2013-07-31

セミのぬけがら


   ここ1〜2週間でだいぶ目にするようになった、セミの抜け殻。
   今はアブラゼミの鳴き声のなかに、ミンミンゼミの鳴き声も目立つようになってきた。 抜け殻はセミの種類によって色が異なる。
   そういえば、以前は関西でしか聞くことのかなったクマゼミの鳴き声も聞こえる。

   そろそろ夕方にヒグラシの大合唱が聞ける頃かな。
   7月31日、もう10年くらい前か、朝の5時頃に、あたり一面のヒグラシの大合唱に遭遇したことがある。 ♭な響きの風鈴に似た風情のひとときだった。

2013-07-30

おしろいばな


   この数年、あまり見なくなったなぁと思っていたオシロイバナ。
   思いがけずいつもの通り道をちょっと入ったところに、たくさんの花を咲かせていた。 夏の夕方に馴染みの花の香りが、辺り一面に漂っていた。

   花を額の根元から摘んで、ラッパ状の花をその根元から、雄しべ雌しべがラッパ状の細くなった根元に引っかかるように2cmくらい伸ばす。 それを空に投げると、額を重りにして落下傘のように落ちて来る。 ふた昔前の、夕方の子供の遊びの風景だ。
   そして花が咲き終わると、黒い直径7mm程度の種ができる。 それを潰すと白い粉末状の中身が見える。 おそらくこの白い粉が「オシロイバナ」の由来なのだろう。

2013-07-29

雨つぶ


   はじめてこのレンズを付けて外へ出た気がする。 思っていたよりも立体感といい、精細さといい、写真を撮る気になる1本だ。
   雨は小康状態、水面には周囲の木々から水滴が落下して水紋を描く。 やや蒸した空気のなかで、清々しい光景だった。

2013-07-28

露草


   今年は夏前の寒さと、夏に入ってからの猛暑のためか、植物の生育があまり芳しくない。 特に花は小振りでいまひとつ元気がないように見える。
   例年よりも細身の茎に小振りで、どこか色の浅い花をつけたツユクサ。 似た名前の「ムラサキツユクサ」も花は小振りで色が薄い。
   「雑草」と、素通りしてしまう事の多いツユクサだが、今年はマクロ機能を有したレンズが手元にあり、少し、向き合ってみようと思った。
   酷暑という暑さでもなく、そこそこ湿気のある、普通と言えば普通の「夏」の朝の風景。

2013-07-27


   クルマでの移動が続いてなかなか写真を撮るに至らなかった。
   お昼頃は部分部分で豪雨のようだ。 その雲を遠目に見ながらの移動だったのだが、積乱雲や早く流れて行く低めの雲に、写欲をそそられる空だった。
   で、ようやく撮れたのが、この柔和な入道雲。
   今年は、近年あまり見る事の出来なかった「入道雲」がたくさん見れる。

2013-07-26

おでむかえ?


   帰り道脇の駐車場にノラネコが集まっていた。
   いつもなら逃げるか睨むかのネコなのだが、エサを貰えると勘違いしたのだろう、キョロっとした目で寄ってきた。
   数枚を撮ってその場を後にしたのだが、「あれ、食べ物は?」って念を背中に感じた。

2013-07-25

いつかの蕎麦屋


   もうこの蕎麦屋を訪れたのは10年ほど前の事。
   お昼少し前の店内は混み始めていて、すでに個別のテーブルには案内されず、大きな木の切り株のようなテーブルに案内された。
   大きなスピーカーが置かれ、真空管のアンプでドライブされてジャズが流れていた。 電源は家庭用電源なのか、時折何かのノイズを拾って低い「ボコん」という音が大きく鳴る。 こうした繊細なアンプは乾電池でドライブすると澄んだ音も期待できようが、そもそもCDプレーヤなどからの音の信号にもノイズが乗ってくるだろうと思うと、まぁ、時々の「ボコん」音も愛嬌といったところか。 音としては悪くない。 弱々しい入力のため、まるっきりボイス・コイルの動きそうにないJBL製とおぼしき巨大ウーファーは、かろうじてという感はあるものの芯を感じ取れる定位感。

   蕎麦はといえば、程よい歯ごたえと、程よい温度、心地よい甘みとからさのつゆ、噛むと広がる風味といいなかなか爽快な印象だ。
   また今度の機会には、立ち寄ってみようと思う。

