2025-09-01

まだ暑いが

   まだ35℃予報が続いていて連日暑いのだけど、夕方のオレンジ色を帯びた陽光にほんのり照らされる風景が、どことなく冬の色。 まだ秋らしい秋にもなっていないのに冬の乾いた風が吹いてくるかのような錯覚を覚えた。 たまに立ち寄るスーパーの階段を下って買い物を終え、再び階段を上がってゆくと、駐車場のある屋上に近づくにつれてクーラーの涼しさから抜け、色に冬を感じながら、30℃を軽く超えているだろう駐車場へ出る自動ドア手前の空間へ進む。 ここがいちばん暑いだろうか、自動ドアが開くと僅かに涼しい風が流れ込むのを感じながら外へ出る。 まだヒグラシの声も聞かない終わらない夏の繰り返し。 夏・秋・冬それぞれの空気感の中途半端な混ざり具合。