2025-08-31

ライカの憂鬱

   SL2-Sが修理から帰ってきた。
   3度目の修理だと思う。 最初は電源が入らなくなる現象が起きた。 電源周りの故障はライカには多い気がする。 M10だったかシャッターが切れなくなるとか電源が入らなくなるといった話を聞いたことがある。 以前に使っていたM8も電源周りの不具合があったし、ライカ全般的にもしかしたら電源周りは弱いのかも? という印象。
   そしてその1回目の修理から戻ってきた時に、他の不具合が見つかった。 というよりは新たに発生した。 調整不足という感じの不具合だったが、これが不正確だとけっこう不便だったので2度目の修理に出した。 で、返ってきたが同様の不具合が発生したのでその調整のため3度目の修理となった。
   ご機嫌ナナメになるのはライカのカメラのご愛敬といえばご愛敬なのだけど、修理の際のカウンターでのやりとりに、「へ?」と目が点になったことがちらほら。
   これらの不具合の他に確認したい事もあった。 1つはストロボの発光制御で、純正のクリップ・オン・ストロボで「⚡A」(オート?)にしても「⚡」(常時発光?)にしてもある程度の明るさ(露出条件)になると発光を止めてしまうことで、返答は「毎度発光させたかったらライト組んでワイヤレスなりワイヤードなりで使ったらいいじゃないか」だった。 1つは、メモリ・カードへの書き込み方法で、「SD1 = SD2」の時にSD1で消去しても、SD2にはその画像は残りプレビュー時に表示されるので紛らわしいためミラーリングにする設定はあるか? に、「他のメーカーも同じ動作じゃないんですか?」だった。 1度目の修理の後、あるセンサーを用いた値にズレがある不具合が発生し、修理後の確認では分からなかったのだろうか? と、同意を求めるような口調で問いかけたのだけど、苛立ちやや喧嘩腰で「修理が混んでいて忙しい。そうした細かい処はいちいち気にされても困る」と、凡そそうした返答。 そして2度目の修理に出して調整されて戻ってきたが、その後すぐに症状が再発。 実用上困るので3度目の修理に出した。 その時に「ズレ」に対しては「許容範囲」だとの見解。 許容範囲の数値を訊くと、しばし要領を得ない対話の後に技術関係の方が出てきて、「許容範囲というのは無く、ゼロをきちんとゼロとして校正する」のが正解だという。 「他のメーカーも」とかではなく、ライカの調整基準やら考え方やら哲学やらの基準に基づいていれば話が脱線しないと思うのだけど、技術的な窓口での回答の曖昧さには閉口した。 そして明確に口には出さないものの全般的に「素人が来る処じゃないンだよ」風な口調は結構あからさま。
   カメラマンの知人に話したところ、意外にも実はライカを手放したいと思っているという展開に。 聞けば、上記のような事とは全く違った内容だったが、「ライカはどこへ行きたいのだろう?」とちょっと落胆のご様子。 氏もSLシリーズを使っていて、まず重さへの疲労感があり、ほか何かにつけての中途半端さを感じているようだった。 更にはソニー a7シリーズと2台で撮ってみて、LightroomやCaptureOne等で時系列(機種はランダム)に並べてみるとどちらで撮ったか区別できないものが殆どなのだと言う。 確かにライカの方がRAWデータでもバランスよく決まっていたり、中間調のコントラストの出方がキレイで絵に芯がある感じなど、さすが老舗カメラ・メーカーと思わせる画作りなのは確かなものの、ソニー機もレンズとの相性次第だが同様と思える画像を出力するわけで、結果として・結論としては「ソニーでいいじゃん」なのだそう。 この画質の件については同じ経験をしていてホントにそう。 ボディが故障せず、APO-SummicronとかSummiluxとかを使うならSLシリーズで良いのだろうけど。 ソニーも修理に出す頻度は高い方だと思うがそれでも総体的な使い勝手はソニーに軍配が上がるかな。 SL2のシャッター音は良いし、青空の色に濁りないし。 懐具合と機材の総重量に対する体力・修理に掛かる気力に余力があればライカを持ち続けてもいいけれど。 SL2-Sを使って約3年、使い勝手でミラーレスの利点はたくさんあったけれど、M型ではない、つまりレンジ・ファインダーではないライカを持つ意味って何だろう? と時々思う。
   何かの動画で、ソウル・ライターがワイン・レッドのマイクロ・フォーサーズのルミックスでニューヨークの街を撮り歩く姿に、ライカのレンズを使いたいならこの手もあるかと思ったことも。 その姿、ご年齢とカメラの軽さが程よく見えた。 すぐに買える状況ではないけれど、今は軽くてさほど壊れずそこそこ以上の高画素で高画質でシャッター音の静かな、ソニー a7R Vのようなボディが望ましいかな。

