冬の風物詩的な、
冬にあちこちで「イルミネーション」を見るようになって何年くらいだろう。 2008、2009年頃に韓国のどこかの通りで見たイルミネーションは斬新に見えた記憶があって、もしかしたらイタリア・ミラノの大聖堂辺りはもっと昔から電球で彩られていたのかもしれないし、ディズニー・ランドもずいぶん前から電飾パレードを行っていたし。 そう、あれは「エレクトリカル・パレード」と言ったっけ。 その語感は「電球」という印象。 やや大きな電球がチカチカと、でも僅かにフェード・アウトするような点滅で少し熱も感じるような、まさに「電球」のイメージ。 対照的に感じるのは、これももう10年ほど前だったか六本木ミッドタウンの裏庭? の広い面積を彩ったLEDイルミネーション。 あれはイルミネーション作家(?)の石井幹子さんの作? この光、実にクール。 この頃から急速に高輝度化してきたLEDが電飾に多用されるようになり、それらを手掛けるデザイナーの名も聞くようになった。 ずっと前、発光ダイオードは緑と黄色を赤、型番では東芝のTLR103等ぽわっととしか光らなかった時代には想像し難かった活用の幅の広さ。 そしてLEDのピンポイントなスペクトルで発する鋭くクールな光はいつしか冬の風景に。 クールなLEDも、「電球色」は少しホッとするかな。