2024-09-25

曇り空

   通りに来る日はけっこう曇りの日が多い。 心地よく青空の下でこの通りを撮ったのは、昨年8月上旬、いかにもな真夏の暑い快晴の日だった。 確か用事を終えて午後から撮り始め、歩き回って気が付けば14時半で、指先が痺れて軽いめまいを覚えてラーメン店に入った日。 そうした好天で外出できる日が重なる機会は貴重。
   この通りを記録撮影のように撮っている人は何人かいるらしい。 つい先日Youtubeでこの通りの色々な場所・姿をまとめた動画があったり、ライブ・ハウスでバンドを撮る人に遭遇したり。 老舗ディスコの人からは「もう一人、女の人で写真撮る人いるでしょう?」と訊かれたり。 おそらくライブ・ハウスでお見かけした人だろうなぁと思って思い出したのは、バンドの演奏を撮っているときにベンチの少し離れたところからスッとレンズがこちらに向いた瞬間で、反射的にフッとよけてしまった。 大音響の中でもあり言葉でのやり取りは困難で、お互いのレンズの種類と向いている方向で出る・引くの呼吸を合わせて撮りつつも、お互いに何を撮る人なのか? 仕事なのか否か? などは気になるところ。 なのでその時、「やぁ」と掌を広げてレンズを軽く覗き込むようにしてもよかったかなぁと。 挨拶代わりに。

   瀬戸正人さんによるインスタグラムの書き込みで細江英公さんのご逝去を知った。 16日のこと。 91歳。 9日も前か...。 少ない接点ではあったものの、「君は何を撮るんだい?」と話しかけてくれたり、道で会うと「やぁキミかぁ」とちょこんと手を挙げて挨拶してくれたりと印象の強い方だった。 もう一度お会いしたかったなぁ。