「11月上旬の気温」というほどの寒さは感じなかった。 1枚多く羽織っているのだから当たり前といえば当たり前なのだけど、あの酷暑からは20℃ほども開きのある気温は、落差が大きすぎるのか、寒さを感じないと言うよりはどんな気温なのかわからず「暑い・寒い」を認識できていないという風。 体のダルさを思えば、「冷え」が着実に体に入り込んでいるのを思う。 もう少し季節が進めばさすがに呑気なことも言っていられず、肩に力が入って背中が丸まって手を袖に引っ込める絵柄も思い浮かぶ。
10日ほど前に、期待して原っぱに行ったときにはガマズミはまだ色づいていなかった。 きょう、違った場所で目にしたガマズミの実は赤くなっていて、種類が違うのか実が大きく葉の虫食いが極めて少なかった。 雨のためか寒さのためか、実が重いのか、実の付いた茎がやや下を向いていて、本来なら紫陽花の花のように上を向いて赤く艷やかに付くガマズミの実だが、ずいぶんと様子が違って見えた。 そろそろキンモクセイも咲く頃か、ガマズミの色づきは秋の入口の「知らせ」のようなもの。 本格的な紅葉まではあと2週間ほどか。