2025-04-30

日射し

   昨日あたりから太陽の活動がやや活発。 そのためなのか気のせいなのか、風は冷たいのだけど今日の快晴の日射しは少し肌を刺すような暑さが混じる。 建物や電線の影の落ち方にはどことない懐かしいような感覚。 この日射しの強さは近年の独特なもののようにも思えるけれど、ずっと昔にも同じような日射しがあったのか、いつのどこで見たのと似ているのか。
   ここ数日は少し風が冷たくて、朝夕はひんやり。 昨日は北海道の帯広で雪が降ったという。 例年、5月常上旬頃まではわりと風が冷たく、半袖では鳥肌が立つくらいの寒さを感じることがあるけれど、今年はそれよりも更にちょっとだけ風が冷たいかも。 でも木々の緑は例年よりも濃くなるペースが早いかも。

2025-04-29

おとしもの?

   カメラをカバンに仕舞った直後に目に入ったのが歩道で風に転がるカラー・ネガ。 露光はされているようだけど特に何が写っているという感じはなく、コマを見るのも気が引けるし、反射的に写真を撮って、さてどうしようかと一瞬困って道端に避けた。 避けると言ってもどこに置いても風に飛ばされるのは仕方ない感じ。 落としたというよりは捨てた感のあるシート。 一部切り取られたシートからは、必要なコマは抜き取ったような雰囲気もあって色々と中途半端な印象。 きょうは街なかでそこそこの枚数を撮ってきたのだけど、このネガの違和感がいちばんのインパクト。 撮られた過程も道に転がることになった過程も、自分の知る由もないどこかのいつかの時間が写された複数のコマも、その想像の及ばなさも手伝ってなんだかモヤモヤと気になる。 今どきは36枚撮りフィルム1本が2,000円とか3,000円とかの値段。 最後にフィルムで撮ったのは2年前? 期限切れだけど手元には何本かのフィルムがあり、慎重に、時に勢いに任せて、そろそろ撮ってみようかな。

   修理から戻って約2週間のライカ SL2-S、暫く調子いいと思っていたところに今日再びのマイコン暴走の赤画面。 また2年ほどで突然死なんて事になりませんように。

2025-04-28

パレット

   商業施設にある公園のような場所。 建物とケヤキの緑をスケッチ・ブックに何人か点在して描いていた。 曇り空でフラットな光線のためか絵もコントラスト低く描かれていた。 絵は創作の幅が広く、今日に晴天の絵を描いてもよさそうだけど基本は写実なんだろうなぁと思いながら、パレット部分だけと声をかけて撮らせていただいた。 写真は楽しいけど絵も楽しそう。

2025-04-27

教習所の入口

   いつも軽く渋滞する五日市街道と国道16号との接点あたり。 40年くらい前もここで渋滞していた記憶あり。 たぶん半世紀ほど? ずっと渋滞する道。 そう遠くなく道路は拡幅されるのだろう、道路の脇に2m半ほどの幅で用地が確保されている様子。 建物の幾つかは取り壊されたり建て替えられたりで少しだけ風景が変わっているところ。 拡幅されたとしても渋滞は解消されそうには無いものの、道幅が広くなる分はけっこう安全・快適の度合いは増すように思える。 1本南側の道路はかつて片側1車線で、歩道はなく歩行者の歩く真横を乗用車や大型ダンプがびゅんびゅん通る極狭海道だったのが今は片側2車線で広い歩道付きでまるで違う風景に。 そこを歩く機会は過去に1度だけあって写真は撮れていない。 2-3枚でもあったら面白かったのにと思うこの頃。 今日の道もあまり撮れる機会のない場所なのだけど、「いま」の旧道っぽさの残る風景も少しでも撮っておこうかと。

2025-04-26

日没頃

   朝に少し青空と日差し、その後は曇り、夕方には通り雨があったらしい。 虹が出たと聞いた。 二十四節気で1つ前の「清明」の末候、4月15-19日頃は「虹始見(にじはじめてあらわる)」と、「鮮やかな虹が出はじめる頃」なのだそう。 今は4月20-5月4日頃を指す「穀物を潤す雨が降る」という「穀雨」で、確かに最近は弱いながら雨の日がちらほら。 今日の18時頃にはまだ西の空に丸く太陽があって、次の節気、5月5日頃に迎える「立夏」の近いのを思う。

