カメラ任せ
カメラに任せてシャッターを ---。 と言っても露出とピントぐらいは自分で調節。 この絵柄ならこういう色で画を出してくれるだろうという「期待」の部分がカメラ任せ。 これが「このフィルムでこのレンズならこういう画になるはずだ」というフィルムで撮る感覚に似ていて、このカメラ、デジタル・カメラながらそういう面白さを感じる。 レンズもまた、比較的廉価なキットのズーム・レンズの割によく描き出してくれる。 テレ側での解像度の不足感やら気になる処はあれど、概ね良好。 ワイド側の解像感や乾いた空気感、これは思い違いのような気もしつつの全体的に明るめで暖色系の色づくり等々、スコンとはまれば繊細なSummicron-M 28mmにも似た雰囲気になるし、そうした特徴がこのボディとの組み合わせで画ヂカラを得る。 今日のような光のたっぷりある日は、そうした相互作用が尚のこと面白い。