カメラをカバンに仕舞った直後に目に入ったのが歩道で風に転がるカラー・ネガ。 露光はされているようだけど特に何が写っているという感じはなく、コマを見るのも気が引けるし、反射的に写真を撮って、さてどうしようかと一瞬困って道端に避けた。 避けると言ってもどこに置いても風に飛ばされるのは仕方ない感じ。 落としたというよりは捨てた感のあるシート。 一部切り取られたシートからは、必要なコマは抜き取ったような雰囲気もあって色々と中途半端な印象。 きょうは街なかでそこそこの枚数を撮ってきたのだけど、このネガの違和感がいちばんのインパクト。 撮られた過程も道に転がることになった過程も、自分の知る由もないどこかのいつかの時間が写された複数のコマも、その想像の及ばなさも手伝ってなんだかモヤモヤと気になる。 今どきは36枚撮りフィルム1本が2,000円とか3,000円とかの値段。 最後にフィルムで撮ったのは2年前? 期限切れだけど手元には何本かのフィルムがあり、慎重に、時に勢いに任せて、そろそろ撮ってみようかな。
修理から戻って約2週間のライカ SL2-S、暫く調子いいと思っていたところに今日再びのマイコン暴走の赤画面。 また2年ほどで突然死なんて事になりませんように。