2025-04-25

そういえばあの場所って

   何年か前の夏の暑い日に歩いた路地の先。 ふと先日その風景が思い浮かんで、あれはどこだったっけ? と思い出そうとした。 いつも歩く市内なのでそんなに遠くの風景でもなく、道順まで思い出せそうなものだけどなかなか思い出せなかった。 今日は気になっていたライブ・ハウスの場所の確認がてら何気にその方向へ足が向き、たしかこの辺りでは? と少し迷ってその場所へ。 何軒か新たに家が建っていたけれどさほど風景には変化なく。 でもまた晴れた夏の日にでもPLフィルター持って来てみようかと。 今日はまだらな曇天。 素直に絞り込んだほうが諸々キレイだったかも。 別に意地でとかではないけれど、きょうもF1.4。

2025-04-24

再びの路地

   わざわざF1.4で撮る意味は無い感じはしつつ、むしろF8くらいでハッキリ写した方がよさそうな気がしつつ、今日で続けて8日目のF1.4。 意味云々、それはそれとしてF1.4にどことなく、クスッと小さな笑いがぷくぷく湧いてくるような、実にどことなく楽しさを思って街を歩くこの数日。 これまでも撮ったことがある景色もあらためて撮ってみたり、f=40mmという、50mmほど視線が狭くなく、35mmほど画面に色々入れられてしまうでもない画角のためか、これまでと違う角度でカメラを向けてみたり。 このレンズで初めての「!」体験だった中野の飲食店街にまた行ってみたいなと思ってみたり。 ...映画「レイブンズ」の空気感に魅せられ、約30年ぶりのゴールデン街での撮り歩きも惹かれるな。

2025-04-23

変電所跡

   週に2回の公開日だった。 公園のなかにぽつりとある小さな変電設備の跡。 1938(昭和13)年に建設された軍用の航空機エンジンの製造工場にあった変電所で、戦後の一時期は米軍基地でもあり、その後も工場の一部は業種を変えて操業が続き1993(平成5)年まで使われていたとのこと。 建物内には変電設備を主に、かつて使われていた木製の仮眠室などが展示されていた。 外観は戦中の機銃掃射の痕が多数あり、コンクリートの壁を貫通した穴も一部そのままに。 撃った弾と同形の弾、撃った飛行機の模型、空襲時の航空写真などが観られた。 時々立ち寄っていた場所だが、内部をよく見て回ったのは初めてだった。 写真は「オイル・サーキット・ブレーカー」と呼ばれるブレーカーの一種を収めた部屋。

2025-04-22

物干し台

   季節が進んだためかトタンの塀の中の庭先に陽が射し込んでいた。 風が強くて、やはり青く波打つトタンの扉が開いたり閉まったり。 時々陽の当たった古いアパートの壁が白っぽく光って見えたり、2階への階段が裏側から見えたり、細い路地への圧迫感が途切れたり、いつもの、でも少しだけ見慣れない風景。 物干し台が見えるのは元々扉もなく壁が途切れて開いているのだけど、今日は見慣れない風景につられて壁に寄って行って、より物干し台のよく見える処へ移動。 物干し台、それも錆び加減からは、緑色の樹脂でコーティングされる以前の昭和40、50年代から使われていそうな年代物が、かつては鉄筋コンクリートの多階層ではなく木造の住宅が並んでいた時代を思わせたりで、なんだか懐かしい雰囲気の佇まい。 それこそ昭和40年代のものだと思うが祖父お手製の物干し台が思い出され、物干し台は案外「原風景」の1つ。

2025-04-21

駅前

   最高気温25℃ほどで、4月中旬で既に熱中症で搬送というニュースが聞かれる。 4月21、22日頃と言うと、10年くらい前の記憶に、22℃程まで上がり「最近は暑くなった」と、まだ冬の装いから1枚減らしつつ汗ばむ暑さに春を思う時期だったように思うのだけど、先週くらいから? 夏日や真夏日という言葉を耳にする状況。 日中の暑さに薄着になれば夕方の風の冷たさに鳥肌。 暦では「穀雨」と言う如くに明後日は雨。 この1週間、その日以外は晴れの予報で穀物には貴重な雨となりそう。

2025-04-20

Hanging Around

   Almost no sunlights, cloudy all day. No lights, no images came in my mind, just hanging around. Last night, a map was on PC screen. It was about Golden Street in Shinjuku. Some photos were taken there for around thirty years ago. Those places were on a movie which I watched recently. It made my memories wake up. I am interested in that how those scenes are not changed since that time.

