2024-11-23

狭間の西陽

   「秋の日はつるべ落とし」と言うように急速に西陽が引いて暗くなる。 その際(きわ)の短い時間帯、風景の中でスポット・ライトを当てるように浮き出る人の表情や壁の質感や街路樹の長い影の非現実的なリアル感を楽しむ。 日中の陽の光では見ることのない風景。 街の中にいながらその風景の中にいる間は無音の世界にいるかのような錯覚も。

2024-11-22

コイン・パーキング

   きょうはちょっと温かい。 ここ数日は10℃程度だったところ今日は22℃の予報。 そこまでは上がらず最高18℃ほどだったが上着が1枚減っても寒くなかった。 この時期にしては陽の光が強い感じがする。

2024-11-21

冬の風物詩的な、

   冬にあちこちで「イルミネーション」を見るようになって何年くらいだろう。 2008、2009年頃に韓国のどこかの通りで見たイルミネーションは斬新に見えた記憶があって、もしかしたらイタリア・ミラノの大聖堂辺りはもっと昔から電球で彩られていたのかもしれないし、ディズニー・ランドもずいぶん前から電飾パレードを行っていたし。 そう、あれは「エレクトリカル・パレード」と言ったっけ。 その語感は「電球」という印象。 やや大きな電球がチカチカと、でも僅かにフェード・アウトするような点滅で少し熱も感じるような、まさに「電球」のイメージ。 対照的に感じるのは、これももう10年ほど前だったか六本木ミッドタウンの裏庭? の広い面積を彩ったLEDイルミネーション。 あれはイルミネーション作家(?)の石井幹子さんの作? この光、実にクール。 この頃から急速に高輝度化してきたLEDが電飾に多用されるようになり、それらを手掛けるデザイナーの名も聞くようになった。 ずっと前、発光ダイオードは緑と黄色を赤、型番では東芝のTLR103等ぽわっととしか光らなかった時代には想像し難かった活用の幅の広さ。 そしてLEDのピンポイントなスペクトルで発する鋭くクールな光はいつしか冬の風景に。 クールなLEDも、「電球色」は少しホッとするかな。

2024-11-20

SAVANNAH

   開発途上の駅前ロータリー。 人通りはほぼ無く、何処からともなく通り過ぎる自転車と人、犬の散歩の人をたまに見かける程度。 その奥に都民住宅、その手前にあるのが唯一明るい「SAVANNAH」。 左手にある道路に向かって「サ」の文字と温泉マークの大き目の看板。 どうやらサウナ。 人が出入りしているのは見たことがない。
   「サバンナ」って、辞書には「熱帯地域の大草原」とあり、WikiPediaには「ジョージア州」「ミズーリ州」「テネシー州」「ニューヨーク州」とアメリカの地名が出てくる。 トップがジョージア州というのが少し意外で、他の検索結果には港湾都市として紹介されている。 意外だった理由はたまたまそこを流れるサバンナ・リバーに立ち寄った事があったため。 ジョージア州とサウス・カロライナ州の州境で、国道20号線でこれを越える橋の長さは1.5kmほどだったか。 少し下流には水運で活用されていた名残が川岸や古びた橋に見られた。 午前3時頃だったかにはそのあたりから貨物列車の操車場があるのか機関車の警笛が何度も聞こえた。 この辺りの鉄道は北はニューヨーク、南はマイアミまで繋がっている。 ニューヨークからは大陸の北の方全般、そこからは南部・西部にも。 何を運んでいたかは聞かなかったけれど、唯一知っているエピソードは、禁酒時代に闇酒を輸送していたとうもの。 月明りのもとこっそり行われることから、その焼酎のような薄い褐色のお酒には「ムーン・シャイン」という名がある。

2024-11-19

急速に冬、少し紅葉

   一昨日は「夏日」かと言われるほど気温が上がり、今日はしっかり11月下旬から12月初旬頃の気温に冷たい風。 昨日ころからか都心でも郊外でも紅葉の声が聞かれるようになってきた。 ようやく黄色くなってきたイチョウの葉は少し緑色まじりでスッキリ鮮やかな発色にはちょっと遠い。 駅前は街路樹のケヤキの枯葉の舞いはじめ。 例年以上に暑すぎたりなかなか寒くならなかったりの今年でも、なんとなく落葉のタイミングは例年通りに見える。 22日には暦で「小雪」と雪の季節。 そういえば富士山の山頂にハッキリ白い降雪があったのも、東北・北海道・新潟・長野で降雪・積雪というのも昨日だった。 世界中で天候がブレブレなのに暦通りに季節が移り変わるのが不思議。

