2024-04-12

裏路地にて

   今日も花曇り、そして通り雨が2回。 気が付いたら暗くなっていて、薄っすらと雲がかかって三日月はぼんやり。 もちろん彗星は見えず。 晴れていれば、19:00頃の西の空に高度15°前後?、等級は4と5の間くらいだから肉眼でも点としては見えるはず。 今日は繁華街のなかからで月とベテルギウスくらいしか見つからず。

   夕方に知人に声を掛けられ、レンズのフォーカシングの挙動がおかしいのではないかとのこと。 覗かせてもらうと、シャッター・ボタン半押しである程度ピントが来て、シャッター・ボタンから指を離すとピッとピッタリとピントが来る。 またボタンを半押しにしてフォーカスをONにしてみると、やっぱりある程度しかピントが合わず軽くぼやけて見える。 また指を離すとピントが合うの繰り返しで、いつまで経っても写真が撮れない...。 いままでどうやって撮ってたのだろう? ちょうど今日は同じメーカー、LeicaのSL2-Sを持ってきていたので、知人のSL2からそのレンズ、Vario-Elmarit 24-90mmを外してSL2-Sにマウントした。 あれ? 全然操作を受け付けない。 ん? 表示はEVFのみで、ファインダーの中では、なんと「レンズのファーム・ウェアをアップデートしています」と、赤くクルクルと輪っかが回転している。 3分ほど待ったあたりで「終了しました。カメラを再起動してください」と出たので再起動。 ファインダーを覗いてシャッター・ボタン半押し。 どうやら問題なさそう。 それにしてもVario-Elmarit、心地よい抜けとカリカリしない滑らかなシャープさ、程よいコントラストの感触が一瞬のファインダー像からでも伝わってくる。 たまにファインダーを覗いて息をのむような作りの良いレンズがあるが、まさにそれ。 そしてレンズをSL2に戻して操作してもらうと、いつまでも写真が撮れない怪現象は解消されていた。 ボディのファーム・ウェアから自動で行われたレンズのファーム・ウェアのアップ・デート、その方法に驚いた。 どのメーカーも同様なのだろうか。 レンズ専門メーカーであればレンズとPCを繋ぐ何らかのツールが提供されていそうだが、カメラ・メーカーであればボディからのレンズの「ファーム・アップ」は合理的。 Vario-Elmarit 24-90の秀逸さと共にプチ感動だった。