2025-04-19

Slightly Jammy Traffic

   A large park is near my work. In the season of cherry blossoms, roads to parking lots make traffic jams. It takes more than twenty minutes for 1/4 miles to the next intersection in stead of 1-2 minutes as usual. For now, maybe nothing special to see until the season of Iceland Poppy, but it became a little bit longer driving today. It sounds engine works little bits worse.

2025-04-18

American Flag

   ピザ店の店先。 大抵のピザ店はイタリアの国旗色の彩りなのだけど、ここはアメリカ国旗。 いままで特に気になったことはなかったけれど、考えてみると少し不自然な感じがする。 写真とともに店先にメニュー看板があり、覗き込むとマルガリータよりもペペロニのピザが目立つ看板。 その昔、よくドミノ・ピザのメニューで見たようなライン・アップで、これを見るとアメリカ国旗を掲げているのも頷ける。 「1 SLICE」と書かれて値段が書かれ、ペペロニ+ドリンクで690円だったかな。 いつか寄ってみようかな。 あの味もするだろうか? 生地からなのか打ち粉なのか、セージ・ブラシのような、ちょっとローズ・マリーのような、ほんのりミント感のあるような香り。 「あ、この香り」と、おいしい味の一部として反応するのだから、たぶんずいぶん前にどこかで食べているはず。 最後にその香りと遭遇したのは16-17年前に、とあるフード・コートのアンソニー・ピザというお店でだった。 「ニューヨーク・スタイル」を謳う今日のピザ店、米国発のコンセプトであればと期待はしつつ、でもあの香りはしない気がするなぁ。 そういえばアンソニー・ピザのロゴは緑と赤だったかも。 探す手がかりが曖昧。

2025-04-17

Bus Depot.

   だいぶぽかぽか陽気。 気温23-24℃。 昨日の日中は外に出なかったので不明ながら、一昨日からは上着2枚は要らないくらいで、明後日は30℃の予報もあるとか。 30℃超えって「真夏日」? 空気の印象は冬にはない軽さと明るさ。 公園や神社の境内、つい最近までは花の風景だったのがすっかりやや濃い目の新緑。 大きなスズカケの木にもまだ小さいながら形が分かるくらいの葉が見られ、独特の香りが漂い始めていた。 北米北西部のオレゴン州の海側の森では初夏から秋にかけてアメリカスズカケがやはり香る。 内陸の砂漠近くの森では針葉樹が多くまた違った香りがする。 主に広葉樹が葉を付ける時期には、わりと木々の多い街の中でもこうした香りを感じることは多く、それぞれの季節や風景と一緒に木の放つ香りが記憶されている。 一方、北米の反対側の南東部では今頃はペカン・ナッツの木が青々とし始める頃で、処々でアメリカスズカケも香る。 あとあれはアカシアだったかな。

