さて何十年ぶりと思われる中央本線の旅。
スタート地点の標高80mほどに始まり高尾駅で乗り換え、そこから徐々に山々に囲まれる景色となり、相模湖・藤野・四方津・梁川と少しずつ標高が高くなり大月を過ぎた辺りから電車のモーター音がやや苦しそうになる。
大月から4駅目の甲斐大和の間で263mも高くなる。
そこからは甲府盆地を目がけて標高が下がり、目的地の石和温泉では標高271mほどとだいぶ下る。
その先、甲府からはまた登り始め、かつて下車駅(乗り換え駅)だった小淵沢では881m、その先の富士見が中央本線の最高地点で955.2m。
乗り換えた小海線では、利用駅だった甲斐大泉で1,158m、清里で1,275mとかなりの急勾配。
列車はディーゼルで急勾配になるとエンジンの振動が大きくなり、体感的なものの他に耳元でわさわさ空気が重ね合わさり波打つように重低音の響く妙な感覚も加わる。
小海線といえば野辺山駅のようで、ここが標高1345.67mと日本の鉄道駅で最高地点。
これらの道のりで色々な景色があるのだけど、大月から先のローカル感や、勝沼あたりのブドウ畑が広がる辺りから盆地を見下ろす遠望感、小淵沢からの「旅」感の増加、甲斐小泉を過ぎての森林感が印象的。
今回はその約半分の道のりだったけれど懐かしい景色多数。 もうちょっと乗っていたかったけれど。
参照: 「TOKOの登山のきろく。」