2013-07-24

降水確率50%


   午後になって雨。 時々空が明るくなり、水滴を多量にたたえた藤棚の藤の蔓。 お互いに絡み合いながら伸び、棚に絡み、びっしりと葉を茂らせていた。

2013-07-23

夏の雰囲気


   暑すぎない夏の日の風景。 涼しい風が微かに吹く午前、公園では、ジンベエを着た近所のおじいちゃん達が、うちわで扇ぎながら集まって談笑中だ。 子供の姿がないので些か殺風景だが、近年はその方がカメラを手にしやすい。
   夕方は大雨、雷。 東北では雨量が多すぎて被害も出ているようだが、こちら、今日は一昔の夏を思わせる空気の匂いだった。

2013-07-22

降り出した


   数日前の週間天気では「猛暑再来」って、夏日がごそっとやってくる予報だったのだが、今朝の予報では雨降り続きの予報となっていた。 しかも東北では「多雨・高湿・冷温」だそうだ。
   地球の研究者の間では、地球は温暖化ではなく冷温化に向かっているというのだが、随所に疑問ではなくやや納得の方向に「そうかな?」と思わせる現象も時折ちらほら。 今の「温暖化」は太陽活動が活発なために起きているだけなのだというのが、そうした学者さん達の見解のようだ。

   今日は朝から、絡みついてくるような強い湿気があり、温度はさして高くなかったが、1日息苦しい湿気に見舞われた。 概ね曇り。 夕方には雷が鳴り、水分の重さに耐え切れなかったという風に大きな雨粒がどんよりした雲からこぼれ始めた。 数日は雨と曇りが中心になる天候のようだ。

2013-07-21

朝のイメージ


   朝はやく花を咲かせ、陽が昇るころにはしおれはじめてしまう蓮。
   葉に朝露が玉になり、ようやく明るくなり始めた涼しい空気の中に咲いているのがハスの花のイメージだ。
   今日も暑さは柔らかく、遠くのミンミン・ゼミの声も、弱く流れる風の印象とさほど差がない。

2013-07-20

小町


   流れる電車の窓の外の景色、あれ? 夏至の日よりも日が長い... なんて事はないよなぁと思いながら調べてみると、夏至の6月21日の日の入りは19:01だった。 午後7時を超えてるとはさすが「夏至」だと思いながら、今度は今日の日の入り時刻を調べてみると18:56だった。 なんとこのひと月で5分しか縮んでいなかった。 これはだいぶ得した気分。 夏のワクワク感のひとつは、日が長くてどこか遠くへ行けそうな気がするところ。

   ここは2年ぶりだろうか、今日は過ごしやすい天気だった事もあってちょっと足をのばしてみた。 かつてのこの駅の記憶は、駅前に原野が広がるような景色だったのだが、なんと小さな街が出来ていた。
   駅前にスーパー、それを囲むように一軒屋の並ぶ住宅街が形成されている。 駅のドまん前にスーパーと住宅ということは、数十年を経た後、これ以上に特に発展する要素もなく住宅を羅列したまま時間が流れてゆく、そうした風景が広がっているのだろうと想像してみた。
   原野というか原っぱというか、それはそれで味というか、「まっさら」という期待感の楽しさがあったかなぁ。

   夕方にヒグラシとオーシンツクツク... 正式な名前が分からないが、微かに耳に届いた季節の鳴き声。

2013-07-19

虹彩


   太陽の周りに野路のような虹彩があった。
   筋雲というよりは、薄い衣のように流れる雲を照らし、虹の色をまとう太陽。
   風はどこか涼しく、厳しい暑さを覚悟していたが、間近に山を望むような爽やかさが混じる。

2013-07-18

夏の夕


   ここのところは過ごしやすい気温だったが、今日からまた暫くは猛暑だ熱射病だという声が声がきかれる暑さだそうだ。
   日中は普通に晴れ、小川で水遊びをする子供の姿もあり、その日差しも木漏れ日も、夏らしい風景だった。 夕方には夕立がやってきて、空には積乱雲が見え隠れしている。
   あちこち移動してみたが、なかなか空が開けている場所が無い。 結局、ほぼ日没の時間になってやっと、店じまい直前という感じの入道雲をつかまえた。

