2024-08-11

そろそろ暑さもピークでは?

   予報では39℃。 セミも鳴かないくらい暑く、七十二候では今は「涼風至」で涼しい風が吹いている頃だそうで、そろそろ暑さはピークかなと思う。 確かに風にはだいぶ涼しさが混じって感じる。 そして明後日頃からが「寒蝉鳴」(かんせんなく)で「ヒグラシが鳴き始める頃」なのだそう。 それが立秋の約1週間の後というのがやや意外で、それは、その昔に早朝のヒグラシの大合唱を聞いたのは7月31日だったし、ヒグラシの鳴く夕方は夏の風物詩というイメージだし、鳴く順番で言えば暑い盛りのアブラゼミに始まってヒグラシは夏の終盤を印象付けるような物悲しい響きと、どっぷりと「夏」のひとくくりの中にあるがため。 そもそも「セミが鳴くのは夏」というステレオ・タイプが心地よいので... 立秋を基準とした蝉の都合は、これ以上考えないことにしよう。
   今朝は、外出しようと駐車場に向かう道端にアブラゼミが仰向けになっていて、クツのつま先でちょんとつつくと飛び始めた。 鳴かないところを見るとメスなのか、とび先に困ってこちらに飛んできてシャツに止まった。 それはそれで困るので指で挟んで捕まえて、近くの藪のような処に置くことにした。 細い道を挟んで左右にちっこい市の公園と個人の柿畑の端の植え込みがあり、迷って後者の、人の背丈ほどの木の幹に止まらせた。 多少は飛べそうなので樹液を吸える木には移動できるだろう。 と、駐車場に戻ってクルマを出した。 植え込みとは反対方向に曲がった瞬間、長袖・長ズボンの作業着に麦わら帽子、背には手漕ぎポンプの付いたステンレス・タンクに手にはスプレー噴射のやや長い柄を持った男性がちらりと見えた。 再度バック・ミラーで見つつ、除草剤だといいなぁと。