2025-08-30

日の入ころ

   山並みのためか、緯度から導かれただろう理論値よりも10分ほど早く太陽が見えなくなった。 日の入は18:12で、9月6日には18:02、夏至からは既に1時間も早くなっている。 ライカ M8を使っていた頃は実質ISO 160でしか撮れなかったので、夕刻の帰り道に頑張って手持ちで街やらを撮れる限界が9月14日頃だった。 頑張ってというのは、しっかりカメラをホールドして何度もシャッターを切り稀にブレていないコマを導き出す行程のこと。 画角は25mmくらいを多用し、M8が壊れる前年だったかには、秋の「ツルベ落とし」の夕暮れにはやっぱり明るいレンズが必要と思ってF1.4の35mmレンズを購入したのだけど、程なくしてM8は壊れてしまった。
   ミラーレス・カメラが主役になってから、特にSL2-Sは手振れ補正が強力で、シャッター速度 1秒くらいまでは手持ちで撮れる。 「これ撮りたい」「これ撮ってみよう」という気になる機会が増えたのは面白いところ。 この夕方の時間帯は、高感度なソニー a7SIIよりもSL2-Sの方が使い勝手が良いように思う。
   暗い場所での使い勝手では不利だったM8だけど、意外と色味はよくて好感の持てる画は多かった。 最近読んだSNSの投稿に、「よくC-MOSよりもCCDの方が色が良いと見聞きするが、C-MOSもCCDも基本、発色は同じ」とあった。 で、「そうなのか」と、CCDの色が好きだと思っていたので無知さに少し恥ずかしさを思った。 その後あれこれ考えあぐねるうちに、たしかに光の量を電気信号にして記録するだけなので理論値は変わらないのだろうけど、感光する光の量と電気信号の出力のされ方には差があるように思えてきた。 というのも、以前にCCD機での撮影でアンダーの部分の色がグレーっぽく抜けてしまう現象を経験していて、対してたっぷりの光量では割と鮮やかな発色になったため。 信号処理のアルゴリズム以前の単なる電気信号の段階に両者ではやはり違いがあるように思える。 それぞれの進化の途中では、アンダーに強くなって行ったり画素数が上がって行ったり、他にも多様な要素が加わったりと一概に比較はできないとは思いつつ。 やはり材質の違いによる差異はあるンじゃないだろうか。 画質の「良い・悪い」論はさておき、電気特性の差異は画像の雰囲気の違いには、たとえ僅かであっても影響するように思えてきている。 同じC-MOS機でも、更には同じ型番のC-MOSセンサーを用いていても、メーカーや機種によって色味が違って見えるのだからあながち大外しでもない気はする。 CCDかC-MOSかの話は、詰まるところリバーサル・フィルムの発色の懐の深さが記憶にあって、その信頼感や感激やノスタルジーから知らず知らず比較してしまうが故の論議のようにも感じる。

   SNSの「Threads」に面白い書き込みがあった - 曰く「『CCD世代の頃の発色が ---』ならまだわかるけど」と。 なるほど「あの頃の色味」と言われるとなるほどと思う。 色味の処理は割と各メーカーで似通っていたかも。 それはKodachrome 64で撮ったようなシャドウとシャープネスで、C-MOS機だったキヤノン 20Dも時にそうした雰囲気の絵柄だったように思う。 それらがセンサーの電気的な都合なのかセンサー部分のファームウェアのメーカー都合なのか、その辺りは「その界隈」の人でないとわかり得ない事だとも思い。 諸々に念いを巡らせると、近年のカメラはフィルムの発色が基準っぽかった呪縛を離れて案外自由なのかも。 (2025-09-06、2025-09-20追記)

2025-08-29

夕焼け

   久しぶりに少しだけど夕焼けに遭遇。 タイミングが合わないだけで、朝焼け夕焼けんい日はけっこう多いのではないかと思う。 というのもInstagramにここ最近、連日投稿されていた「今日の朝」「今日の夕」とコメントが付けられ投稿されていた写真は、「え、いつ?」と首をかしげるくらい沢山の朝焼け・夕焼けや朝夕の陽に照らされたきれいな様々な形の雲が写っていたため。 最近は早朝から原っぱの写真を撮りに行く仕事もなく、朝夕の景色から少し縁遠い。
   この秋はまた明るい彗星の噂があるので、おそらく夕方に見えるのだと思うが中望遠を持ち出して撮りに行ってみようと思う。 安価なものだけどせっかく買った赤道儀も使ってみたいし、年内に1回くらいは星を撮りに行ってみたいところ。 一昨年だったか、知人が尾瀬に星景を撮りに行った。 至仏山を画面の主役に、星空と手前の湿池に映る星とが写しこまれてきれいな一枚に仕上げられていた。
   日常の生活圏からは、やや遠く足を伸ばさないと空の暗い場所がなく、思うように星を写真に捉えにくい。 遠く光害のない夜空と言えば、35年前に沖縄で見た深夜の夏のオリオンも一度は絵にしてみたいし。 夏の、とは言ってももう9月初旬だったので暦では秋だったけれど、暑い時期のオリオンには感動を覚えた。

2025-08-28

夕刻に涼風

   日中はかなり湿気った。 気温はさほど高くなかったが湿気のためか粘っこい暑さとなった。 まだ酷暑はやってくるだろうけど、とりあえず昨夕の一雨で一歩秋らしくなった感あり。 夕方の風はススキと団子が似合うような涼しさだった。 セミはツクツクホウシの鳴き声。 まだヒグラシが鳴かないけれど、暑い季節の終わりに間に合うのだろうか。

