなく日中もずいぶんと寒く感じられた。 夕刻の暗くなってゆく蒼い空にうっすらと飛行機雲が見えるのも印象的で、二十四節気の「霜降」は明日。 何だかんだと暦通りに風景の変化が。

2023-10-21

冬を連れてきそうな空模様

   今日と明日だけちょっと寒いという予報。 寒波が来ているらしく、言われてみれば遠くには雪を降らせていそうな低くて厚みはないが密度の高そうな積乱雲っぽいもりもり雲。 谷川岳や男体山や那須岳あたりは雪かな? と、眺めていても距離感が分からず、あてずっぽうで早い時期に雪の降りそうな山の名前を挙げてみる。 また週明けには暖かさが戻ってくるようで、おそらくこの2日間、取り急ぎなごく短い冬景色。 でも少しずつやって来ている冬。

2023-10-20

線路脇

   ちょうど目の前で踏切の警報音。 そこからなら普通に歩いても遮断機が開いている間に渡り切れる。 ちょっと疲れもあってか足を止めたところに、ちょいちょい気になっていたオシロイバナが視界に入る。 もう10月も後半なのに、夏の花であるオシロイバナがけっこうな数、花を付けている。 夕方には軽く漂う香りも心地よい。 最近は身近にキンモクセイが少なくなった分、夏の香だけどこれで。 「あ」っと思ったのが遅く、カメラをようやく取り出したあたりで電車がやってきた。 駅が近いわりに結構なスピードで、さっきまでひっそりと見えた花が激しく電車が巻き起こす風で揺さぶられる。 「しまった」と思い、やや風が収まってからも少し撮ったのだけど、数枚の揺れる写真のなかに1枚、「よくあれで輪郭が分かるくらい止まって写ったナ」と思うものがあり、それを現像することに。

2023-10-19

どんぐり

   クヌギの実? その昔は「どんぐり」と言うと、細長い樫の実と円いクヌギの実しか知らなかったけど、よくよく見ると色々な種類があるみたい。 シラカシ、アラカシ、ウラジロガシ、コナラ、ウバメガシ、シイ等々。 クヌギは食用になると聞いたことがあり、縄文人はこれを砕いてハンバーグ状に固めて焼いて食べたのでは? と言われているらしい。 味を想像すると、たぶんヘーゼル・ナッツが近いンじゃないかと思う。
   どんぐりが落ちている周辺で、カタバミとタンポポとブタナが黄色い花を咲かせ、青い花のツユクサ、タマスダレ、マツヨイグサが咲いていたりする。 春や初夏の草花とドングリとほんのりな紅葉。 そういえば、みかんがたくさん生ってたっけ。

   なんか... 昨日の写真と16日の写真と、線の配置が似ている気がする...。

2023-10-18

1本奥

   なんかベタっと遠近感が乏しい。 ちょっと絞り込みすぎたか。 Summicronあたりならもう少しハッキリと写ったのかも。 この写真で f=20mm、ライカのライン・アップだと21mm、となるとSuper-Elmarになるのだろうか。 Super-Elmar 21mm f3.4 Asph.は興味あるレンズで、その数値からするとSuper-Angulonの流れだろうと思うけれど、それほどのクセはなく、諸収差が良好に補正されて普通にイマ風。 Super-Angulonは、1950年代にライカには超広角のライン・アップがなくSchneider社からOEM供給を受けたのが始まりだとか。 クセ玉だが今でも人気のあるレンズ。
   今日はNoctilux-M 50mm F1.2を触る機会があり、その抜けの良さやボケのきれいさ、画面全域で均一な光量などに軽い感動が。

