2025-03-07

1週間ぶりの快晴

   14時過ぎに外に出ると視界に点。 あらためて青空を見るとぽつりと月。 月と何か建物を一緒にと街のなかをあっちへこっちへ。 上を見ながら歩いていることが多く、商店街の端っこではカラスと目が合うものの「何してんだ?」と言いたそうに首をかしげられ。 花粉入りの冷たい強風に軽く疲労感を覚えた頃に、美容室と民家の間に月が見え。 準備不足で視界を横切る自衛隊のヘリの入った画は撮り逃し。
   ヘリといえば一昨日、無線機の修理の見積りが来たとお店から連絡が来た。 電波も出せる文字通り無線機なのだけど、広帯域受信と言われる色々な電波を受信できる特徴がある機体。 ここ20-30年くらいで警察無線はデジタル化してしまったので聞くことは出来ないし、バー・アンテナという部品を内蔵していないのでAMラジオはよく聞こえないし、でもいちばん聞きたかったのは航空無線で、地域的に東京コントロールを始め、近隣の自衛隊や米軍基地のやりとりが聞ける。 小学生の頃にラジオ制作に興味を持った時期があり、当時そうした部品やキットを販売していた神田の科学教材社というお店から通販で購入したとあるラジオがあった。 選局ダイヤルの目盛りは120とか145、146とか、150等の数字が書かれていて、購入時は実はこのラジオが警察・消防・航空等の業務無線を聞くためのものだとは分かっていなかったのだけど、120は120MHz前後の周波数を指しそれが航空無線だった。 あるとき念入りにダイヤルを回していたらハッキリ聞こえてきた無線のやり取り。 日本語で「全日空カントウ...」と、どうやら飛行機と管制塔との通信。 地上の温度や視界・飛行高度を確認しているよう。 雨の日で、恐らく晴れているだろう雲の上からの声が聞けていることが何だか不思議だった。 ラジオは程なくして壊れてしまったが、それからだいぶ経って買ったのがその無線機で、最近になり故障が見つかった。 購入から15年ほどは経っているだろうか、やっぱり航空無線が聞ける受信機がほしいなと思い、もう少し年月が経つと修理不能になりそうだとも思い修理を考えた。