2025-04-16

夕闇行路

   日中に外出の機会なく、日没頃に車窓からのショット。 ちょっとブレ。 ISO 1600。 ちゃんとホールドできていないこともあり絞りも8くらいで道路もややデコボコで、まぁブレるかも。 修理から戻ってきたSL2-Sの感度設定が6400になっていて、近年は「常用感度は1000」とか「6400くらいでは400辺りと変わらず」等々を聞き、折角だから目にした「6400」で撮ってみようと思いつつも、古い経験値がアタマをもたげ、1600以上はシャドウの締まりが甘く見えないか? やっぱり800迄かなとか1250迄かなと踏みとどまる。 この辺りじっくり試したことがないので近々実施してみようと思う。 オートISOでと思うのだけど、普段のマニュアル・モードで撮っている流れで絞り・シャッター速度ともに固定でISOだけ自動で動いてほしいのだけど、それってどんな動作になるだったっけ? 他、シャッター速度優先でも絞り優先でもプログラムでも、たぶんこのカメラ、AEロックとAFロックを別々に掛ける手段が無いような気がするので、露出をマニュアル・モードでレンズもマニュアル・フォーカスならAEロックを使って、ISOオートなマニュアル的作法で撮れる? 一般的には中央重点とか分割測光とかでAEロック要らずで撮るものなンだろうか? いまだデジタル・カメラに不慣れな闇雲感がこうした些細な疑問で露呈する。 せっかくメーカーが良き性能を積んでくれてもそれらを使えていない。 もったいない。 ...勉強しよ。

2025-04-15

SL2-S is Back

   It's really fun. I have decide to use Voigtlander Nokton 40mm F1.4 VM M.C. after SL2-S is back from repairing. I have one impression for this lens that is from the first photowalking right after I have purchased. It was a small sign of a small restaurant in shadows. F stop was at 1.4. The sign looked slightly softened and background was melted. But, it catched the atmosphere as the season and time of the bar area in low lights. SL2-S would make it. Other cameras which has a thicker cover grass on the image sensor might not able to catch it. I have never tried other SLs, but SL (typ.601) might be more interesting and SL2 (not "-S") or SL3 series will give more subtle. Anyway, it is a parking lot in the middle of April that is getting warmer and sunlights getting stronger at around 5.6 of F stop.

2025-04-14

駐車場にて

   観たかった映画が近所のショッピング・モールで上映されることを知ってそこへ。 映画館へ行くこと自体が久しぶりで、スマート・フォンにチケット情報を受け取ったものの、あれ? 入場手順って? という感じで入場口付近で一瞬キョトンとしてしまった。 最後は10年ほど前の銀座3丁目の「丸の内TOEI 2」だったと思う。 ずいぶん前の事だけど、と、知人がプロデューサーを務めた映画がリバイバル上映されるというので見に行った。 チケット・ブースで売り子さんからチケットを買って入館、地下へ降りてゆくとちょっとレトロなポップ・コーン・スタンドがあってその先に劇場入口。 映画館の小道具・大道具が揃っているようで懐かしく映る風景だった。 その丸の内TOEIも今年2025年7月27日で閉館だそう。 その前に観た映画はたぶん、やはりリバイバル上映の「パリ・テキサス」で早稲田松竹。 こちらもややレトロな映画館で、古い映画やマイナーな感じの映画の上映が多い。 渋谷の松濤寄りにも、渋めの上映ライン・アップだった「シアター・アップ・リンク」があったと思ったけれど、今は無くなってしまった気がする。

   きょうの夕方に、修理を終えたライカ SL2-Sが宅急便で届く予定。 2月26日の突然死から3月5日にカスタマー・ケアに持ち込み、3月21日に修理完了して引き取り、同23日には水準器がズレている事が明確になり4月5日に再び持ち込み。 11日に修理完了のメールが入って今日届く。 カスタマー・ケアで預かっている期間は案外短くしてくれてはいるものの、待っているとなんだか長い。 電源が入らない点はその後に不審な挙動も少なく、とりあえず暫くは大丈夫そう。 修理で基板交換をした影響だろう水準器の不具合はファーム・ウェアで対応していそう。 この「0°」校正は料金約3万円との事で、使って壊したわけでもないのを思うとかなり高価。 今回の一連の修理は保証対象としてくれた為に費用はかからなかったのだけど、戻ってくるSL2-S、預けている間の空白時間の虚ろさもそこそこストレスであり、他に調整漏れがないと良いなと。

2025-04-13

紅雨

   風雨強くちょっとした嵐になると思っていたけど、風はなく寒さもなく案外やわらかな雨。 今日は1日雨降り。 景色は花から新緑へ移ってきていて、街路樹や公園に木陰や木漏れ日が見られるのもそう遠くはない感じ。 それでも、もう2週間ほど前に出てきた駐車場脇のアサガオの双葉は未だに双葉のまま。 日当たりが良くない影響もあるだろうけど、夏の草にとって本格的に伸びるにはまだ早いと思っているのかも。