2023-10-17

曲線

   ここ数年ずっと気になっていたボウリング場へ。 手前にあった、何か工業系の会社の建物が取り壊されてボウリング場は通りから全景が見えるようになった。 JR拝島駅から伸びる補給線の線路が基地内へ入って行く様子も含め、奥には基地、それらと共に時を重ねてどこかアメリカの匂いのする風景は、妙に「福生らしい」と感じてしまう。
   以前にも書いている気がするのだけど、関越道も圏央道もなかったのだろう、北関東から都心を目指すには国道16号を走った。 もちろん帰路も同様で、当時の16号は片側1車線、その混雑を避けるためか、どの辺りからかバスは一時的に五日市街道を選択する。 間もなく16号に再合流する付近は横田基地に近く、渋滞でなかなか動かないところに時々飛んでくる軍用飛行機の印象が強い。 そうした風景のひとつがこのボウリング場で、かつての40年くらい前、そしてこの近くに住むようになった20年ほど前から馴染みのある風景。 残念ながら16号に入った先で休憩場所の定番だった「双葉ドライブイン」は無くなってしまったが、そうした「当時」からの時の重なりを思わせる、今に続く建物達の佇まいには和みを思う。
   建物を見て撮りたいと思う人は多いのだろう。 基本、撮影は有料なのだそう。 案内して下さった方に特徴は何かお尋ねすると、平成元年にリニューアルした、当時の女性オーナーの意向により曲線を多用した内装だそう。 受付カウンター、バー・ラウンジ、トイレへの通路など至る処に「楽しい場所」を思わせる曲線の意匠。 更に特徴は「レトロな雰囲気」と「地域の方々が楽しく集える場所」と。 2階にはビリヤード場もあり、1階のレーンに手前にはゲームの勝者なのだろう、やや古そうなたくさんの写真。 --- ここ、60年代のアメリカの、ファミリー物のTVドラマに出て来そうな空間。

2023-10-16

お店

   道端の自販機に「あたたか~い」の赤い表示を見たのは1週間ほど前だったろうか。 今日は半袖1枚でも問題なさそうな天気。 「暑い10月だ」という声をよく聞いたのは10年ほど前だったろうか。 それ以後はわりと気温の高い10月は多かったように思うのと、ついに「最近は秋がない」と聞かれるくらい気温の切り替わりがやや極端。 今日はモズと思われる鳥の鳴き声を聞き、ミズヒキソウが密かに満開で、ザクロの実が付き始め、段々に11月を思わせる風景も混じり始め、12月ごろに開花するオキザリスの芽も出始め。
   ふと気になった小料理屋の電灯の影や壁に落ちる電線の影など、街に斜めに射す陽の光が様々に造形を映すのが面白く、強くなく弱くない光の強さも心地よく。

2023-10-15

橋の上

   SL2-SのJPEGの白黒モード、面白いのだけど、なんとなく違和感が。 再び久々RAWから白黒化をしていて、これか? と思う処が。 JPEGの白黒モード、おそらくフィルムのようにレンズの先にフィルターを付けると必要なコントラストや特定の色に選択的に強弱を付けたりができそう。 RAWから、に限らずカラー画像からの白黒化、例えばPhotoshopでの白黒化では、その操作の一連の中でカラー・フィルターを充てることができる。 マルチ・グレードならぬマルチ・フィルターが使えるわけで、「そんなの前からある機能じゃないか」と、そうなんだけど、今日あらためて「そっか」と思った次第。 逆にカメラが出力した「白黒写真」の方が見事なグラデーションを見せる場合も多い。 使い分けと言えばそれまでながら、入口の異なる似て非なるデジタル白黒。 またRAWで撮っていこうかな。

2023-10-14

路地

   通りでお祭りがあるというので向かっていた途中、路地を曲がると「ケン・ケン・パ」とか、アンパンマンとか、チョークの割れた痕などが。 最近は「ケン・ケン・パ」なんてしないンだろうなと、つい数日前に思っていたところで、なんだか意外な遭遇。 写真の撮り方、「まんま」過ぎたナ。

2023-10-13

秋夕空

   12ヶ月点検を了えたクルマを迎えに代車で向かう途中にて。
   この代車、昨年やはり車検の時にやってきて、2か月半も乗っていた。 交換部品が入って来ない状況だったらしい。 この間には通勤だけでなく、八ヶ岳へ行く用事もあってそこそこの走行距離となった。 今年は遠くても2つ先の町まで。 約半月で450kmほどに。 それほど時間も距離も長かった感じがしたが、さて点検から戻ったクルマに乗ると動きがギクシャクし、まるで異なる感触の違いに戸惑った。 昨年もそうだっただろうか? 既に覚えていないのだけど、今年ほどの戸惑いはなかったように思う。 アクセルやブレーキを踏む感覚やら、スイッチ類の操作やらはすぐに体が思い出して、いつしか戸惑いも忘れてしまうのだろう。 また明日からこのクセの強いクルマであちこちに。

2023-10-12

草むら?

