メニュー
小さな個人経営レストランのメニュー看板。 よく歩く小道沿いのブロック塀の辺りに置かれているのが目に入った。 このお店は、マスターの病気のために閉店気味になり、いまはもう3年弱ほどだろうか開いていない。 マスターは一旦ここに来てから病院に通っているようで時々見かける。 そして今日は1年半ぶりにお見かけして以来だろうかママさんにお会いした。 「メニューね、お店を始めた頃のかなぁ」、...「50年近くやりました」と。 居心地の良いお店でランチも美味しく、サイフォンで淹れるコーヒーも楽しみで。 今日はほんの短い時間だったが、感慨深くぽつりぽつりと話すママさんの言葉にいろいろな風景が思い出された。 1年半ほど前にお見かけした時にはお話できず、「あのときほんの200mくらい戻ればよかったのに」とちょっと後悔し時々その事を思い出していたところ、思いがけずの出来事だった。