   昨日、クルマのタイヤ空気圧の警告灯が点いていたのでガソリン・スタンドで見て頂いた。 1本の空気圧がだいぶ低く、訊くと「何かが刺さっている」という。 見ると大きなリベットのようなものが光って見えた。 どうやらパンク。 修理はすぐ出来るというのでお願いしたところ、修理は10分ほど、値段は1,800円だった。 刺さっていたのは長さ2.5cmほどのアルミっぽいタッピング・ネジで、どれくらい走ってしまったのかアタマは潰れてネジの「+」の溝は視認が難しい状態。 パンク修理はその持続性も高く高速に乗っても大丈夫だという。 次の車検まで約6,000km走れれば良いと考えていたのでタイヤは既に溝があまりなくそれなりの傷み。 今回の傷口から裂傷に繋がったりしないだろうか? と多少の不安あり。 前輪2本だけでも替えようか? 「んー、このタイミングでパンクとは...」。

2025-08-27

夕立の少し前

   雨雲レーダーで見るとあと10分・15分ほどで大雨。 落雷多数。 久しぶりの「夕立」っぽい大雨の兆候。 この後クルマで移動していたら、走行中に車体が揺れるほどの大風。 夕立というよりは嵐の景色。 でも思ったほどに雨は降らず、これで多少は涼しくなるかとの期待も薄く。 それでも処暑を過ぎて急速に空気の色に秋が混じり出し。 昼下がりには遠くの音の響き方が秋を思わせる風だった。 湿度は高めだし、気温も高めだし、いったい何が秋のように乾いた遠くの物音を響き渡らせるのか。

2025-08-26

処暑を過ぎて

   今日も35℃まで上がった。 夕方に近づくにつれ、少しずつ陽の色が赤味を帯びてきて長い影の裾が空虚を引きずるようになる晩夏の対照に。 なぜかヤツデが植えられている古い商店街のアーケード。 前に目にした和菓子屋もふとん店も見なかったな。
   点検から帰ってきたクルマ。 約1ヵ月ぶりに乗ったのだけど、あまりの感触の違いに戸惑った。 すっかりワゴンRで慣れた所作、停車時につい左足でサイド・ブレーキをかける動作や、シフト・ノブに手を伸ばしたつもりがハンドル左側の空を掴んでいたり、乾式クラッチのオートマでの発進にギクシャクしたり。 車内に流れるAC/DCの曲に少しずつ落ち着きを取り戻し。

2025-08-25

柔射光

   単に曇っていただけなのか、日射しが柔らかく、気温もさほど高くは感じず、少し秋に近づいたように見えた公園の風景。 暑いのも昨日がこの夏最後かと思いきや、明後日は38℃予報で最も数値が高い。 8月は殆ど夜間も30℃超えで、エアコンなしの生活はとてもではないが考えられない。 でもなぜか、もしかしたら、仕事柄ひんやりした部屋で過ごして体が冷えているためか、ではなくて年齢のせいで感覚が鈍っているのか、クルマで走るときのエアコン稼働率は30%程度で、この夏は窓を軽く開けただけで走ることが多かった。
   クルマの点検・修理が完了したとのことで、2008 ワゴンR DETターボに乗るのも明日で最後か。 2008年製と思われるこの車種は、気になって見ていると意外と街なかで見かける。 K6Aエンジンの回転フィールも心地よく、その耐久性の高さにも感心。 燃料を大量に喰うのは玉に瑕で、この660c.c.ターボと明日帰ってくるN.A. 1,200c.c.とでひと月の燃料代はほぼ同じだった。 さて、明日に帰還の余命宣告されてしまったクルマに替わるのはハスラーかなと思いつつ、今年10月とも12月とも言われるモデル・チェンジで噂されるデザインはだいぶジープっぽくて何だか違和感。 まだ予想画の域を出ないので何とも言えないまでも、現行車種よりも重厚感はある感じ。 現行車のデザインも嫌いなわけではなく、次期車が予想画通りだとするとちょっとだけ行き過ぎ感を思い。 でも重厚な方向に変わるとなるとそれはそれで、実際の強度を思うと気休め程度と思いながらもよい傾向なのかも。

2025-08-24

お囃子

   山車(だし)の上に小太鼓2つ、笛、摺り鐘とお面を付けた子供の舞踊が1クルーで、時に獅子舞がそこに混じる。 神輿が進む途中途中に3基ほど。 山車によってはオカメではなくヒョットコや狐の面も。 獅子への挨拶なのか、神輿は山車の前で一旦止まってそれから神社の境内へ。 御神輿を撮りに行ったのだけど、90mmは今日はちょっと中途半端だったみたい。 50mmくらいが当たり? また来年...。 今日は14時頃の温度計で37.5℃。 神輿の担ぎ手もみんな顔は真っ赤だったが、冷たい飲料を積んだサポート・リヤカー(もっと小さなワゴン的な感じ)が付いていたし無事に担ぎ切っている事と思う。 tenki.jpのサイトに「今日24日(日)は、最高気温39℃超えが関東で6地点も観測。 東京都心は37.3℃と、8月下旬のここにきて今年一番の暑さとなり、8月の猛暑日は13日目で過去最多を更新、年間でも20日で過去2位タイとなりました」と。 「過去2位」なのか。1位は2017か2018年辺りか? そして「今年一番の暑さ」、昨日が「処暑」だったのに残暑厳しく...。