   つい最近までブロック塀があって、一般家屋があった場所。 建て替えでまた家が建ちそう。 無くなるような空気は出ていなかったのだけど、気が付けば更地に。 今はシートの向こうでたぶん草だらけに。 それにしても、更地になったのはつい最近のはずで、その割にはあっという間にネコジャラシやらメヒシバややオヒシバやらがびっしり。 それも早々に開花して実まで付けていたりする。 「雑草」と雑草でない草は、その境目にはどうも明確な定義はないようで、対義語って何だろう? と思いつくのは(代表的なのは)「作物」かな。

2023-10-11

かすかに

   10日前には硬い花芽だったキンモクセイ。 今日はようやく蕾の先がオレンジ色に色づき始めていたくらい。 20-30mほどの距離からかすかに香ってきた。 今日はぐっと湿度も下がって秋らしい、といえば秋らしい雰囲気ながら、朝の空は冬の空気が混じっているような感じがあった。 例年、キンモクセイの花が散る頃はしとしと降るような雨の日が1週間ほど続く印象がある。 日差しもぐっと弱くなる。 今年はそろそろその頃なのだけど、まだ開花すらしていない。 日差しも強め。 開花が16-17日頃として、散るのが22-23日頃として、予報では22-23日ころは晴れのようだけけど、案外しとしと雨の日々だったりして。 ここまでの日々、比較的気温は高かったと思うのだけど、不思議と随分と遅い開花になりそう。

2023-10-10

公園の坂道

   ちょっとイメージ通りには仕上がらず...。 撮影段階での露出を切り詰めすぎたか。
   初めて行った公園なのだけど、よくよく見ると20年くらい前に時々立ち寄っていた場所の少し先だった。 街道と並走して水路があって、以前は道路脇のちょっとした空き地にクルマを停めて、橋から涼し気な風景を見に行っていた。 橋の先に続く小道はなんだか殺風景で、更に先は大き目の川の河川敷に出るようだった。 今日はハナから河川敷の公園を目指して、河川敷側から逆引きのように「その場所」を見つけた次第。 ついでに何年振りかで大きな「でんでんむし」も見つけた。 セミの鳴き声も聞いた。
   ほぼ年に1度、その河川敷で近所のライブ・ハウスなどの主催による小さなライブが開かれる。 ライブ・ハウスが基地の街で育ったためか、その雰囲気は極小ウッド・ストックのようと表現する人も。 ただそこは大量に蚊に刺されそうで、せっかくのウッド・ストックなのだが足が向きにくい。
   公園の名前は「かに坂公園」というのだそう。 この辺り、時折「かに」が登場する。 と言っても3か所くらいしか知らないのだけど、「ガニガラ(蟹殻)公園」など。 おそらくサワガニ? 前に、そこそこ下流の... というかそこは湧き水が始点だったと思うが、井の頭公園でサワガニを見たことがあり、里山風の処でもないのに「いるもんなんだなぁ」と感心したことがある。

