2024-02-14

雲のきれ始め

   日中は外に出る機を逸してしまい、窓の外にどんどん雲が広がって行くのをながめながら夕方に。 雲というよりは水蒸気が満ちてゆくようなイメージに近く、ゆっくりとじんわり広く行き渡ってゆくような。 そして夜になって少しずつ晴れてきた。 晴れと言っても空気中の水蒸気は多めらしく、雲はまばらになって行くもスッと晴れた感じがするまでの雲の尻尾のフェード・アウトに時間がかかる。 1年くらい前に彗星を撮っていたときも似た感じだった。 風に乗って雲が動いて、「あと少しで見えてくる」というあたりで雲の動きが遅くなり、なぜか流れる向きまで変わり、じれったさと、「残念」な方向へゆっくり移行する心持ち、「ならば」「でも」「雲は切れるはず」と粘りたくなる気持ちとで、足で冷やされた血液が体内を巡って、さすがに「もういいか」というあたりで夜の明ける気配がしだした。
   明日は「春一番」.. かも、という噂。 花粉は飛んでいるし、2月なのに「4月上旬の気温」というし、でも意外に草木の芽吹きはほぼ例年通り。