2025-08-23

Portable Shrine

   今日・明日はお祭りの日。 各町会の持っている「会館」から御神輿が出され、練り歩くのはたぶん明日。 町会の人々が集まって準備に忙しそうだった。 町の中心地から少し外れた町会ではお囃子をラッパ型のスピーカーで流していた。 小さな町会内でどれくらい子供がいるのかわからないが、例年、小学生くらいの子供たちが小さな御神輿を太鼓を叩きながら町会の役員に囲まれて担いで回っている。 中心地に行くと大きな御神輿が8基くらい街なかを練り歩く。 人出も多く御神輿が来ると道路の両脇をなんとかすり抜けて進むような人混み具合となり、その中を御神輿は担ぎ手の掛け声や、町会によっては担ぎ唄を歌いながらお囃子の山車の太鼓や笛や鐘の音のバックに神社の境内を目指す。 両脇にはたくさんの露店が並ぶ参道を進み境内へ。 境内では各町会の御神輿それぞれにお祓いを受ける。 これもまた夏らしい風景。

2025-08-22

お祭りの準備

   明日・明後日は町の祭りの日。 駅の南側の諏訪神社のお祭りがあり、その関連なのか北側でも「諏訪まつり」を冠した看板を目にした。 町会ごとの御神輿も数基、今日は大小合わせて5基を目にした。 神社のある南側では各町会から御神輿が出て、その他にもお囃子の山車が数基出る。 境内にはたくさんの露店やお化け屋敷。 他、神社境内にある土俵での奉納相撲や獅子舞。 以前は昼間にパレード、夕方から流し踊りがあったがこの猛暑で近年はどうなっているのだろう?

2025-08-21

STATIONERY

   いつしか焼鳥屋になっていた文具店。 「STATIONERY」の文字を残したまま、全く異なる業種の店舗になっていたのがちょっと面白く。

2025-08-20

日の入、少しずつ早く

   日の入時刻は18:25で、夏至から35分ほど早くなった。 心なしかほんのちょっと日が短くなったと感じる。 あぁ、明るい夕方に撮りたい商店が幾つかあるのだけど、もしかしたら、身動きしやすい18時前後の空の明るさと商店の外観の明るさ、店内の照明とのバランスが丁度よいタイミングを逃した気がしてきた。 古めの薬局、文具店、電器屋、文具店だった建物を使った焼き鳥屋など気になる撮ってみたい処がちらほら。

2025-08-19

夏のような秋のような

   きょうも最高気温は35℃くらい。 ちょっと外で作業するとけっこうな汗。 でも風が少しだけ涼しい。 午後に外へ出ると、湿気が少し少ないのか割と景色がスッキリと見える。 はっきりとした日射しに暑い気温、夏らしいと感じる一瞬一瞬と、風と日陰の涼しさや歩きに合わせて飛ぶトンボに秋を感じる一瞬一瞬と、2つの季節が同居。

2025-08-18

料亭だったところ

   料亭だったという建物。 初めて目にしてから10年ほど経っただろうか、少し前のこと偶然にここの主と話すことができた。 今は詰まりは住居なのだと思うので勝手に写真を撮るのは憚られ、いつか天気の良い日に撮らせて頂きたいとお訊きしたところ快諾をいただいた。 それからは「いつかいつか」と思い続けてようやく足を運ぶことが出来た。
   今日は14時頃に37℃まで気温が上昇。 不安定と言われた天気は15時過ぎからモクモクと霞んだ空のはるか上空に大きな積乱雲が湧き上がり、間もなく雷鳴が大きく鳴り渡った。 遠く湿気に霞んだ灰色の空には稲光りが何度も走り、数十キロ先の西の地と北北東の地では大雨に見舞われているのは想像に難くなかった。 案の定、夕方のニュースでは大雨の状況が伝えられた。 今いる場所はと言えば強くはないが陽が射したり曇ったりを繰り返す状況で、旧の料亭を、そして商店街をひと通り撮ってからクルマを走らせ、約100mほど行ったあたりで大粒の雨が降り出した。 それでも雨雲の中心からは外れ続け、ワイパーは間欠で済む程度。 夕立とまではならなかったがなぜか気温は9℃ほど下がった。

