写真、入れ替えました。
缶の薄いパステル・グリーンが気になって、気になっているうちにサバティエを試してみたくなってPhotoshopでエフェクトをかけた。 サバティエ (Sabatier Effect)って、一般的には「ソラリゼーション」と言われ、その手順は、暗室で像を焼き付けた印画紙と未露光の印画紙を現像液の中で感光材の面同士を密着させ、現像の進行途中で赤い暗室用電球ではなく蛍光灯などの室内灯を一瞬点ける --- だったかな。 そうすると一部、または画面全域に白黒の反転したような不思議な金属的なグレーの部分が現われる。 印画紙に感光する可視光を当てる時間の長さなどで効果の出方が変わる。 これを最後にしたのは1990年の秋のことで詳細は失念。 これをPhotoshopでカラー画像で行うと、薄いピンクが、僅かシアンを帯びたきれいなパステル・グリーンに転ずる事がある。 この缶の側面、元々がパステル・グリーンじゃないかとPhotoshopで画像を表示させてから気が付いた、が、「ソラリゼーション」を掛けてみた。 予想と異なる変化となったが、微妙ながらカラー・ネガのような色調、これはこれで良いかと、久々の「サバティエ」。