2025-07-06

長純寺

  32年ほど前、新潟へのドライブの帰り道の途中で見覚えのある風景に気付いた。 その更に10年前に、かつての学校の担任の先生を訪ねた時に駅からの送り迎えをしていただいた景色がそれだった。 まだ陽があったのでそちらにハンドルを切り、おぼろげな記憶を頼りに走ること約10分、その先生宅にたどり着いた。 たまたま実家を訪れていた先生と運よく遭遇。 その後はその場所も、覚えているつもりで気が付けばすっかり記憶は薄れてしまい、昨年だったかGoogleマップで「たしかこの辺だった気が...」と何か所か見ていた中にそれらしい場所を見つけた。 先生宅までの道もわりと色濃く印象が残っていて、きょうはそれらを辿るため、3度目の訪問となるドライブの1日となった。 そして今まで気付かなかったが、その土地はかつてはお城があり、今でも立派なお寺があり集落も小気味よくまとまっていて、いかにも「徳」のありそうな一帯のよう。
  もう1軒、高校の時の写真部の顧問の先生宅へ。 既にご逝去されていて、お伺いした時にはご子息がご在宅。 短い時間だったが先生のことをあれこれ話し、線香を上げさせていただいた。 ご在世のうちにお伺いしたかったがその頃は時間が取れず叶わなかった。 ペンタックスとタムロンしか知らなかった当時、ライカやコンタックス、カール・ツァイスの世界を教えてくれ、ドイツ車・フランス車の面白さも教えてもらい、ツェッペリン、タンノイ、マッキントッシュ(アンプ)、デンスケと果てしなく話は続き ...この先生、懐具合に悪い愉しい遊びの様々を知るきっかけとなったワルい先生なのである...。(笑)