2024-03-05

紫色の菜の花

   今日くらいまでを、七十二候で「草木萌動」(そうもくきざしうごく)と言うのだそう。 草木が芽を吹き始める頃という意味らしい。
   古い住宅が取り壊されて更地よなって、間もなく出てきたのがこのギザギザした葉っぱだった。 初めて見たときはフキだと思ったくらい丸い葉。 「何だろう?」と思っていたら、今日、花が咲いているのを見つけた。 ムラサキハナナ? そう言ってしまうと何だか安直な感じがする。 その名で括られてしまうが、実は様々な種類があるように思えてならない。 しかし調べても、オオアラセイトウという名しか出てこない。 それもアブラナ科オオアラセイトウ属と書かれていたり、同義、と言うより別称としてショカッサイ属ともムラサキハナナ属とも書かれている。 ...つまりムラサキハナナ?

   インターネット上の情報はと言うと:
   菜の花といえば、黄色い花であるが、紫色の菜の花もある。
   この紫色の菜の花をなんと呼ぶべきなのか、と毎年この時期に悩んでしまう。
   どうやら、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正しいようだが、ショカツサイ(諸葛菜)とか、ムラサキハナナ(紫花菜)と呼ばれることもある。 ハナダイコン(花大根)と呼ばれることもあるが、これはヨーロッパ原産の園芸種のことを指し、別種ということである。
   オオアラセイトウ(大紫羅欄花)は、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草であるのに対し、ハナダイコン(花大根)はアブラナ科ハナダイコン属の多年草ということである。ただし、日本では耐暑性がなく、夏に枯れてしまうので、一年草として扱われるという。
   日本では咲く時期が異なり、オオアラセイトウの花期は3~5月であるのに対し、ハナダイコンは5月頃から咲くということである。つまり、今咲いたいている紫の菜の花は、ハナダイコンではなく、オオアラセイトウということになるようだ。
   オオアラセイトウにしろ、ハナダイコンにしろ、既に各地で野生化しており、国立環境研究所の侵入生物データベースにも記載されているが、ショカツサイの名での記載で、別名としてハナダイコンも挙げている。 図鑑でも、ショカツサイの名での記載されているものがあり、やはり別名の一つとして、ハナダイコンを挙げていることも多いようだ。 色々な呼び方があり過ぎて、その扱いに混乱が生じているようである。
   参照: Blog「それもまた良し」

   その他の情報に:
   ムラサキハナナの花の種類や品種は特にありません。カラーバリエーションはいくつかありますが、全体でムラサキハナナとまとめられています。
   参照: Green Snap

   また別の情報:
   「ムラサキハナナ」で検索すると、「オオアラセイトウ - Wikipedia」が出てきて、『オオアラセイトウ(大紫羅欄花)… 別名にショカツサイ(諸葛菜:諸葛孔明が広めたとの伝説から)、もう一つの別名のムラサキハナナ(紫花菜)は「紫色の菜の花」の意』
   ところで、何で「大紫羅欄花」を「オオアラセイトウ」と読むのでしょうか?
   大(オオ)紫(ア)羅(ラ)欄(セイ)花(トウ)? ←読めないよね~💧
   「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)|花々のよもやま話」によりますと『植物学者の牧野富太郎博士がオオアラセイトウ(大紫羅欄花)と名づけた。』とあるんですが、牧野先生!なんで オオアラセイトウって読むの?
   あ、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)と名付ける前に、アラセイトウ(紫羅欄花)があって、その大型の種だから大紫羅欄花なんですね。 そして、「花々のよもやま話」によりますと『アライセトウ(紫花欄花)の意味は不明』だぞうです。
   「旬花百科 第十話 『ストック』」に名前の由来があり『「葉ラセイタ」→「アラセイタ」→「アラセイトウ」と変化し、』でも、それに「紫羅欄花」という漢字を当てたのは何で? それは江戸時代の人に聞いてみないと分らないのかな?
   「あらせいとう|漢字ペディア」によりますと『由来:「紫羅欄花」は漢名からの誤用。』💧
   参照: Blog「あうるの森」
   「あうる」--- フクロウかな。

   ということで、基本は「ムラサキハナナ」で、「オオ」が付いているか否かで区別するとしても2種類。 「ハナダイコン」はムラサキハナナと別の科。 ちなみにダイコンの花は白。 そしてきょう撮ったのはオオアラセイトウで、よく目にするひょろっとしたのはアラセイトウ? かな。
   解ったような、そうでもないような。