2025-04-23

変電所跡

   週に2回の公開日だった。 公園のなかにぽつりとある小さな変電設備の跡。 1938(昭和13)年に建設された軍用の航空機エンジンの製造工場にあった変電所で、戦後の一時期は米軍基地でもあり、その後も工場の一部は業種を変えて操業が続き1993(平成5)年まで使われていたとのこと。 建物内には変電設備を主に、かつて使われていた木製の仮眠室などが展示されていた。 外観は戦中の機銃掃射の痕が多数あり、コンクリートの壁を貫通した穴も一部そのままに。 撃った弾と同形の弾、撃った飛行機の模型、空襲時の航空写真などが観られた。 時々立ち寄っていた場所だが、内部をよく見て回ったのは初めてだった。 写真は「オイル・サーキット・ブレーカー」と呼ばれるブレーカーの一種を収めた部屋。