2025-04-05

有楽町あたり

   ガード下の飲食店街。 有楽町駅側の通りの入口には「ミルクワンタン」の看板がある。 たしか数年前に閉店したはずと思いながらも期待して1店1店を確認しながら歩を進め。 通りの片方の端まで歩いて「やっぱり無いか」と思い。 聞いた話で、ミルクワンタンのお店はメニューにその1品しかなく、席に着くと自動的にミルクワンタンの調理が始まるらしい。 白いクリーミーに見えるスープからその名がというのだけれど、とうとう来店の機会がなかったのでどうも実感わかず。
   そのまま久しぶりに銀座一丁目辺りへ。 だいぶ風景が変わって見えて、古くからの小料理屋がビルの合間にひっそりと見えたり、同じような小料理屋が並んでいたと思った通りは新たなビルが。 二・三丁目は無印やH&Mなど銀座の匂いのあまりしないお店が目についた。 小料理屋の三州屋へ続く路地を覗き込み、ユニクロの入るビルにプランタンの面影を思いつつ。 今日も目的地はライカ銀座店のカスタマー・ケア。
   修理から却ってきたライカSL2-S、水準器が2-3°ほどかズレていてどうも撮っていて具合が悪い。 水準器は、特定の記録撮影や広角レンズの使用時に傾きの確認をしたりとわりとしばしば使う。 カウンターでの見解は「修理費3万円程度では?」とのこと。 とりあえず見積をお願いしたものの、修理品の動作確認は行われないのか疑問は消えずお伺いしたところでは、「全ての細かな確認は修理が混んでいる事もあり行わないし、水準器は一般的に使用頻度は低いとみなされるためそもそも重要視される部分ではない」 故障ではなく修理結果で不具合が出ている旨をお伝えすると、「その判断は本国(ドイツ)の判断基準によるので(どれくらい状況が汲まれるかは)何とも言えない」というものだった。 最も簡易に済むとすれば「新橋の修理センターでジャイロ・センサーの0°校正を行えばよさそう」との呟きもあり、状態的にはそれで済むンじゃないだろうか? と思いつつ。 先月、修理担当者の完了・確認サイン(たぶん)付きで却ってきたSL2-S、さてどうなるのか...。

2025-04-04

通りの新緑

   通りのケヤキが緑色になり始めた。 例年はもう少し遅いように思う。 新緑と言うほど葉っぱは大きくはないけれど、早くも初夏を思わせる風景が見られるようになってきた。 とはいえ今日は風が冷たく、商店街のプランターのチューリップはまだ咲かず、春らしさに至らない風景も多々ある。
   チューリップと言えば、7-8年前の戴き物のチューリップのアンジェリカとフィノーナが合わせて10球近くあったのだけど、今年はそのうち開花しそうなのは2本のみ。 一昨年の夏の暑さで球根が弱ってしまったようで、昨年は掘り起こして夏の間は休ませた。 それでも小さくなってしまった球根からは、今年は葉っぱが1枚きりしか出ないものが殆ど。 暑さの他にもおそらく化成肥料による土の弱りも原因。 もう1つ、その場所は、建物の屋根から降ってくる雨水を受け止めるスペースでもあり、大雨の日には滝のように流れ落ちる雨水で土の栄養が流れ去ってしまったのかとも思う。 日当たりも今ひとつなので条件はあまり良くない。 今年は、寒くなって植え込みに緑色の葉っぱを見なくなってきて球根も掘り起こし終えた頃に、米屋さんで米ヌカを買ってきて土に混ぜてみようかと計画中。 植木屋さん曰く、「え? こんなに? ってくらい撒いちゃって大丈夫です」というのだけど、米ヌカで土壌改良っていうのは少々意外な一手。

2025-04-03

雨の止みかけのころ

   最近は雨の日が続いていて、少し前までは晴れ続きで乾燥して山火事があちこちで起きていたくらいで、あまりに晴れの日が多かったためか、雨続きでもあまり雨の実感がなくて妙な感じ。 明後日くらいからは晴れの日が増えて気温も上がってくるようで、草花の植え替えをするなら明後日くらいがよさそうだと大雑把に植える場所やらを小さな紙片に描いてみたり。