2025-08-17

続く猛暑日

   商業施設の一角に並べられたイス・テーブル。 小径の端に数セットずつ2列で並べられ、木陰に並べられた方は空席なしで、日なたの方はガラガラ。 これだけ暑いと「そうだよねー」という感じ。 ふと「日なた」という響きに違和感を覚えた。 「日なた」ってイメージとしては冬や春の寒い時期に、「日だまり」と近似の意味でも用いられ、寒い中での「あたたかい」を表すもの。 10歩譲ったら高原のシラカバ森などの木漏れ日のイメージもそれかも。 夏だからと特別に「日なた」を表す言葉って何だろう? ちょい調べたところでは該当なし。 やっぱり「日なた」? 同じ「日向」でも、「日向夏」(ヒューガナツ)と言うと一気に夏の季語かのような響き。
   今日も36℃。 もう35℃超えの猛暑日もきょうで最後くらいだろうと週間予報を見てみたら、この先の一週間は35℃・36℃が続き、一週間後の来週日曜は37℃。 トドメか? この最後の暑さで鉢植えの植物がやられてしまう。 ここ数年は、毎年何か1種類ずつ無くなっている感じがする。 昨年・今年は、原種に近く暑さ寒さに強い明神スミレが僅か葉っぱ1-2枚で か細く夏を越えられなそうな「やっとやっと」感。 この一週間は厳重注意。 近所の大きな公園の林の中ではアブラゼミに混じって季節外れのウグイスが、「血虚気虚」「血虚気虚」と鳴いていた。 そうだろうなぁ。 昨日の「立秋」感は何処へやら、今月23日は「処暑」だと言うけれどまるで説得力が。
   他、きょうはテッポウユリが開花。 だいぶ草丈は小さく花も小さく酷暑仕様。

2025-08-16

青空の青

   最高気温36℃と久々に猛暑日。 今月8日の40℃ほどの全国で最高気温を記録した日、その前後が39℃や37℃で、以降ここ暫くは30℃前後が続き時に26℃くらいの日もあった ..か? と思う。 涼しさが混じったせいか今朝はクレマチスが開花。 そして立秋を過ぎてなんとなく空の様子に僅かに秋っぽさが見られるようになり、今日は湿気が多く気温も高く所々で「大気が不安定で突然の雷雨に注意」と言われた夏らしい状況が揃っていたものの、空の色がどことなく淡い感じがした。 午後になって吹いてきた強めの風には少しだけ冷たさが混じっているようだったし、風に流される雲もいかにも多湿さを思わせる作り途中の綿あめのような形と、それに混じりうっすらとベールのように広がる雲も。 それらの何かが作用しているのか、どことなくパステル調の青の空。

2025-08-15

何故か昨日と同じ場所に

   ちょうど日の入頃に昨日と同じ場所へ。 今日の午前中は晴れとの予報で、街を撮りに行ってみようと思っていたのだけど、体が空いたのは14時頃で、既に曇っていた。 その代わり、というわけではないけれど、夕方の暗くなった頃に隣町へ行く用事ができ、結果的に昨日と同じ場所を撮ることにした。 空に少し明るさが残っていて、でも既に照明の明るさはだいぶ強く見えるくらいの暗さになっていて、想像していた雰囲気とは違ったものの、これくらいの時間の風景ってもっと撮ってみても良いかもなぁと思った。

2025-08-14

久々の晴れ

   8月中はどんより曇り空の日々かと思いきや、午前8時ごろから陽が射し始めて9時ごろにはすっかり晴れ。 晴天は日暮れまで続いた。
   雲は少ないが夕方には軽く紫色のヴィーナス・ベルトの上に月が浮かぶ絵が見られるかと思って天体アプリで調べてみたら、月は西の地平線のだいぶ下の方、既に沈んで3-4時間ほど経っているところだった。
   そう言えばここ数日、明け方に惑星が東~南の空に並ぶという話があったが曇り続きでとても見られる条件ではなかった。 2022年の6月下旬にも似た話があって、その時はやはり明け方に東~南の空に、水星、金星、天王星と月、火星、木星、海王星、土星と並んだことがあった。 その時は、街明かりはあったものの空はかなり澄んでいて思ったよりも写すことができた。 天王星と海王星はうっすらとしていてカメラのノイズと殆ど区別がつかず、焦点距離15mmのレンズを使ったがいちばん端の土星まで入らずと、手落ちと条件的に仕方ない部分はあったものの、日の出直前の水星もなんとか写って一応の形にはなった。 昨日の朝にはペルセウス座流星群が極大だったとも聞き、またこの8月のような面白い天文現象があれば撮ってみたいところだけど、今回はそれほど興味が向いていたわけではないけれど、「ちょうどその日」に曇り空とは、天気にはなんか微妙に意地悪をされているような気分にも。

2025-08-13

通り雨のあと

   お昼ごろに滝のような雨が降ったらしい。 その後に外出した時には、あちこちに大きな水溜まりができていた。 そこそこ蒸していたし、ちょっと暑かった。 4-5日後には再び35℃前後という予報。 これが約1週間続くようで、8月中旬過ぎによくある湿度の異様に高い耐え難く暑い日「溽暑」の到来かと思うと、それだけで体力を消耗しそう。

