明後日は神社の祭りの日。 初めてこの職場近くの神社の例大祭に行ったのは29年ほど前か。 この「お化け屋敷」の幕、ずっと同じ気がする。
以前はCONTAX RXやPENTAX K-1000を持って行ってみたり。 フィルムはKonica PAN 400とかILFORD HP5 plusとかKodak Tri-Xとか。 殆ど引きっぽい風景的だった撮り方が、金魚すくいの露天商の人を撮らせてもらったりと「寄り」っぽく撮るようになったのはLeica M8を使いはじめてからか。
M型ライカを使いたいと思う理由はやはり「レンジ・ファインダー」の存在感。 もちろんM型の形だったり、近年のM型のシャッター音だったり、色の出し方だったりと他にも「M型!」と思う理由は様々あるにはあるのだけど、何より、写真の撮り方というか被写体との距離感や関係性やらがレンジ・ファインダーでは独特な世界であるがため。 一眼レフではレンズの先の世界とファインダーを覗いた世界はどことなく別世界な感があり、ミラーレス一眼は露出を暗めにするとレンズの先の世界がファインダー見えなくなったり。 どのタイプも一長一短があるのだけど、一眼レフからレンジ・ファインダーへ移行すると、ファインダーを覗いた世界があまりにも素通しで、撮ろうとしている対象との近さは、レンズを透過するよりも、ヘタすると直接に対峙するよりも近いンじゃないかと感じることがある。 カメラを構えるこちらが自分をさらけ出さないと撮れなそうな感覚。 これがレンジ・ファインダー機を持つ面白さかも。 レンジ・ファインダーは、慣れないと写る範囲をきっちり把握できなかったり最短撮影距離が70cmと寄れなかったり、ズーム・レンズも無いしと何かと制約があって不便なのだけど、日頃はその真逆的に便利なミラーレス一眼の恩恵を受けつつも、時々は不思議とM型ライカを使いたいと思う。