2026-07-01

   昨秋に訪れた山梨の写真美術館。 訪れたその後に、学芸員さんから「紅葉した桂の砂糖を焦がしたような薫りがする」と秋の風景を伝えるメッセージが届いた。 それまで桂の葉の香りって気にしたことがなかったのだけど、来年は「砂糖を焦がしたような」を体験しようと思って身近に桂の木を見つけて興味津々。 あれは10月だったから、そろそろ半年は経ったかと思って指を折ったら、半年どころか秋まではほんの3ヶ月。 これから梅雨が明けて暑い夏が来て涼しい風が吹いて紅葉の季節を迎えて...。 そう思うと何と夏の期間のはかないこと。 でもその強烈な日射しを受けて葉を根を枝を張った木々の隆盛と紅葉と香りとがやってくる。 静かになった森で風に葉が擦れる音だったり、大人しくなった日の光の作る木漏れ日だったり、まだ葉の蒼い秋の風景をあれこれ想像する。 まだ気が早いと思いつつ、夏の風景も待ち遠しいが、今年は秋の風景が殊更待ち遠しく思える。