一寸レトロ
昭和50年代、西暦だと1975年頃以降に地方都市で時々見かけた青い瓦が垂直に近い壁に並んだ建物。 小4だったか小5だったかの頃に、友人に誘われてこうした青い瓦のスナックに入った事がある。 友人はその近所でママさんとは顔見知り、友人のお母さんとママさんとも知り合いで、別段「スナック」であるという点には何ら反応するでもなく時々立ち寄るのだという。 時に食事もするという。 というわけでやや誇らしげに店内に案内されてカウンターに座り、ママさんの作る「スパゲッティー・ナポリタン」を食べたのが「初めてのスナック」だった。 以降、スナックという存在にはどうも馴染めていないのだが印象はけっこう強かったようで、街々の風景にこの手の建物を見るとなんだか懐かしい感じがしてくる。 だいたい地方都市1つに1軒はこの青い瓦の建物を見る気がする。 どこも古くなっているし、かつての活気は感じなかったりで絵にはなりにくいのだけど、やっぱり気になって時々写真を撮る。