   修理に出ているライカ SL2-S。 その分はソニー a7SIIの出番となるのだけど、こちら用には、所謂「標準ズーム」を持っていない。 何度か必要かなと思ったものの、ソニーのレンズの色味が何となく合わなくて購入には至らなかった。 そうした中でもFE 20-70mm F4 Gは、ヌケや色味も馴染めそうな気がして、もし買うならこのレンズだと思う。 一方で、いまルミックス S レンズが手元にあり、その他、購入の検討対象としてはキット・レンズ程の性能だと思うが14-28mm、28-200mmと程よい焦点距離で値段も手頃なレンズもあるため、いっそ修理にばかり出ているSL2-Sは手放して、同じくLマウント機であるルミックス S5Xあたりでも良いのでは? との考が何度も頭をよぎる。 前に写真家 渡部さとるさんのYoutube動画で「SL2とS5は全くの別物」との話題もあり、「そうだよね。SL2はSL2、ライカはライカ」と思い続けてはいる。 でも2年ほど前まで撮っていた、とある原っぱの風景撮影の中で、ライカとソニーの画の区別のつかないコマの何と多いこと。 これは他のカメラマンさんも異口同音。 メーカーの色づくりの差異もあるけれど、要はレンズ性能なのだろうとも思う。 ボディとレンズの相性も案外だいじ。
   ルミックスSシリーズのズーム・レンズって、PROラインよりも安価なライン・アップの方が、解像度の低さは値段なりと割り切るとして、シャドーの写り方などは使い勝手が良いように感じる。
   SL2-Sで落ち着いたはずの思考 ---「どのカメラ、どのレンズが良いのか?」問題にまたもぐるぐる。 ふと、そういえばソウル・ライターはルミックス使ってたっけ、ワイン・レッドのボディのマイクロ・フォーサーズ機で毎日街で撮り歩いていると何かで観たのを思い出す。 「m4/3」は受像センサーの小ささから、解像度はあまり望めないこと、星空の撮影には向かないこと、センサー故と思われるフレアっぽさをたまに目にすることからあまりメインには考えにくいと思いながらも、ルミックス S52/S5Xにしてもフル・サイズながらサブ機的な匂いがぷんぷんするし、そう思う延長上でルミックス GH5 IIにライカ 12-60mmの組み合わせなどは、重量も価格も手軽で画質も悪く無さそうでけっこう好感度が高い。 このライカ・レンズは「パナ・ライカ」と言われるパナソニック製だと思うのだけど、シグマ・ライカよりもライカらしい画作りだと感じ、これは惹かれる大きなポイントに。
   軽くてコンパクトで高画質となるとソニー a7C Rが万能に見え、こちらも好感度が高い。 ただ... ソニーのレンズ群って、色味が薄いというか、うっすら黄色・赤色っぽいというか、黒も締まりにくいというか、どことなく柔い画ヂカラのものが多いように思えて、なかなか気持ち的には淀みなく「a7C Rにしよう」となりにくい。 a9IIIならレンズ問題も超えられる? いやちょっと価格がムリ。 これ迄、ついクセ玉に気を取られてしまう偏った嗜好の膨らみも手伝ってか、各社の製品群を見渡すほどに(「普通」を目指す意味で。また、大きすぎず重すぎず高価すぎずという辺りで)「これでいい」と思えるものは意外と少ない。 そうした諸々に疲れ、肩の力を抜いてスナップ的に楽しめるカメラも欲しいと思うと、小型でファインダーを内蔵したオリンパス PEN-Fや、ルミックス GX7の復活を望んでしまう。 とりあえずメイン機としてSL2-Sは騙しだましでも使い続け、特にいま仕事カメラが必要という事でもないので5-6年? 7-8年? の後にどんな選択肢があるのかを楽しみにしてみようと思うこの頃。

2025-08-12

強い湿気

   朝から曇り空に時折の雨。 1日中じっとり蒸した。 気温はだいぶ低くなってきたが結構な疲労感を誘う天気。
   ここ数週間、12ヶ月点検の代車でワゴンR ターボが足になっている。 たぶんこれ2008年型。 所々に古さは感じるものの基本性能的なところは必要十分で、1世代前の主力エンジンだったK6Aもすこぶる調子がいい。 トランスミッションもトルコンATだし、やや重めなステアリング・ウィールの感触も、「あぁ、あの頃の軽ってこうだったなぁ」とうっすら記憶を辿ってみたり。 ターボの効きもわりと低回転から乗ってくる感じで、信号待ちからの出足も今時の周囲の面々に遅れるわけでもなく。 ただターボがためか少し燃料の減りが早いように見える。 今時のクルマだとこのあたりは改善されているのだろうか。 でも意外にも総じて快適なワゴンR ターボ。 親しみをもって、イタリア風? マセラティ風? に「トゥルボ」と呼んでいる。

2025-08-11

雨と風と

   ここまで関東は晴れる日が大半だったが昨日くらい以降は曇りや雨の予報が続く。 昼間は台風のような大風が吹いていた。
   もしかすると8月中はずっとこうした天気。 8月の夕陽は、時間が止まったかのようにじっと射し込むことがある。 実際は刻々と沈む太陽に光線の変化は絶え間なく表情を変えてゆくのだけど、そのオレンジと黄色の中間あたりの頃に、セミの鳴き声も鳥の鳴き声もクルマの走る音も、空気も静止し、やがて白一色の意識の中にいるように、そして音もなく大気が勢いよく吹き抜けて行き、全ての感覚が遠ざかりただ立ち尽くす感触に陥ることがある。 恐らくごく一瞬の錯覚なのだけど、記憶のなかでそれは晩夏にしか感じられない特有のもの。 実際にその感触があったのかすら曖昧なデジャブのような記憶。 今年はそういう8月には出会えない気がする。