2025-04-12

ハナミズキ

   5月になると咲くイメージのハナミズキ。 半月くらい早く開花... というか、この4枚の白いのは額? これは「総苞片」というらしい。 花は真ん中のマラカスみたいな形状のものが蕾で、これが咲くらしい。 わかにくいのでとりあえず「総苞片」が開いたのを「咲く」とすると、やっぱりちょっと早い気がする。 よく見かけるのは赤っぽいもので、「アメリカハナミズキ」と呼ばれ、よく街路樹として植えられていたりする。 アメリカハナミズキの原産は北米東部からメキシコ北東部とのこと。 その昔、1985年頃に街路樹として重宝された頃からすると、近年の夏の気温は+10℃以上。 「強い」印象だったけれど、耐寒性・耐暑性ともに「やや弱い」らしい。 ここ数年で枯れてしまった街路樹のアメリカハナミズキはよく見かける。 やはり強いからと広い地域でよく植えられていたピンク色の花をつけるサツキも枯れているのをよく見かける。 街路樹の植え込みは、熱を持ったアスファルトがために恐らく殊更暑く水はけもさほど良くない感じがする。 根のダメージが加速度的に進んでしまうのだろう。 道の両端に赤・白交互で植えられていたハナミズキの咲く5月上旬の風景はいかにも初夏っぽくて心地よかったのだけど。

2025-04-11

雷雨の日

   曇のち雨の予報どおり、夕方になってポツリポツリと雨が降ってきた。 雲の色は、どこか遠い夕陽のせいか茶色がかったグレーで、水に絵の具を落としたように地上に向かって濃さを増してゆくよう。 電車を降りて傘をさすこともなく目的地へ着き、とある写真展のトーク・ショーに合流して程なくして雷鳴。
   トーク・ショーは、ある写真家が若き頃にロンドンで過ごした日々の物語とそれにまつわる、また近年に至る写真の話。 これまでにも何度か聞いたことのある話あり、新たに聞く話あり、ふと時計を見ると1時間ほどが過ぎていた。 今日は無料でいいよというポスト・カードにサインをいただき、サインをいただく短い間に1つ2つ問いかけると、静かに、そして情熱的に物語を返してくれた。 その中に「そうか」と、少しはっとするようなものを感じつつその場を後にする。 靴を履いて外に出ると、知らない間に膨大な時が経っていた浦島太郎のような気分をどこかに感じつつ、大粒の雨が降り出した人の流れる歩道を足早に駅に向かい。

2025-04-10

たんぽぽ

   今年のタンポポは例年よりも元気に見える。 場所にもよるけれど大きな花を付けているタンポポをよく見かける。 花まで伸びる茎も太く長く、葉も広がる直径が大きい。 先日は、とある原っぱで何年かぶりにニホンタンポポも見かけたし、今年はタンポポにとって快適な気候なのかも。 先月は、園芸店でヒイロ(緋色)タンポポが安価に売られていてつい衝動買い。 緋色というほど赤くはなくて、カントウタンポポ(呼称は所説あり)の白い花の中心あたりがほんのり赤っぽくなったような花で、勤務先の植込みの脇の踏切脇に植えてみた。 JRサン、除草剤撒かないといいな。 他、タンポポ、というかキク科の花について触れているウェブ・サイトがあったので幾つか --- 「荒川植物図鑑」「みずき野(茨木健守谷市)の自然」

   ライカ SL2-Sの修理、その後 --- 昨日メールが届いた。 そこに「再修理扱いとして水準器の調整をいたします」とあった。 なので「そのまま自動進行」で「約1週間後の完了予定」とのこと。 水準器、広角レンズで水平を見る参考にしたり、パノラマ撮影時にカメラの水平移動(体を軸に回転)に使ったりしている。 前者は、意外と水準器ナシの状態でグリッドも表示しない「マットなファインダー・スクリーン」状態が撮りやすかったりするのだけど、それでも、時々ふと露出に迷いが生じてカメラを青空に向けて露出の参考値を求めるのに似て、さてどこを垂直のポイントにするかと迷った時に水準器の揺れを見ることがある。 後者は、グリッドと水準器の線を合わせながら等間隔に水平にカメラを振るのに大いに役立ち、必ずしも三脚を立てられなかったり持ち合わせていなかったりがあって水準器の存在がありがたい。 確かに... そうした利用の場面はやや特殊かもと思うと、ライカのカスタマー・ケアで言われたように、さほど出番なく注目されない機能というのも分からないではないのだけど...。

