2024-08-10

晴れたけど

   たしか昨年の8月4日。 この日は抜けるような深い青空と強烈な日射しとで、外を歩いていたら手足が痺れて目が回りそうになった。 写真を撮りながら歩いていて、気が付けば15時近かった。 歩はなるべく早めず急いで昼の営業時間を終えそうなラーメン店を目指した。 問いかけに「元気です」と答えると100円引きになる。 この日は初めての来店だったのでメニューにある、オススメと書かれたやや辛い味噌ベースのラーメンを「元気ですか?」「はい元気です」と答えて注文してしばし待つ。 他には3-4人のお客さんの姿があり、隣に座ったのは近くでネイル・サロンを開いているご夫婦で、米軍基地近くという土地柄からか日本語と英語が交互に聞こえてくる。 指先がピリピリ痺れながらそれとなしに聞いていると、なぜか日本語で話す内容と追って英語で話す内容は同じな模様。 さてラーメンが目の前に出てきたのだけど、バテバテの状態だし猫舌だしですぐには箸を付けられずゆっくりと食べだす。 ここは「麺硬め」が正解だったなぁと思いながらちょうどよく水分と塩分とが補給されてきて目の回る感じは取れてきた。 北向き店舗の入口のエンボス状のガラス越しに、青空と日射しの反射とが店内にやんわり入ってくるのを感じながらの遅めの昼食。 ふとカメラの液晶画面で撮ったコマをめくるとどれも真っ青な青空バック。 今年は立秋の前にはそうした日がなく、立秋を過ぎたが今日は快晴の予報にもしやそうした夏の風景では? と期待したがそうでもなく。 35℃前後を指す温度計に目をやり、季節はまだまだ夏なんだなぁと思いつつ。 きょう最も日射しによるコントラストの高かった、ラーメン店近くのジャズ・バーあたりの風景を。