"Kiyosato Museum of Photographic Art"の裏庭。 30年の歴史で初めての屋外展示。 木漏れ日が心地よく、まだ緑色の木々の合間に展示されたたくさんの写真を心地よく見て回る。
1995年7月7日にオープンした美術館。 つい1週間ほど前だったかに閉館のお知らせがfacebook等で案内された。 クロージング・レセプションは9月6日に既に終えられていて、閉館後は河口湖へ移転の予定と書かれていたがまだ新しい「箱」は出来ていないようで再開は数年後とのこと。 この美術館の特徴である35歳以下の写真家を応援する企画「ヤング・ポートフォリオ」は、次回以降しばらくは都内に会場をお借りしての開催となる模様。
今日は急遽決まったというライブ・イベントが行われた。 駅から遠く離れたこの美術館、地域のタクシーは19時頃に営業を終えてしまうがイベントは美術館の営業時間外の18-20時。 制作・演出の意図などもありライブ・イベントという選択だったらしい。 イベントは、写真家の飯沢耕太郎先生とK*MoPAの学芸員さんとで展示されている写真を解説するというもの。 解説を聞きながら写真を観てゆくと時代背景やら作家の思いやらも見えてくるようで、定着された1枚1枚の写真が動的に感じられることも。 この展示は10月13日までで、これが清里での最後の展示に。 ここを初めて訪れたのは1995年10月2日。 今回はちょうど30年目の訪問でもあり、柔らかな日射しと穏やかな時間の流れに感慨深い時間を過ごすことが出来た。
