「あつかぜいたる」と読むのか。 七十二候で熱い風が吹いてくる頃とある。 そして今日から梅雨空が戻り雨が降ったり止んだりで気温は少し低くなった。 1ヵ月前は暑かった気がする。 でも風はそれほど熱気を帯びてはいなかった。 その意味では1ヵ月早く季節が巡っていたような気温ではあったけれど、反面、風はそうでもなかった。 昨日迄は猛暑日を記録する地点も多く、その一旦の締めくくりのように特に関東各地で豪雨となった。 ちぐはぐな天候は一定期間続く「梅雨」ではなく瞬間的な豪雨を招いたような印象。
今日の気温の低いのは北風が原因というけれど、その風向の図を見ると北東か東北東から吹いているように見えた。 何だか妙な風の流れ。 東風が吹くと天気が崩れると言われるが(東日本のみ?)、梅雨のぐずつきとは少し異なるものなのかも。 そしてこの北風は、箱根の山や丹沢を越えられず、それ以西は猛暑が続くのだそう。 日本への偏西風はヒマラヤで流れが変わると聞いたことがあるが、箱根や丹沢の高さを越えない風って、その強さがどうと言うより好んでそこに留まるような、なんか自然の摂理に反するような、気分や意識を持った風のようでちょっと気持ち悪さを思った。 この先の数日は30℃まで上がらなそう。 つい最近まで乾いて開花せず落ちていたトケイソウの蕾も、この気温なら花を咲かせられそうな気がする。