2025-04-09

たまたまの

   街歩きを終えての帰り道、カメラをバッグに仕舞いかけたときにレリーズ・ボタンに触れて撮れた1枚。 外に出られたのは15時過ぎで、最近気になる商店街は殆どが日陰になっていた。 曇天とあまり変わらず、また出直そうかと思っての往路。 普通なら消去してしまいそうなコマなのだけど、あまりに派手なフレアが今日のやや暖かい天気を語っているようで、微妙に不本意感もありつつ、なんか面白くもあり傾きを修正してこの1枚に。
   商店街では、思いがけず商店街の方に声をかけていただき、閉店してしまった時計店の話や、かつてあったシネマの話、近くに米軍基地があった頃の話などを聞けた。 更に商店街のどのお店の方を訪ねたら昔の話が聞けるのか等々の情報もいただいた。 また天気を見ながらココへぜひ。

2025-04-08

裏通り

   やや薄く陽光があったので昨日と同じ場所へ行ってみたのだけど、ちょうどその時点で空がどんより。 復路ではやや影が見えるくらいに陽が射したものの、それも一瞬のことだった。 大通りのケヤキは日に日に葉の色が濃くなっていて、日陰になる裏通りにも少し初夏に向かうやや潤いと光を帯びた空気が入り込んできているよう。 市内で最初に咲くと言われる河津桜にはすでにサクランボが。 今日は気温19℃ほどまで上がり、予報では8m/sの風だったがそこまでではなく、つい一昨日の、なぜか冷たい南風とは雰囲気が違ってどことなく暖かさを感じるような風だった。

2025-04-07

曇り空の

   この外出の時間のあと、天気予報に反してけっこうスッキリした晴れ。 朝も晴れ。 撮っている間はもうちょっと日射しが欲しかった。 晴れたら晴れたで日なたと日陰の明暗が強すぎて、通りの雰囲気は分かり難くなってはしまうけど。
   一昨日、修理に出したライカ SL2-Sはその後音沙汰なく。 昨日は借りて来たキヤノン EOS R7での記録撮影。 このR7、EF-Sレンズが付いていて、どうもレンズの解像度が追いついていないのか画が割とざらざらでピントがあまり合わなくて難儀する。 Youtubeやネット検索でヒットする記事では、概ね「R7のAF性能は良い方」との評価。 近いうちにキヤノンのショー・ルームでEOS R7+RFレンズの組み合わせを試してみよう。 で、今日はソニー a7SIIにCONTAX Carl Zeiss T* Vario-Sonnar 28-85で。 このレンズは中古で購入してから12年ほどになる。 中玉にややクモリがある感じはあるもののそこそこの抜け。 そう遠くなくクリーニングに出してみようかとは思いつつ、眼の弱りもありオート・フォーカスでさくさく動くズーム・レンズに切替えようかとも思いつつ、でもこのVario-Sonnarの写りの雰囲気ってなんだか捨てがたく。 いま既に出番は少なくなっているものの、時々撮り歩きをしたくなるレンズ。

2025-04-06

気がつけば

   ここ最近は曇天や雨降りの日も多く、夕方の動きが不規則な日も多く、久々に18:00頃の晴天の空を見た。 日が延びたなとは思っていたけど、18:25になってもうっすら明るかった。 思えば夏至まで3ヶ月弱で、今頃は日の延びるペースが速くなり実感が増して感じられる時期なのだろう。 まだまだ風は冷たくて、今日は強めの南風だったが寒かった。

