2015-03-27

Stove


   とあるパン屋さんの店内にあるストーブ。
   昨日まで、暫く寒い日が続いていたが、予報では今日は、最高気温19℃。 高めの気温は1週間ぶりくらいだろうか。
   朝の空気はまだ冷たく、弱めに焚かれた暖炉はありがたい。

2015-03-26

ぺんぺん草


   アブラナ科ナズナ属とのこと。
   このハート型の種の、茎への付け根付近を軽く引っ張り薄い皮のみで繋がるぶらぶら状態にする。 幾つかの種をそうしてぶらぶらにし、茎の根元に近い方を人差し指と親指などで持ってくるくると回すと、種子部分が互いに当たって「ペンペン」と音がする。 言ってみれば極小デンデン太鼓。
   これがこの「通称」の由来だと思っていたが、インターネット上に見つかる情報には、三味線のバチに似ていたところから、三味線の音を模して「ぺんぺん」と言われるようになったとの説や、夏に無くなるから「なづな」あどの説もある。
   有史以前に麦栽培と共に日本に入ってきた帰化植物とも言われるようだが、ナズナと言えば「春の七草」とうほど日本には馴染んでいる。 これまでもたくさん「ぺんぺん草」は見てきたが、小さな花をよく見たのは今日が初。 マクロ・レンズなんて持ってたら面白いンだろうなぁと思った瞬間。

2015-03-01

MA-R


   カセット・テープには、TYPE I(ノーマル・ポジション)、TYPE II(ハイ・ポジション、クロム・ポシション)、TYPE III(フェリ・クロム・ポジション)、TYPE IV(メタル・ポジション)の4種類がある。 うち、一般的だったのがTYPE I、II、IVの3つ。
   このMA-Rは、「メタル・テープ」で、当時のTDKの最高峰。 重たい金属枠を持ち、これが振動を抑制して高音質を引き出すというもの。 その後、ソニーからも同様のコンセプトで、「ハーフ」と言われる"カセットの殻"がセラミックで出来、ややずっしりとした手応えのものが、確かTYPE Iの「HF Master」、IIの「UX Master」、IVの「Metal Master」とそれぞれの「ポジション」にライン・アップされたと記憶している。
   個人的にはTYPE Iの「ノーマル」を一番自然な音に感じていたので、「ノーマル」のなかで最も高性能と言われるものを多用していた。 「メタル」はやや硬質な音という印象で好き嫌いの分かれるところだが、その音の量感と解像度に優れ、LPレコードを買ってくると、この「メタル」の「MA-R」に録音し、それを聴いていた。 LPレコードは「針を落とす」1回目、テープもパッケージを剥いて1回目で録音する。 レコードは針で擦るごとに音溝が僅かずつ削れるだろうという事で「1回目」、テープは何度も消去しながら録音できる原理ではあるが、なぜか「1回目」の音が良く、レコード1枚1枚異なる「録音レベル」を予想してカセット・テープへの「録音レベル」を決め、緊張の中に針を落とし、録音スタート。 どきどきしながら「レベル・メーター」とにらめっこ。
   録音という緊張感はクセになる。