2013-07-17

はじめて見たときは


   カラスウリの花。 秋には高木にツルを絡め、手の掌で軽く握ったくらいの大きさでオレンジ色の実を付けるウリである。 スイカの縦縞のような、しかしオレンジ色に同化してしまいそうな薄い白っぽい模様があり、ウリとは言うがその中身は納豆のような種がひと塊ある程度のもので、まず見た目にも食用には適さないといった姿。
   その花なのだが、小さい頃からカラスウリは身の回りにたくさんあった割りに、これを目にしたのは近年になってからだ。 初めて見たときは思わず引いた。 一歩後ずさりした。 日の暮れる頃に真っ白に浮き上がる、触手を広げたような見た目が何とも不気味に思えたからだ。
   ...慣れれば「夏の風情」である。

2013-07-16

over the clouds


   'Lil bit cooler in these two days even sun shines. Tomorrow, might be cloudy and rainy in the afternoon. Slightly soft focused moon appeared over the clouds.

2013-07-15

cosmic sky


   No haze toady. It sounds like thin air higher altitude sky that is almost cosmos.

2013-07-14

humidity


   So humidity. After taking this one, it was rainy strongly for a while.
   Hot, humidity, sunshine and rain - plants might really need them for the time to grow, but I or most of people wish them not too strong. Not too hot, Not so humidity, Not so strong sunshine and hopefully Not rainy - it might be called "a fine day", isn't it?

2013-07-13

めしどき


   ノラネコの集団が、1年半くらいの周期で入れ替わっているようである。 そして変わらず同じ場所にエサを置く人がある。 近所からは歓迎されにくい行為であるためか、その人はユーレイのように何処からともなく現れて、いつのまにかエサを置いてゆく。 ノラとはいえなかなか体格がよい。
   エサの横取りを警戒する顔つきも、自分たちの縄張りをよく意識している感はある。 が、やっぱりエサは貰い物という、何だろう? "FAKE ノラ"って感じ。

2013-07-12

ノウゼンカズラ


   惰性で動いているのか、気力で持っているのか分からないような暑い午後だった。 今日も35℃だ、37℃だ39℃だという声が聞かれた。 というか、ここンとこずっとだ。 ずっとこの調子が続くのだろうかとグッタリな想像も、あながち外れない気もしてくる。
   さてさて、目にはするがなかなか撮れなかったノウゼンカズラ。
   どこの国の原産かは知らないが、日本種離れした感のある花や蔓性の新芽、藤の木のように絡む幹と、かんか気になる目を引く木? 草? だ。 これがマメ科だとすれば、藤やニセアカシヤやジャカランダなんかも仲間なのだろう。 後で調べてみようとは思うが、「何者だ?」と、よく思う、ノウゼンカズラ。

2013-07-11

霞む湿気


   湿気で霞む感じ。 景色が黄色い感じ。 あんまり歓迎したくない、夏の景色。

2013-07-10

坂道・帰り道


   湿気がまとわりついて、汗で着ている服がユルむような夏の暑さ。 陽が落ちても涼しくなるでもなく、熱気につつまれながら路地を曲がる。
   疲れをさそう暑さだが、坂の下へと続く街並が、ちょっとだけ涼しく見えた。

2013-07-09

コオニユリ


   今日も暑く、夕方、ネコがヒトの往来も気にせず道ばたでノビていた。

   さてさて、関東の地生のユリなのでは? という種である。
   言われてみれば小さい頃は、これが近所によく咲いていた。 土手のノカンゾウやノウゼンカズラよりもこれを良く見た。
   花に斑点はなく、やや大振りな同じ色のユリで、オニユリというのもあるようだがそちらは出会った事が無い。
   何よりもこのコオニユリを強く印象付けたのは、カラスアゲハが結構な頻度でやってきたからだ。 よく見るアゲハ蝶よりも一回り大きく、ほぼ真っ黒の羽を大きく羽ばたいて飛翔する姿は精悍で、イザとなると飛行速度も上昇速度も早く力強さを思わせる。
   オレンジ色の花とアゲハは夏の代表的な景色のひとつ。

