2020-09-30

彼岸花、咲き始め

   27日くらいから開き始めたのを目にするようになった。 土手や木陰で咲いているのが似合う気がする。
   もう随分と前、映画「野菊の墓」(松田聖子 出演)の撮影地の近くで彼岸花を撮ったことがあった。 前から「彼岸花を撮りたい」と思っていて、ようやく。 夕刻、Kodak Ektachrome 64 (EPR)で、レンズは28mm、ストロボを発光して手前に配した彼岸花を暗めに落ちた藍色の空に浮き出させるように撮った記憶がある。 結果は思ったよりもコントラストが低く、花の赤の際立ちもいまひとつだったと記憶しているが、「初・彼岸花」としてはまずまず。 また色々な角度から撮ってみるのも良いのかも。 最近そういうのあまり意識してないなぁ。 フィルムの「実効感度」ありきの世界を、また意識して撮ってみようか。

   6 bit code: Summarit-M 35mm f2.5、Photoshop C.C. Lens Profile: Summarit-M 35mm、Barrel Distortion Adjusted: +165

2020-09-29

茜色

   日が暮れる直前の一瞬、西の空に明るく赤い雲が棚びいた。 朝夕はずいぶんと涼しい。 つい10日ほど前まで「夏日」と聞いていたのはもう忘却の彼方。 急速な秋への気温の変化があり、冬の早朝に見る朱色の朝焼けに似た今日の茜空には、やはり急速に近づいていそうな冬の寒さを思う。

   今日は午後から行った病院の待ち時間、約3時間半ですっかりぐったり。
   朝に小さなヤモリを見たが、無事に冬を越せるだろうか。

   6 bit code: Summilux-M 35mm、Photoshop Lens Profile: Nokton Classic 35mm

2020-09-28

晴れた日

   久々に「晴れた」と思えるくらいの晴天。 ようやく空気が澄んで秋を思う天気に。 富士山では例年より24日早く初冠雪とのこと。

   6 bit code: Summilux-M 35mm、Photoshop Lens Profile: Nokton Classic 35mm

2020-09-27

老舗旅館


   この旅館の前は何度か歩いているが、門が開いて入口が見えたのは初めて。 2年ほど前に、この近所のお米屋さん曰く「この先に古い旅館があるよ。まだやってると思うなぁ。」と言っていたが、営業している雰囲気は見いだせずだった。 でもこの入口の戸のガラスの透明感は、いかにも営業している旅館のそれという雰囲気。

   6 bit code: Summilux-M 35mm、Photoshop Lens Profile: Nokton Classic 35mm

2020-09-26

ベーグル

   おやつ用にベリーベリー・ベーグルを。 路地と言ってよさそうなくらい奥まったところにある小さなパン屋さん。

   6 bit code: Summilux-M 35mm、Photoshop Lens Profile: None

2020-09-25

落ち葉

   ユリノキの葉。

   6 bit code: Summilux-M 35mm、Photoshop Lens Profile: Nokton Classic 35mm

2020-09-24

まるい取っ手

   ここはかつての米駐留軍のメイン・ゲートの真ん前にあたる場所だそうだ。 そのビル、ここで、つい20年ほど前までパスポートの申請手続きなどができた。 今のパスポート・センターは駅ビルに移動していて、駅に直結し、人の流れの中心とも言えるそこにあるのはいささかの違和感もない。 米軍基地の場所と、海外との窓口といった諸業務を行うビルとが近くにあるのも、当時を思えば当然の位置関係なのだろう。 ところで、横田基地や横須賀基地の中は、ゲートをくぐればそこはアメリカの領土の扱いだが、...軍の基地なので当然、軍の属する国という扱いだとは思うが、「駐留」の基地もそうだったのだろうか。

   丸い手動ドアの取っ手。 そうした時代を担っていたという「おごり」が微塵もないところがまた、このビルの面白く見えるところ。
   6 bit code: Summilux-M 35mm、Photoshop Lens Profile: Simmilux-M 35mm