2025-04-05

有楽町あたり

   ガード下の飲食店街。 有楽町駅側の通りの入口には「ミルクワンタン」の看板がある。 たしか数年前に閉店したはずと思いながらも期待して1店1店を確認しながら歩を進め。 通りの片方の端まで歩いて「やっぱり無いか」と思い。 聞いた話で、ミルクワンタンのお店はメニューにその1品しかなく、席に着くと自動的にミルクワンタンの調理が始まるらしい。 白いクリーミーに見えるスープからその名がというのだけれど、とうとう来店の機会がなかったのでどうも実感わかず。
   そのまま久しぶりに銀座一丁目辺りへ。 だいぶ風景が変わって見えて、古くからの小料理屋がビルの合間にひっそりと見えたり、同じような小料理屋が並んでいたと思った通りは新たなビルが。 二・三丁目は無印やH&Mなど銀座の匂いのあまりしないお店が目についた。 小料理屋の三州屋へ続く路地を覗き込み、ユニクロの入るビルにプランタンの面影を思いつつ。 今日も目的地はライカ銀座店のカスタマー・ケア。
   修理から却ってきたライカSL2-S、水準器が2-3°ほどかズレていてどうも撮っていて具合が悪い。 水準器は、特定の記録撮影や広角レンズの使用時に傾きの確認をしたりとわりとしばしば使う。 カウンターでの見解は「修理費3万円程度では?」とのこと。 とりあえず見積をお願いしたものの、修理品の動作確認は行われないのか疑問は消えずお伺いしたところでは、「全ての細かな確認は修理が混んでいる事もあり行わないし、水準器は一般的に使用頻度は低いとみなされるためそもそも重要視される部分ではない」という事らしい。 アメリカ発祥の会社ならそう言われても不思議はないかもと思いつつ、あらためて故障ではなく修理結果で不具合が出ている旨をお伝えすると、「その判断は本国(ドイツ)の判断基準によるので(どれくらい状況が汲まれるかは)何とも言えない」というものだった。 一方で「新橋の修理センターでジャイロ・センサーの0°校正を行えば済みそう」との旨の呟きもあり、状態的にはそれで済むンじゃないだろうか? と思いつつ。 先月下旬に修理担当者の完了・確認サイン付きで却ってきたSL2-S、さてどうなるか...。

2025-04-04

通りの新緑

   通りのケヤキが緑色になり始めた。 例年はもう少し遅いように思う。 新緑と言うほど葉っぱは大きくはないけれど、早くも初夏を思わせる風景が見られるようになってきた。 とはいえ今日は風が冷たく、商店街のプランターのチューリップはまだ咲かず、春らしさに至らない風景も多々ある。
   チューリップと言えば、7-8年前の戴き物のチューリップのアンジェリカとフィノーナが合わせて10球近くあったのだけど、今年はそのうち開花しそうなのは2本のみ。 一昨年の夏の暑さで球根が弱ってしまったようで、昨年は掘り起こして夏の間は休ませた。 それでも小さくなってしまった球根からは、今年は葉っぱが1枚きりしか出ないものが殆ど。 暑さの他にもおそらく化成肥料による土の弱りも原因。 もう1つ、その場所は、建物の屋根から降ってくる雨水を受け止めるスペースでもあり、大雨の日には滝のように流れ落ちる雨水で土の栄養が流れ去ってしまったのかとも思う。 日当たりも今ひとつなので条件はあまり良くない。 今年は、寒くなって植え込みに緑色の葉っぱを見なくなってきて球根も掘り起こし終えた頃に、米屋さんで米ヌカを買ってきて土に混ぜてみようかと計画中。 植木屋さん曰く、「え? こんなに? ってくらい撒いちゃって大丈夫です」というのだけど、米ヌカで土壌改良っていうのは少々意外な一手。

2025-04-03

雨の止みかけのころ

   最近は雨の日が続いていて、少し前までは晴れ続きで乾燥して山火事があちこちで起きていたくらいで、あまりに晴れの日が多かったためか、雨続きでもあまり雨の実感がなくて妙な感じ。 明後日くらいからは晴れの日が増えて気温も上がってくるようで、草花の植え替えをするなら明後日くらいがよさそうだと大雑把に植える場所やらを小さな紙片に描いてみたり。