2013-07-08

夕立、あがりかけ


   最高気温が35℃だ37℃だ39℃だ熱中症だと、異様な暑さがやってきている。 今年はじめて近所で聞いたアブラゼミの鳴き声はすでに夏バテしてそうなスロー感。
   そんな夕方、派手に夕立がやってきた。 雷も鳴っている。 ほんの数時間だが、涼しい空気がやってきた。

2013-07-07

入道雲


   "小暑"と暦に書かれていた。 その語感からすれば「ちょっと暑くなってくる頃」なのかなぁと思ったのだが、とんでもなく暑い日だった。
   夕方には長いこと目にする機会のなかったでっかい入道雲が、ものすごい勢いで目の前でもくもくと盛り上がっている。 カメラに付いているのは50mmのレンズ、このカメラでは35mm判換算で66.5mmというやや長めのレンズであり、このときは「もっと広いレンズが付いていれば」と何度も思った。せめて35mm、全体を入れるなら21mmは欲しかったが、この50mm、雲の質感をよく捉えてくれた。 まぁ、よかったのかも。

2013-07-06

梅雨明け


   梅雨が明けたと発表があった。
   今日の午前は異様に蒸した。 午後になって涼しい風も吹き、幾分過ごしやすく感じられ「うだるような暑さ」と、夏の夕暮れの涼しさの両方があったように思う。

   関東北部では今月2日頃から蝉の鳴き声が聞こえ出したそうだ。 まだまだ遠くで数匹が鳴いているといった風らしいが、大合唱となる日まではそう遠くはなさそうだ。
   関東北部といえば、利根川水系は梅雨の間でも取水制限と言っていたが、梅雨明け直前の雨で少しは潤っただろうか。

2013-07-05

ノカンゾウ


   ノカンゾウの花だそうだ。 土手で見るノカンゾウよりも花の色が濃いように見えた。
   よく耳にする「カンゾウ・エキス」というのはこの草の根だという話もある。
   アメリカにある"Root Beer"の"Root"もこれではないかと思うのだが、「リコリス」という、あれは甘味料なのだろうか、その成分こそがあのの"Root Beer"の味だという思いもある。 はて、この2つ、おんなじ物なのだろうか?

   そういえば、最近Asahiから発売された"Spiral Grape"というブドウ味だという飲料、あれには微妙ながら「リコリス」の香りが乗っているように感じる。 ハロウィーンにお店に出回る、黒いグミやジェリー・ビーンと同じ味だ。 黒い蜘蛛を模ったグミや、ちいさな袋ながら1袋まるまる黒いジェリー・ビーンという、ハロウィーンはリコリス好きには貴重な期間なのである。

2013-07-04

青空と雲


   小学校の建設現場。 かつては校舎があって、体育館があって、道路沿いからは広い空を見ることはできなかった。
   この少し前には、雲に虹色の色彩があって、なんとも彩り豊かなものだった。 関東以外では豪雨が報じられていて、いささか見慣れない雲の造形はそのためなのだろう。 街の一角に、ぽっかり空いた、青空と雲。

2013-07-03

MATSUZAKAYA


   あんまり.. 馴染みはないのだけど、閉店とのニュースを聞いてカメラを向けてみた。
   今後は統合商業施設として新しいモノが建てられる計画だそうだ。 そのうちに三越やWAKOなども無くなってしまう日が来るのだろうナァ。 コンクリートの躯体だとすれば80年持てば長寿の域だろうし、石で出来ていたとしても車の排気ガスにさらされて長くは持たないだろうし。
   当たり前だった日常の風景は、少しずつ、毎日、感じているよりもはるかに早いペースで変化していると、こうした目立った変化を目の当たりにすると、ふと我に返えるように認識させられる。

2013-07-02

晴天終了?


   少しずつ看板の銘柄が変わっている気がする。
   梅雨が明けてしまったと思うようなここ数日の晴れ続きだったが、今日は怪しい雲行きだ。

2013-07-01

空の景色


   よく晴れた --- そういう感じの夕刻のひととき。 飛行機雲や、繊細に広がり棚引く雲。
   夏至は過ぎたから、もう昼の時間はどんどん短くなってきてるハズ。 とはいえまだ19時くらいまで明るい。 雨や曇りで日の長さを実感できない日が多いのも手伝うのだろう、こうして時折訪れる、心地よく長い日の貴重なこと。