2020-09-23

喫茶店だったとこ

   数年前まで「華や」という喫茶店があった。 このシャッターの奥の右手に階段があって、地下にこぢんまりとした、暗めの照明のなかに低めのテーブル席が9卓ほどだったろうか、並ぶ小さな喫茶店だった。 午後に立ち寄ると、客は常連さんと思しき人たちが3分の1から半分ほど、よくある黒い合成皮の、ソファーと呼ぶにはその2歩手前ほどの座席に一体化して座り、注文したコーヒーはソーサーがテーブルにめり込みそうなほどの長居の様子。 常連でなくとも小1時間も本を読むにはちょうどよい空間。 こちらは昼の腹ごしらえのみなので、チーズ・トーストに軽く塩を振り、グアテマラかブラジルにクリームと砂糖をたっぷり入れ、小さな厨房で動くマスターの、ぼやけて視界に入るのに促されるように食べ進める。 グアテマラ、ブラジル、響きが美味しそう。 味の違いは覚えてないし、そもそも味の記憶がない。 けれども、「サイフォン」でフラスコの球のなかに心地よく吹き上がったそのコーヒーは、スッキリした飲み口だったように記憶している。

   6 bit code: None、Photoshop Lens Profile: Nokton Classic 35mm

2020-09-22

コスモス


   日射しがほしかったな。

   6 bit code: None、Photoshop Lens Profile: Nokton Classic 35mm

2020-09-21

ねこじゃらし


   昨夕・今朝と、空気が冷たいと感じた。 先日まで夏日だ何だと言っていたのがちょいと嘘のよう。 最近は曇天や雨も多かったし、この先も暫く曇天と雨の予報。 そうして久しぶりに見る日の影には、おそらく実際は段階的な変化なのだろうけど、ある日ふと気付かされるように急速な季節の移り変わりを見せられる。

   6 bit code: Summicron-M 35mm、Photoshop Lens Profile: None

2020-09-20

朝見た花


   ここにあった住宅がなくなり空き地になったのは確か2ヶ月ほど前。 その後、珍しくきれいに雑草が生え揃い、所謂「草ぼーぼー」という感じがしない。 そこに最近出てきたのがこの白い花の草。 草と言うには大ぶりだがこれが2〜3株ほど。 雨の降りそうな曇り空によく映える。
   「アメリカチョウセンアサガオ」、「チョウセンアサガオ」、「ヨウシュチョウセンアサガオ」などとざっくりと呼ばれているようだが、実際には厳密に種類が規定されているよう。 ナス科の「ダチュラ」の仲間で、栽培種もあれば雑草とされる種もある。 後者には毒を持っているという見解もある。 以下、毒のあるとされる例。

   「アメリカチョウセンアサガオ」「チョウセンアサガオ」について -- Wiki Pediaより:
   中央アメリカおよび南アメリカが原産で、現在はアフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパに分布する。
   この植物の全体が危険なレベルの毒を含んでおり、人間や家畜やペットを含む他の動物が摂取すると死にいたる場合がある。
   国や地域によってはこの植物を購入、売却または育成することが禁止されているところがある。
   ケチョウセンアサガオは、他のチョウセンアサガオの種と同様、非常に有毒なアルカロイドであるアトロピン、スコポラミン(ヒヨスチン)、およびヒヨスチアミンが含まれている。
   アステカ人はplant toloatzinと呼び、スペインによる征服以前の長い間、それらの成分の鎮痛剤としての作用を見出し、傷の湿布など多くの治療目的のために使用した。 多くのアメリカ原住民は、幻覚や通過儀礼のための幻覚剤としてこの植物を使用している。
   この植物による中毒は、通常、現実と空想を識別する能力の完全な無力化、高体温、頻脈、奇行(おそらく暴力的な行動)、および痛みを伴う光過敏の結果による重度の瞳孔拡大であり、これらの症状が数日間続く。 顕著な健忘も報告されている。

   トゲのあるイガイガの実が生り、いずれその中からタネが弾け飛ぶらしい。 実(み)はイガイガ付きのフットボール型で長さ3cmほど。 同じような形の実としては、小学生の頃、下校時に投げて遊んだ小指の第一関節ほどの大きさの「オナモミ」を思い出す。 こちらはキク科らしい。 近年見かけるのはメキシコからの帰化植物で「オオオナモミ」だと言われる。 「オナモミ」の語源は、この葉を揉んでつけると虫刺されに効くとされ、その揉む動作「生揉み(なもみ)」からとのこと。 この「ひっつく」造りがマジック・テープのヒントになったとも。

   6 bit code: None、Photoshop Lens Profile: None

2020-09-19

その筋?


