2024-11-23

狭間の西陽

   「秋の日はつるべ落とし」と言うように急速に西陽が引いて暗くなる。 その際(きわ)の短い時間帯、風景の中でスポット・ライトを当てるように浮き出る人の表情や壁の質感や街路樹の長い影の非現実的なリアル感を楽しむ。 日中の陽の光では見ることのない風景。 街の中にいながらその風景の中にいる間は無音の世界にいるかのような錯覚も。