2025-08-10

七夕祭り

   殆ど雨に降られず無事に開催された七夕祭り。 この界隈では名の知れたお祭り。 規模は駅前の中心にそれほど大きくはない。 ずーと昔に一度だけこのお祭りの端っこをかすめ歩いたのだけど、その時は神輿もあったような記憶。 担ぎ屋なのか気性の粗そうな面々に地元の人と思われる気性の粗そうな面々も合わさって、全体的に元気というよりはやや殺伐とした印象だった。 かつて賑わっていた商店街も近年はだいぶ寂しくなってしまい七夕祭りもその分はどこか活気に欠けるようにも感じたのだけど、それと同時に、世代的には商店主の孫くらいの年代の人達が露店を出しているのを多く目にし、この七夕祭りもしっかり継承されて行きそうな感触も持った。 「お祭りなんて何の意味が?」と言われそうな今の時代だけれど、こうした祭事は氏神様が何より喜んでくれるように思う。

2025-08-09

ウロコ雲未満

   曇りのち晴れ。 午前中は空気も景色も湿気を感じ、薄い灰色の空に、雨を降らせるほどでもな低めで濃い目のグレーの雲が千切れながら流れて行く。 腕時計の時刻合わせのため、電波を拾うために、しばし商業施設の屋上にいたのだけど、晴れ間は期待できないかと地上へ向かった。 それから僅か15分ほどで陽が射してきて青空が広くなってきた。 いまさら戻るでもないかと思いその散歩は終了。 あらためて夕方になって空を見ると、ほんの少しだけ秋っぽい雲。 まだヒグラシの鳴き声は聞かれず。

2025-08-08

ラジオデパート

   立秋2日目。 きょうの暑さはつい数日前の強烈さとまでは行かず、ただ湿度は決して低くなく、蒸す感じはまだまだ夏。 朝から小さいながらもくもくと雲が湧いて流れ、時折日差しが遮られてぐっと暗くなる、やや南国風の空模様。 午後には豪雨が通り過ぎ、そこからはパッキリした陽光が射し込んだ。
   秋葉原にあるラジオデパート、ラジオ・センターは昔から電気パーツが売られていたところ。 建物内の通路沿いに並んだ店舗は、2畳ほどのスペースで1畳分ほどに小さな部品がぎっしりと並べられ、その奥に店主がいて会計や説明をする形。 今はそれら店舗の2割程度しか残っていないような印象。 電気部品も近年は小型化して基板上に米粒よりも小さな部品が並んだ半完成品が売られていたりするが、もう20-30年ほど前になるのか、その頃はまだ基板にスイカの種や節分豆くらいの大きさの抵抗器やコンデンサーを並べてハンダ付けする完全自作が一般的。そうした電気・電子工作を楽しむ人口、また企業の研究・開発者の需要があって部品を売るこれらのお店は賑わっていた。 今のこの時代に「ラジオデパートここにあり」風な存在感を感じさせる建物入口の風景に様々な思いや事情や感動を見た気分。

2025-08-07

立秋の日

   立秋。 一昨日・昨日の暑さからは、暦通りに涼しい風が吹いて少し熱が引いた感があった。 その代わりに? 湿気を感じ、湿気は昨日あたりからじわじわ強くなっているようで、外を歩いてかく汗の量が急に増えたように思う。 今日は少しじとっとするような暑さで、「暑さ」の質が少し変わってきたような印象。 まだ暑い日は去ったわけではなく、暑く異様に湿気った「溽暑」と呼ばれそうな日がくるのはおそらくこれからのこと。 「暑さ寒さも」--- お彼岸までは、かな。 今日の夕方の空は、少し秋の気配が混じっていたように思えた。

2025-08-06

大暑、最後の日

   暑かった。 記録史上最高気温と言われた昨日より暑く感じた。 37.0℃、これが都心のこの夏の最高気温なのだそう。 てっきりヒート・アイランド現象とかで39℃くらいを行ったり来たりしていると思いきや、ちょとだけどそれよりも低かった。 フェーン現象を起こす前の海風の影響かな。 知人のFacebookの投稿に、クルマのメーター・パネルで9℃を指す温度計の写真がアップ・ロードされていた。 小学生の頃だったか他愛もない通学路での話題に、エジプトでは50℃とかになるらしいと話したことがあったと思う。 とてもではないが想像の及ばない世界でもあり、反面、チャレンジしてみたくなる風もありだったが、まさかそうした数字が日本で観測されるのは妙な心持ち。 連日の高温続きでチャレンジしたいとは思わないけど。
   明日は立秋で「涼風至」とあるが、今日はその前日で「大暑」の末候「大雨時行」と大雨の季節。 その言われの通りなのか、関東の北寄りの地域を中心に雷雨があった模様。 でもこの「ひと雨」で気温が下がりそうな気がしない。