   この夏、「コロナ禍」のために例年行われてきた「お祭り」が無く、まもなく秋分を迎える今日の曇天に閑散とした神社の境内を歩いていると、錆びてなお主張の強い看板が気をひいた。 近寄ってはじめて書かれている内容がわかるような赤錆。 曰く「その筋の...」、と冒頭。 この看板の「強気」な空気は書き手の念いか。 この「努力賞」的な佇まいに、「子分」のような吸い殻入れ。 ただ微笑ましく映る。

   「その筋の指導により たばこの吸い殻以外の ごみは持ち帰って下さい  社務所」 --- 後半の普通さに肺の力がホヘ? と抜けてしまうあたりがまた殊に...。

   6 bit code: Summicron-M 35mm、Photoshop Lens Profile: Summicron-M 35mm

2020-09-18

「夏日」さいごの日

   今日は「33℃ほどになる、最後の『夏日』」という予報だった。 最高気温は32.7℃でほぼ予報通り、湿気も強かった。 「明日・明後日は雨がちで、この雨がひと通り降ると秋の空がやってくる」という。 例年ならば9月6日頃にそうした雰囲気に変わってゆくのだけど、殊に今年はいつまでも夏の湿り気を引きずる。 21日には秋らしくなってゆくのを期待して。

2020-09-17

アーケード


   最後にここを撮ったのは一昨年の12月ごろだったか。 美容室の入り口のドアは、以前はオレンジのアクリル色のガラスに丸い取っ手だったが、今日見たら普通に茶色のアルミ枠に銀色で縦長のコの字の取っ手になっていた。 和菓子屋さんはシャッターが下りていたが、今日たまたまだろか。 寝具屋さんが2軒、1軒は昔ながらに店頭にふかふかに膨らんだフトンを展示していた。

2020-09-16

立駐パレット


   曇りだからか、日射しがすっかり秋。 街の細部を浮き立たせる斜めに射す陽の光は、毎年同様なのかは不明だけど、立秋から白露頃までの短い間だった。

2020-09-15

U.S.A.F. Pave Hawk


   "HH-60G Pave Hawk"で合ってるかな。 横田基地からやってきた2機。 ベースは「ブラック・ホーク」(UH-60)らしい。 今日は他に、防災のエアロスパシャルと警察のエアロスパシャル、自衛隊のUH-1、CH-47 チヌーク、米空軍のC-130。 戦闘機の音もしてたような..。
   午前はわりと晴れ、午後には雲がせり出してきて曇り。 日の入り頃には少しだけ雲が割れて少しオレンジ色に。 いわし雲の切れっ端のような雲も少しだけ出て、「どことなく秋」といった風景に。

2020-09-14

Out of Focus


   Voigtländer Nokton Classic 35mm F1.4 II MCでの1枚目、Out of Focus。

2020-09-13

朝だけ晴れ


   朝だけ晴れていた。 もう9時ころには雲がびっしり空を覆って、夕方には雨が降っていた。 秋らしい秋が待ち遠しい今日このごろ。 ..このまま冬に突入だったりして。 そして冬もハッキリしないまま春の陽気に覆われ、春も短く梅雨になって、やっと夏を迎える頃には立秋。 秋かと思いきや夏日か雨の中途半端な日々。 季節のハッキリしない最近だけど、不思議と暦通りには何かが変わる。

2020-09-12

ヤブラン?


   雨降りのせいもあってか、17:54でこの暗さ。 感度はISO 1250になっていた。 シャッター速度は1/25。 PLフィルターを外してたらもうちょっとラクに撮れてたような..。 この条件ではさしてPLフィルターの効果もないとは思いつつも、このPlanar 1.4/50は、デジタルで使うようになってから少し画がぼんやりして見える気がしてあまり使って来なかった。 しかし、最近になってCONTAXと刻印の入ったC-PLフィルターを道具箱の中に見つけ、使ってみたところグッと引き締まった感じになったため、ここのところ常用レンズになっている。

