昨日ちょっと歩きすぎたか、それとも朝からの強い湿気のせいか疲労感が纏う。 昨夕の大雨、あれは随分と久しぶりのことで、午後になって晴れた空を見ているとその記憶の現実味がない。
きのう訪れた写真展 - 新宿のオリンパス OMギャラリーで開かれている、山田淳子さんの「わたしの百人の祖父母たちー北方領土・元島民の肖像―」を思い出してみる。 100人? 数えなかったが100人いたと思う、歯舞群島の志発島で暮らしていた祖父の即席を辿るように北方領土に住む人々に話を聞き、撮られた写真。 「斜古丹墓地」と彫られた石柱の横に立つ男性の写真が気になり、その墓地がどんな場所なのかを尋ねた。 本当に古い墓地は他の場所にあり、比較的新しいという。 群島とそのごとく北方四島だけでなく小さな島があり、ソ連兵の侵攻により立ち退かざるを得なかった人々は多々あった模様。 それぞれの島に思いが残っていて、ひとことで北方領土と言ってもその土地への想いは100人100様と言う。 大枠では1つの方向に向かって移住し、敵国となった地で戦争を経験するなど苦労を重ねた「移民」とは大きく異なる心痛を思った。
このあと、ゴールデン街のバー「南海」に行ってみようと思っていたが時間配分を間違えたらしくだいぶ日が高かった。 前にも一度、シャッターが閉まっているのには遭遇したことが合って、近くのお店で聞くと「時々開いている。いつ開いているのかわからない」とのこと。 バーだけど、ほぼ下戸なのでたぶん注文するのはコーラ。 ガードくぐって左手の思い出横丁を撮り歩くでもなく、午後の陽射しで電車待ちの人々の長い影がホームに映されるのを見ながら今日の予定は終了とした。
きょうはガードくぐって右、駅でSuicaのチャージに。 次に行くのはどこになるか。