2023-10-09

ガマズミの実

   「11月上旬の気温」というほどの寒さは感じなかった。 1枚多く羽織っているのだから当たり前といえば当たり前なのだけど、あの酷暑からは20℃ほども開きのある気温は、落差が大きすぎるのか、寒さを感じないと言うよりはどんな気温なのかわからず「暑い・寒い」を認識できていないという風。 体のダルさを思えば、「冷え」が着実に体に入り込んでいるのを思う。 もう少し季節が進めばさすがに呑気なことも言っていられず、肩に力が入って背中が丸まって手を袖に引っ込める絵柄も思い浮かぶ。
   10日ほど前に、期待して原っぱに行ったときにはガマズミはまだ色づいていなかった。 きょう、違った場所で目にしたガマズミの実は赤くなっていて、種類が違うのか実が大きく葉の虫食いが極めて少なかった。 雨のためか寒さのためか、実が重いのか、実の付いた茎がやや下を向いていて、本来なら紫陽花の花のように上を向いて赤く艷やかに付くガマズミの実だが、ずいぶんと様子が違って見えた。 そろそろキンモクセイも咲く頃か、ガマズミの色づきは秋の入口の「知らせ」のようなもの。 本格的な紅葉まではあと2週間ほどか。

2023-10-08

クレマチス

   今日は「寒露」。 「一雨ごと」どころか、この数日は勝手に「一日ごと」に寒くなっている。 暑い夏がようやく去って、ようやく花をつけ始めたクレマチス。 早くもそろそろ開花期も終盤といった風。 トケイソウはもう今年は店じまいしてしまったようで、そろそろ根元に肥料をやる用意でも。
   このクレマチス、作出国はイギリスなんだそう。 でもアメリカの大統領夫人に由来する名前が付いていたような...。 色はマットな深い紅。

2023-10-07

雁渡し(かりわたし)の頃

   街なかの商業施設で、妖怪をテーマにしたフェスが行われていた。 テーマがテーマだけに異様な空気を感じる。 建物に囲まれたその空間は、西に傾き始めた陽光は届かず、通路に設えられた赤くてやや小ぶりな提灯の列は程よく不気味。 人は多くて賑わいを見せるもののなんだか賑やかな雰囲気がない。 どうもヒト以外の者が多数混じっているように思えてならず、思い返しても果たして自分は本当にそこに、お祭りの状態だった商業施設の広場にいたのかに自信が持てない。 実はヒト気もなく平素よりも閑散とした通路をトボトボ歩いていただけだったンじゃないかとも思う。 早々に引き上げたその場所に、久々に出店していた隣町のコーヒー・スタンドがあった。 顔は写らないし、お客さんがいてもいいかと、雲に隠れそうな僅かな日差しを惜しんで写真に撮る。 現実味があったのはこれくらい。

   ここの処、天気予報で「北風」とよく聞く。 一昨日の夕方の風もたしか北風で、まるで「木枯らし1号だ」と思ったが、その後も強い北風に何度か遭遇している。 その年に初めて渡ってくる雁を「初雁(はつかり)」と言い、その頃に吹く北風を「雁渡し(かりわたし)」というのだそう。
   「かり」とも「がん」とも読むらしい。 元旦を過ぎた頃の明け方に、いかにもそれらしく、Vの字をヨコにした様な隊列で水鳥の集団を遠く東の空に見ることがある。 「雁(ガン)かもな」と思いつつ西に向かう様子を望遠レンズで追いかけると、その場所からは急速に距離が開くでもなく、10分近くファインダーのすりガラス上でチラチラと羽ばたく小さな黒い点々が、やがてピントが掴めなくなるまで遠く飛び去って行く過程を楽しめる。 「いつまで(日本に)いるのだろう」と思いながら、例年いつしか見かけなくなる。 「雁渡し」--- 季節の言葉に、もう渡って来ている頃かと認識が混じる。 いっそう弱まった陽光に北風、紅葉もなく目立った変化は無いのだけど、この時期特有の季節観を思った。