2020-09-11

ひとふさ


   鳥がついばんだのだろうか。 今日も日中は湿気もそこそこあって暑かった。 夕方まで積乱雲がたくさん、日の入り少し前には空のあちこちに帯状の雲がたなびいて黄色に光って見えた。 斜めに陽が当たった壁などは何とも表情豊か。 日射しはずいぶんと弱く、湿気も真夏ほどではなく、夕方の風は涼しく、日没も早い。 去年より日没が早い気がする。 やっぱり地軸の傾きが大きくなったんじゃないだろうか。

2020-09-10

まだ遠く台風の名残か


   たまたま写ったツバメ。 まだ南へは渡ってないんだなァ。 もう18:30にもなるとほぼ真っ暗。 まだまだ毎日暑くて秋にもなっていないと思うのだけど、少しずつ日没が早くなるなかに風景も急速に変化し、暮れた空の藍色も深くなって見え、どことなく何となく冬を迎える気分。

2020-09-09

少しずつ秋の日射しへ


   午後、東西南北の全方向に積乱雲。 9月ももうじき半ばという今日になって、夏らしい入道雲... と呼ぶにはやや物足りない感じはあったが、夏の空に。 そして夕方には筋雲もたくさん見られた。

2020-09-08

少し穏やかな夕方に


   朝から晴天で、遠くに積乱雲。 昼過ぎに驟雨。 夕方は少し涼しく、少しだけ秋の雰囲気も。

2020-09-07

落ち葉の頃


   落ち葉、中秋の名月、ススキ、ダンゴ、酒、白露、放射冷却、朝霧 --- きょう耳にした季節の単語。

2020-09-06

遠く台風を思う空


   移り変わりの大きな空模様だった。 夕方には天気雨が降って虹が出た。 だいぶオレンジ色になった日没前2時間強の陽光。 その頃には外気は25℃になっていて、連日30℃前後だった夏の気分も昨夜ひと晩続いた雷雨に拭われ、早くも忘れ去られてしまいそう。

2020-09-05

今日の空


   もこもこ来たけど、それほどのエネルギー感はなさそう。 もう日差しが秋っぽくなっているし、「入道雲」とは行かないのだろう。 ひと雨ごとに秋らしさを増す時期。 今夜やってきた雷雨の影響はどうだろう。 降ったあとも「もわぁ~」としていたけど...。

2020-09-04

少し影が長く


   通りの奥までクッキリ見える。 湿気はそこそこあるように感じるが、その透明感は秋。 エアコンの効いた室内にいる限り、窓の外の風景は「秋」。 ながら、外に出ると夏の気温。 ギャップに驚く体から汗が出てきて、マスクのために吸気と排熱が不十分で、あっという間にゲッソリ感。 遠くには入道雲が。 できれば濃い青空にモクモク湧き上がるのを見たいのだけど、その姿は、遠く霞の中にどっしり鎮座しているよう。 雲と言えば、今朝は流れるような雲やウロコ雲や、様々な雲がオレンジや黄色がかった朝日に彩られて見応えがあった。 台風も来ているし、夏でもない、秋でもないような、季節で表すには落ち着きどころのない空の景色ながら、その実、移ろいの手順をしっかり踏んでいる過程なのか、どこか静寂でゆったりとして見える。

2020-09-03

雷鳴と散歩


   大きな台風が九州付近にある。 日が暮れる頃には湿気も暑さも引いたものの、昨夜から強い湿気で、昼過ぎに雷鳴、夕方まで蒸し暑く時に強い雨も。

2020-09-02

日没頃。雲、橋、飛行機。


   9月になってしまった。 もう間もなく、仕事帰りに自然光で写真を撮れなくなってくる。 この頃の夕方の、紫色やオレンジの空色は、コシナ製のBiogon 25mm と相性が良いように思う。 程よいシャープネスと階調の出方にはどことなく共感のようなものを覚える。 時々、以前に持っていたCONTAXの Distagon 25mm (F2.8 MM) だったらどんな画が撮れただろうかと考える。 そのレンズを使っていた頃は、25mm は広すぎた。 というより恐らく、その頃、25mm で撮りたい風景がたまたま無かっただけのようにも思う。 実はちょっと馴染めないキャラクターのコシナの Biogon 25mm ではあるけれど...、なぜか今は「これでいい」と思う。
   ...そうか、また日没が早くやってくるのか。 明るい35mmを探してみようかな。