2025-08-05

最高気温41.8℃の地域も

   昨夜は頭痛も引かずでよく眠れず、18時台で33.7℃、19時台で32.1℃となかなか下がらない外気温だったが、明け方に少しだけ涼しさを思った。 ようやく胃が落ち着いてきたので多めの麦茶で錠剤の鎮痛薬を半分に折って服用。 程なくして眠れるくらいには痛みが引いた。 でもまだ左の首の付け根の硬さは取れずちょっともどかしい。 それでも午後にはだいぶ体も軽くなってきて、明日には普通に動けそうに思える。
   ここ数日は連日40℃超えかという報道がなされ、今日は群馬県 伊勢崎市で41.8℃が最高だった模様で、国内記録史上の最高記録とのこと。 昨日は同県の桐生市で40℃。 桐生はどちらかというと山のイメージでそれほど気温が上がる印象は無いのだけど、FNNの天気予報の説明に、本州を覆う高温をもたらす太平洋高気圧の影響で部分的に下降気流が起き、それが「ヒート・ロウ」と呼ばれる小さな低気圧となって更に神奈川や東京沖の暖かい空気を吸い寄せるために気温の上昇が起きるのだという。 高気圧も太平洋高気圧とチベット高気圧との2つが重なり合いそもそもが暑いところにそれが起きるらしい。 更に風は山を越えてフェーン現象も加わる。 小さな低気圧の発生がイメージしずらいけれど、アメリカのアトランタ空港で時々起きるという「ダウン・バースト」も同じようなこと? 分かったような、そうでもないような。

   参照: Link: FNNプライムオンライン

2025-08-04

ぼんやり

   ここ数日は体調が優れず、今朝は起き上がるのに時間を要し、朝食も殆ど摂れず頭痛が引かないまま1日を過ごした。 腕かの表面から「気」が抜けて行くような、腕全体には疲労感なのか鈍い弱い痛みと自分のものでないような違和感。 こうした状態は何年ぶりかのことで、まずいつもの悪条件である眼精疲労にたまたま様々に条件が重なってのこと。 今年に入って急速に衰えを感じた視力。 気を付けて使ってはいるものの、実際は思うように目の休養は難しく。
   今日は何を撮ろうかと星空を表示するアプリを開いたら窓の正面に月が出ている模様。 その時はまだ空が明るくて月は見えず、以後は頭痛でぼんやりしながら何度も空を眺め、日没に近づくにつれ少しずつ明るくなってきた月を撮る。

2025-08-03

暑く蒸した日

   朝から空気がもわーっと蒸し暑かった。 台風は去って、また新たな台風が太平洋沖で発生している模様。 気圧のためか朝からずっと頭痛が治らず。 とりあえず職場には着いたが、以降は外出の気力もなく。 気圧ではなくて目の疲れ? 目 - 肝臓 - 腎臓 - 心・肺? の流れの疲労? 試しに逆回りで心臓の薬を飲んでみたけどあまり改善は見られず。 こういうときは ...眠ろう。

2025-08-02

夕暮れに

   夕暮れめがけてふたつ隣の街へ。 少しづつ看板が灯りはじめ雲が紅く色づき、「夜のとばり」のほんの手前のひととき。 まだ昼の熱い空気の残る通りの風景。
   51周年を迎えた老舗ディスコ。 午後7時、中からは低音が漏れ響く。 オーナーご夫妻のエディさん84歳・奥様77歳だそう。 エディさんは大腿部骨折で現在は車イスでの移動を余儀なくされているとか。 一昨年の冬には確か松葉杖を突かれていたし、「もうエディも84ですから」と奥様。 その刹那、いつまでもお元気であってほしいと願う。

2025-08-01

日没の頃に

   台風が太平洋沖に。 夕方の雲が大きく色づくのは明日の夕方と踏んでいるところ、今日の夕方、ちょうど日没頃の時間にきれいなオレンジ色に。 これから関東は恐らく大雨。 明日の午前には上がって午後からは晴れを期待。 こればっかりはその時間にならないと何とも言えず、呑み屋街のある隣町... 実際は隣の隣だけど、行ってみる予定。
   今日は涼しい朝に始まり日中は曇り。 午後にスコールに似た雨が降った。 そして今日も隣の隣の町へ足を運び、前から気になっていたタイ古式マッサージと老舗寿司屋へ。 お初のタイ古式マッサージ、もっとハードかと思いきやそれほど動きはなく、でも凝っているのか肩甲骨周辺をひたすらゴリゴリ。 全体的には力を抜いていられるギリギリ限界の痛さで、肩甲骨周辺はずっとゴリゴリと音がするものの解れる様子無く。 約1時間の施術を終えてみて、首は若干ラクになった感あり。 明日は足が軽く感じるとか、ちょっと姿勢がいいとか、何か変化があるだろうか。 昼食は同じくその町の寿司屋へ。 前に女将さんにランチのチラシを頂いていて、いつか、と思いつついつもタイミングが合わず、もしかしたら2年越しくらいでようやく。 「はいよ!」と心地よく店内に声が響く威勢のいいご主人にしなやかな雰囲気の女将さん。 接客はどこか控え目で、これが何とも居心地のよい場の空気に繋がっている。 食べ終えて、7年前だかにこのお店が移転する前の街の様子や周囲のお店の話を聞かせていただき、バイク旅が好きだというご主人の、各地の旅の話や出会いの話など、次々と情景の浮かぶようなひとときだった。