立秋2日目。 きょうの暑さはつい数日前の強烈さとまでは行かず、ただ湿度は決して低くなく、蒸す感じはまだまだ夏。
朝から小さいながらもくもくと雲が湧いて流れ、時折日差しが遮られてぐっと暗くなる、やや南国風の空模様。
午後には豪雨が通り過ぎ、そこからはパッキリした陽光が射し込んだ。
秋葉原にあるラジオデパート、ラジオ・センターは昔から電気パーツが売られていたところ。
建物内の通路沿いに並んだ店舗は、2畳ほどのスペースで1畳分ほどに小さな部品がぎっしりと並べられ、その奥に店主がいて会計や説明をする形。
今はそれら店舗の2割程度しか残っていないような印象。
電気部品も近年は小型化して基板上に米粒よりも小さな部品が並んだ半完成品が売られていたりするが、もう20-30年ほど前になるのか、その頃はまだ基板にスイカの種や節分豆くらいの大きさの抵抗器やコンデンサーを並べてハンダ付けする完全自作が一般的。そうした電気・電子工作を楽しむ人口、また企業の研究・開発者の需要があって部品を売るこれらのお店は賑わっていた。
今のこの時代に「ラジオデパートここにあり」風な存在感を感じさせる建物入口の風景に様々な思いや事情や感動を見た気分。
