2025-03-13

水辺へ

   最近はだいぶ日が延びて、夕方に雲の表情が分かるくらいの明るさが残り、西の空は鴇色? うすいオレンジ色が広がって見えることもよくある。 ライカ M8を使っていた頃は撮影感度ISO 160でしか実用ではなく、手元にあるレンズの最小F値がF2.8で、たしか3月14日が18時頃でも手持ちで撮ることが可能になる境目だった。 修理でほぼ全ての基板が交換されてからはISO 320でもノイズが気にならず撮れるようにはなったのだけど、それでも秋の日が短くなる頃と、春の夕方が明るくなり始める頃には、より多くの光を取り込みたくてF値の明るいレンズを欲していた時期があった。 そう思うようになってだいぶ経ってからF1.4のレンズを購入し、それから程なくしてM8が壊れてしまった。 F1.4のそのレンズで撮れたのはほんの3枚。 それも故障の影響で画像の下の方が何だかヘンだった。 M8は保守用の部品のストックが無いとのことで修理不能。 2022年9月のこと。
   夕方の空に光が残る頃、といってもまだまだ暗く、今日はライカ M8とは対照的に暗さに強いソニー a7SIIを持ち出し、レンズも21mm F4とさほど明るくないレンズで絞りF8にして撮った。 暗くても撮影感度を上げたり手振れ補正を使ったりでわりと苦労なくシャッターは切れる。 「少し感度を上げれば」と思い、既にうす暗くなった時間から、「最近、水を撮ってないな」と思っていたこともあり河原に行ってみることにした。 遠くに釣り人1名、近くで水鳥の鳴き声、やや遠くで橋を渡るクルマとモノレールの音、橋や視界に入るマンションからの街明かり、ちょっと強めの風、やや湿気を帯び少し日中の暖かさを残す空気等々に「4月上旬の空気の匂い?」と思いながらしばし水辺を散策。
   今朝は福寿草が咲いているのを見つけた。