   昨日はWindows10から11へのアップ・グレードを実施した。 大体は問題なさそうだったのだけどPhotoshopが起動しなかった。 Photoshopの再インストールと環境設定ファイルの削除、Visual C++のx64のランタイムの再インストールを行ってみたがやはり起動せず。 バージョン2024・2025の両方ともスプラッシュ画面の「パネルを初期化しています」だったか辺りで停止。 アドビのウェブ・サイトに「おかしいなと思ったら」というページがあってパラパラ見てみたけれど、この中に当たりがある気があまりせず。 起動しない状況に「おかしいなと思ったら」というふわっとしたページのタイトルに軽く苦笑しつつ、何となく「UXPフォルダの名前を変更する」との項目が気になり、今夜はこれをしてみようかと思っているところ。 2年ほど前にWin11化を行ったときには問題なかったのにな。 エクスプローラーか何かの挙動に馴染めずWin10にロール・バックしてしまったけれど、あのままにしておいてもよかったかな。

2025-04-02

迷い路地

   スマート・フォン片手に道に迷う人がぽつぽつ。 雨もぽつぽつ。 気温11.7℃。 少し寒いが風にはどこか暖かさがあり、大通りではケヤキの木に新緑、路地の家の庭先にはツツジが咲き始め。

2025-04-01

VX-6

   無線局の免許を流して(失効)しまったので電波は出せず。 ずっと昔は「局免」は一度認可されたら更新はなしだったという記憶。 これが5年毎更新になったのは、1987年公開の映画「私をスキーに連れって」の中で無線機が使われるシーンがたくさんあり、どうもこれに触発されて開局数が爆増してコール・サイン(無線局毎の名前)不足などの不具合が出てきた為という記憶。 ついでに無免許で運用する人も爆増した記憶があり、その頃はアマチュア無線の免許を持つ正規の人々が通信できなくなるほどの混雑とルール無視が酷かった。
   無線の面白さの一つは遠方の人達と通信できること、これは昨今のインターネット社会では「遠いところと通信できるのが当たり前」となりそこにコストと労力をかけて挑戦する気概はおそらく激減。 他にも50km圏内くらであれば家に置いた無線機やクルマに取り付けた無線機で結構クリアに通信でき、よく会社帰りなどに通信(雑談)しているのに出くわしたが、これは携帯電話の普及とともに激減。 夜には帰宅後の愉しみで通信する人たちも多かったが同様に携帯電話の普及とともに激減。 携帯電話という至れり尽くせりの通信環境と通信機材が安価に手に入る世の中になり、対してわざわざ大きくて不安定さのある無線通信のどことない無力感になんとなく萎えてしまう、そういう時流だったように思う。 そうした時代の影響は多分にあり、アマチュア無線が流行った30-60年ほど前はラジオの製作をはじめ電子工作の最盛期で、電気や電子の分野に興味のある人達による開局が多かったが、近年は身の回りの機器のデジタル化や精密化のため手を入れる隙がなくなって縁遠くなってしまったり、かつて熱中した人達も年代的に落ち着いてしまっていたり。
   他にも見知らぬ人と繋がる面白さがあり、アイ・ボールと言って声だけでなく待ち合わせをして実際に相手と会う面白さ、通信者が増えて地域ごとに無線クラブができたり、そうした人達で集まってバーベキュー等をしたりと、これはSNS時代には却って理解しがたい繋がりの面白さだったのかもしれない。 いつ誰と繋がるかは偶発的な要素も多分にあって、全く別々の事をしている人同士が同じ時間を共有する不思議さ面白さや、声が聞こえてくる都度、作ったラジオの電源を入れて初めてイヤフォンからの音を聴くようなプチ感動がある。 無線というある意味特殊な環境が共通点となってか、様々な出会いがあったがそこには犯罪に繋がるような雰囲気を感じたことはなかった。

   いまは無線局免許も無いし(無線業務従事者免許のみ保有)、修理から帰ってきたこの小さなトランシーバーで航空無線とラジオ放送を聴くくらい。 ラジオは、AM放送用のバー・アンテナ内蔵されていないしFM放送もしっかりアンテナを立てないとよく聞こえないけど、AFNだけはなぜかよく入る