   昨日はWindows10から11へのアップ・グレードを実施した。 大体は問題なさそうだったのだけどPhotoshopが起動しなかった。 Photoshopの再インストールと環境設定ファイルの削除、Visual C++のx64のランタイムの再インストールを行ってみたがやはり起動せず。 バージョン2024・2025の両方ともスプラッシュ画面の「パネルを初期化しています」だったか辺りで停止。 アドビのウェブ・サイトに「おかしいなと思ったら」というページがあってパラパラ見てみたけれど、この中に当たりがある気があまりせず。 起動しない状況に「おかしいなと思ったら」というふわっとしたページのタイトルに軽く苦笑しつつ、何となく「UXPフォルダの名前を変更する」との項目が気になり、今夜はこれをしてみようかと思っているところ。 2年ほど前にWin11化を行ったときには問題なかったのにな。 エクスプローラーか何かの挙動に馴染めずWin10にロール・バックしてしまったけれど、あのままにしておいてもよかったかな。

2025-04-02

迷い路地

   スマート・フォン片手に道に迷う人がぽつぽつ。 雨もぽつぽつ。 気温11.7℃。 少し寒いが風にはどこか暖かさがあり、大通りではケヤキの木に新緑、路地の家の庭先にはツツジが咲き始め。

2025-04-01

VX-6

   無線局の免許を流して(失効)しまったので電波は出せず。 ずっと昔は「局免」は一度認可されたら更新はなしだったという記憶。 これが5年毎更新になったのは、1987年公開の映画「私をスキーに連れって」の中で無線機が使われるシーンがたくさんあり、どうもこれに触発されて開局数が爆増してコール・サイン(無線局毎の名前)不足などの不具合が出てきた為という記憶。 ついでに無免許で運用する人も爆増した記憶があり、その頃はアマチュア無線の免許を持つ正規の人々が通信できなくなるほどの混雑とルール無視が酷かった。
   無線の面白さの一つは遠方の人達と通信できること、これは昨今のインターネット社会では「遠いところと通信できるのが当たり前」となりそこにコストと労力をかけて挑戦する気概はおそらく激減。 他にも50km圏内くらであれば家に置いた無線機やクルマに取り付けた無線機で結構クリアに通信でき、よく会社帰りなどに通信(雑談)しているのに出くわしたが、これは携帯電話の普及とともに激減。 夜には帰宅後の愉しみで通信する人たちも多かったが同様に携帯電話の普及とともに激減。 携帯電話という至れり尽くせりの通信環境と通信機材が安価に手に入る世の中になり、対してわざわざ大きくて不安定さのある無線通信のどことない無力感になんとなく萎えてしまう、そういう時流だったように思う。 そうした時代の影響は多分にあり、アマチュア無線が流行った30-60年ほど前はラジオの製作をはじめ電子工作の最盛期で、電気や電子の分野に興味のある人達による開局が多かったが、近年は身の回りの機器のデジタル化や精密化のため手を入れる隙がなくなって縁遠くなってしまったり、かつて熱中した人達も年代的に落ち着いてしまっていたり。
   他にも見知らぬ人と繋がる面白さがあり、アイ・ボールと言って声だけでなく待ち合わせをして実際に相手と会う面白さ、通信者が増えて地域ごとに無線クラブができたり、そうした人達で集まってバーベキュー等をしたりと、これはSNS時代には却って理解しがたい繋がりの面白さだったのかもしれない。 いつ誰と繋がるかは偶発的な要素も多分にあって、全く別々の事をしている人同士が同じ時間を共有する不思議さ面白さや、声が聞こえてくる都度、作ったラジオの電源を入れて初めてイヤフォンからの音を聴くようなプチ感動がある。 無線というある意味特殊な環境が共通点となってか、様々な出会いがあったがそこには犯罪に繋がるような雰囲気を感じたことはなかった。

   いまは無線局免許も無いし(無線業務従事者免許のみ保有)、修理から帰ってきたこの小さなトランシーバーで航空無線とラジオ放送を聴くくらい。 ラジオは、AM放送用のバー・アンテナ内蔵されていないしFM放送もしっかりアンテナを立てないとよく聞こえないけど、AFNだけはなぜかよく入る