看板建築のような建物の並ぶ飲み屋街。 多くの建物はモルタルに塗色されていて、その中でこのトタンのような壁面と、半世紀前頃に喫茶店等で少々流行った青い瓦の屋根風な壁のお店とが少々異色。 トタン? 見た感じはブリキの印象だけれど、どちらにしてもこの金属の板に蒼い塗料は陽が当たると深みと艶が滲むようで発色が面白い。 トタンは「鉄に亜鉛メッキをした物」、ブリキは「鉄に錫メッキしたもの」だそう。 看板の赤星、米軍基地のある街で赤い星というのは少々気にはなりつつ、そこは「サッポロ・赤星」を思い浮かべてヨシとして、この「STAR BAR」は、上に付いている看板に「フィリピン レストラン」とあり、フィリピン系の方の経営のフィリピン料理を出すバーらしい。 この時間、お店は開いておらず、入口には黄色いシャッターが降りていた。 その色の、やや黄色い日差しでの蒼い壁との対照がきれいだったので、また機会があったら撮ってみようかと。
参照: 「HAGS」より 「トタンとは何か」(https://hags-ec.com/column/what-is-totan-anyone-who-knows-what-to-do-the-glossary-of-terms/)