   "SL2-S" --- このカメラを購入して来週で1年。 きょう初めて「白黒モード」にして撮ってみた。 その中でも「白黒ハイコントラスト」を選択。 そして1回の撮影でRAWとJPGの2つのファイルが生成されるように設定。 撮影時のファインダー像も白黒に。 面白かったのは、カメラを白黒にしたことで脳みそも白黒で景色を見始めたこと。 ここ数ヶ月は白黒写真を多く作っていて、その時のカメラの設定はカラー。 カラーで撮った中から選んで白黒写真を作る。 いつもは色や造形やらのバランスに反応して風景を見るのだけど、今日は明らかに脳は光の濃淡で景色を見ていて、普段ならレンズを向けないような場面にもレンズを向けた。 何だこの違い!? JPGも書き出すようにしたのは、カメラが作り出す「白黒ハイコントラスト」を見てみたかったから。 そこには、思っていたほどフィルム・ライクな面白さは見いだせなかったが、既に歩きながら景色を見ている段階が「白黒視点」なのは意外な楽しさだった。 ミラーレス一眼ではなく一眼レフを白黒モードにして撮った方がより光を捉える楽しみを味わえるような気もする。 気がしただけだけど、ふとPENTAXのK-3 MkIII Monochromeが頭に浮かぶ。 どうなんだろう? やっぱり一度、「ひとつの露出で撮る」ってのをやってみようか。 シャッター速度と絞りを固定して、それにちょうどよい光を見つけて撮ってい行くという、ある意味トレーニング。 今日の感触では、白黒こそこのトレーニングは意味を成しそう。

2023-10-06

晩夏光を想う冬隣

   昨夕の空は澄んで薄めの青とオレンジ。 黒く大きな雲が西の空に浮かんで、まるで冬の夕暮れのよう。 そして強く吹いた風は、温度が辛うじて高いものの「木枯らし1号」を思わせる空気の匂い。 湿度の低い今朝の空気は冷たく、いつぞやの、さっさと木々の葉っぱを食べつくして地中に潜っていった虫たちが示唆しているかのような急速な冬の到来を思う。 かと言って、明日はまだ「夏日」との予報もあり、日射しはようやく秋の入口。
   今日は、午前の通院をはじめ用事が4つ。 ショッピング・モールでの昼食の後に、クルマ屋さんへタイヤを外すための部品を届け、写真屋さんで写真を3点プリントしてそれを勤め先の関係者に届け、それで17:30。 その時計の示す風景が、今日1日をよくある「勤務時間」を過ごしたように錯覚させた。 たくさん用事が出来たような、そうでもないような。 ただ、そのペースはそれほど詰め込んだものではなく、これくらいの時間の流れ方は心地よいような。 このペース感... ん? 鍼によるもの?

2023-10-05

キンモクセイ探し

   4日前に、咲いているはずと足を向けた原っぱのキンモクセイはまだ固く花芽を控えていた。 ならここも未だだろうと昼過ぎに足を向けた路地のキンモクセイは、いつしか伐採されていて無くなっていた。 10月半ばには花が落ちて地面をオレンジ色に染めるのが例年の風景で、なんの気なしにその風景を見るために路地に曲がることも時折。 さて街のなかにキンモクセイのある場所って他にあったっけ? 何年か前にもキンモクセイが無くなってしまった場所があり、「どこからともなく香ってくる」記憶はずいぶんと減ったように思う。 そして意外な場所で見つけたヒガンバナ。 こちらは一般的な開花期から2週間ほど遅く花をつけ、今がようやく「お彼岸の頃だ」と主張しているかのよう。 エレベーターで乗り合わせた、近所のコンビニ帰りの同僚が「今朝は寒いくらいだったから秋が来たと信じたい」と、昼過ぎの暑さを笑い話に。 ここ2-3日は肌寒かったのだけど、今日は24℃と上がり「夏日」手前にまで。

2023-10-04

秋雨?

