2024-09-28

少し蒸し暑い夜

   9月下旬、あと1週間ほどで「寒露」と、冬の渡り鳥がやって来る頃だそう。 なのに今日は蒸し暑くて夏の忘れ物のような宵の口。 とあるお店の50周年企画だというので足を運んでみると、ほんの半年程前から比べても通りの様子がどこか寂しい雰囲気。 米軍基地が近い地域事情から、駅のコチラ側は歓楽街となりイザコザも多めな通り。 911以降は日本人客の方が多くなったというが、合計しても来訪者は減っているのだろう。 またハロウィーンやクリスマスや年末となれば賑やかになり、異国の裏通りのような妙な緊張感が戻ってくると思うのだけど、今日は随分と静かだった。 金曜の夜のほうが賑やかかもなぁ、でも土曜だしもっと賑やかでもよさそうなのにな。 老舗ディスコを覗くと20人ほどの客。 23時近くになって更に10人ほどが来店。 ...それなりに人、多いか。 と思いつつ. ディスコでの曲がテクノでもラップでもなくて低音をチャージできないまま若干の空虚感を思いながら出口へ。 通りでは白いトヨタ・クラウンのボンネットに黒人男性が横たわり、それをLEDライトで照らしてクルマに吸盤でカメラ --- たぶんソニー・アルファを取り付けて動画を撮る、総勢黒人5名の姿。 この通りの雰囲気をカッコイイと思ってなのだろうなぁ。 カッコよく撮ってくれてるといいなぁ。 ミュージック・ビデオの制作? プロっぽいけどそこまでガッツリ感はなく、でもクルマや人の往来をかわしながら一生懸命。 まぁいいンじゃないか? と、掴みどころのない何かに納得して通りを後にした。