   夕方はだいぶ寒くて、今シーズン初めてクルマの暖房を入れた。 明日は半袖の暑さだというのだけど、やや信じがたい雰囲気。 10月1日から急速に秋らしい景色になり、朝夕の涼しさ寒さは、ふた昔前の秋の彼岸の頃のよう。 朝のしとしと雨は「秋雨」という言葉を思わせる降り方で、曇ったり、やや大きな粒になったりの1日。 沖縄の先には台風14号が来ていると言う。 また「不安定な天気」なんていう日もあるのだろうか。
   夏の酷暑を何とか乗り切ったクレマチスが花を付けた。 通常なら夏前に咲くのだけど、まるで元々が「秋咲き」だったというように涼しげに開花している。 枝の切り戻しなどを行えば初秋までは咲くと言うのだけど、植えっぱなしの株には不思議な開花期ではないだろうか。

2023-10-03

新東京ダイヤモンドボウル

   渋滞中のショット。 リサイクル・ショップの看板しか見えないけれど、ボウリングのピンの処、奥の方がボウリング場。 店内には横田基地の兵隊さんらしき人達の、20-30年は経っていそうな、何かの大会の様子なのかの写真が額に入ってレーンのエリアと通路の間あたりにたくさん並べられている。 2階にはビリヤード場。 「思えばいつだったかに、『レトロ』のやや先へ行った」感のある、ちょっといい雰囲気。
   この裏には、航空燃料だと思うが、燃料の類を基地に運び込むための線路がある。 近くの駅付近から分岐して単線が敷かれている。 近年になって、本数の少ないこの線を渡る五日市街道の踏切は「一時停止不要」になった。

2023-10-02

イヌタデ

   薄いピンク色の花の穂を付けたイヌタデ。 その昔によく見たのは、ハッキリと赤と白とに分かれた花? 蕾? がツブツブ付いた穂だった。 赤と言っても小豆色に近いくすんだ赤で、白もマットな感じ。 その見た目はあまりキレイだとは思わず、ツブツブ感は少し気味悪さを思ったくらいで、草としては好かない部類。
   9年前にシカゴに行ったとき、時期的にはちょうど今頃で、緯度が高いためか朝夕の気温はぐっと低かったその朝に、ホテルの近くの草むらでイヌタデがたくさん咲いているのを見た。 ちょっとした「イヌタデの花畑」なくらいたくさん。 早朝、曇り空でどんよりと暗く青っぽい空の明かりに、コントラストの低いイヌタデの赤白の花の群生。 ある意味で不気味な感があるものの、「揃っている」感のためか案外きれいに見えた。 昔に見たくすんだ赤白のイヌタデ。 日本でも見る種なのだけど、殊に小さな頃に住んでい街でよく見かけた記憶と、いま住んでいる街で目にした記憶と、この2つの街にはアメリカ軍の基地があり、それらの事がこのシカゴで見かけたイヌタデと結びついた。 アメリカから荷物や靴底にくっついてやってきた種、根を下ろし基地の街の風景の一部となってゆくその歳月や人々の暮らしや仕事を想像させた。

2023-10-01

団地で見たやぐら

   スマホ・アプリが言うには歩行距離18.9km。 せっかくなので晴れて欲しかったのだけど、思っていたより大きな疲労感を思うと曇りで正解。 ほんの20km未満でふくらはぎやらあちこち痛い。 高校生の時に全校参加で行われた「50km強歩」の記憶が遠く霞んで見える。 実際には約52km、よく歩いたものだ。 それも最初の1時間ほどはほぼ全員が走っていた。 最後まで走ったのもいて、2時間弱だったかでゴール。 こちとら約8時間はかかる。 数か月前から靴を調整するのでゴール後もへたり込むことなく、2年目・3年目と回を重ねるごとに少しだけ順位もあがって、ゴール後は写真部の部室に置いておいた自転車で約10km走って帰宅。 ...時間が経ってるからナ。 こんなもんかもな。
   立ち寄った団地は、建物老朽化で建て替えが進んでいる模様。 日曜の朝、高齢の方々の姿が目立つ。 団地に囲まれた... かつては囲まれていてちょっとした広場だったと思われる場所に、妙なやぐらを見つけた。 一見すると手作りの火の見やぐら。 通りかかった人に訊いてみると、やはり火の見やぐら的な目的と、お祭りがあったときに万国旗のような飾り付けをする中心になる塔だったように記憶しているとのこと。 しっかりと組んではあるのだろうけど、横方向の鉄パイプはどれも水平が出ていなかったりと、そうしたところも目を引くポイント。