2024-11-18

またタコスを買いに

   久々にタコス。 ビーフ、ポーク、チキンの3種類があって、この順に今日はチキン。 なんかこれが一番しっくり来たような。 でも次はビーフにしよう。 パクチーなしで注文。 どうしてもパクチーに匂いがドクダミの匂いに感じてしまってだいぶ苦手。 そしてこのタコスの日本離れした味が妙においしい。 やはりタコスを買いに来ていた米兵さんが「ここのメキシコ料理はうまいンだ」と推していた。 一応、開店時間をだいぶ過ぎたころだったけど、まだ店内や店先の掃除をしているところだった。 お店はクリスマス飾りがじわじわ増えている感じ。 お客の9割9分くらいが米兵ではないかと思うが、年末の夜は賑やかなんだろうなぁ。

2024-11-17

気が付けば夜

   日没の時間が早いこともあるが、気が付いたらすっかり暗く。 早いものであとひと月ほどで冬至を迎え、それ以降、写真的には日が延びる分、撮れるものが増えてゆく期待が増してゆく。 以前は手振れ補正のないカメラ・ボディだったので、帰路の夕刻に撮れるのは3月半ばから9月半ばまでが目安だった。 日中に外出できないことも多かった分、暗い中でもとにかく撮る物を探して撮っていた。 そうやって対象を探す感じに最近ちょっと近いかも。 今は手振れ補正など有利な条件は幾つかあるのだけど、「とにかく探す」という訓練的な処へ回帰するのも良いのかも。 というかそうせざるを得ない状況というか。

2024-11-16

進まない車列

   土曜だから? 雨だから? ブラック・フライデーだから? 信号を通れたのが青信号4回目だったり3回目だったり。 よく混む道ではあるけれど、今日は更に長く信号を待った。

2024-11-15

顔出す月

   日中曇り空。 気温はさほど低くなく。 夜になって雲が少し切れて月が出てきたり隠れたり。 満月は明後日。
   撮影時の背面液晶の表示に近い色にて。 カメラのクセで、ちょっとマジェンタに寄る。 そのためか時々紫色っぽく見える。 ソニー a7Sも夜空が紫に寄った群青色っぽくなるがそれとも違う紫色寄り。 「色被り」を緑色に寄せると割と素直な夜空の色に。

2024-11-14

28mm.., 28mm...

   画面の四隅にシアンやマゼンダの偏色が出ない28mmを探しているところ。 コシナ製のBiogon 28mmをまた手にしてみたいが、以前はボディがM8で、6 bit codeを用いての補正と、APS-Hというやや小さなセンサー・サイズが故かよく補正されて諸収差に悩まされることはほぼ無かった。 でも今はボディが異なるので、Summicron-M 28の補正を見ていると、社外品のBiogonが心地よく補正される気がしない。 数日間レンタルで試すというのも良いのかも。 2月だったか、写真機材の展示会 cp+ で試写させて頂いたときは周辺光量も色も気にならなかったと思った。 28mmって、マーケット的にあまり美味しくないのか、変わり玉は目にするし決してライン・アップとしては少なくはないようにも感じるのだけど、収差だったり描写だったり「普通に写る」と言う安心感を思うレンズとなるとほんの一握りじゃないだろか。 それも遥か昔に製造終了している型が殆ど。 同じようなことを最近書いた気もするし。 もう暫く28mmは迷いどころかな。

2024-11-13

Brazilian Santa Claus ...?

   晴れた! と思って商店街というか呑み屋街へ。 午前だから人通りは殆どなくて通り抜けるクルマと郵便配達の電動バイクが行き交うくらい。 開いていたのはネパール? の食材店兼レストランと、ブラジル料理の看板を掲げるフィルピン系の方の経営するメキシコ料理の美味しいブラジル料理店の2店。 前者は店先の足ふきマットをパタパタ。 後者は店内からオフ・ベース住まいと思われる若めの米兵さんご家族が4-5家族集まってのホーム・パーティ風の笑い声。 通りに面した鉄板のある調理場では忙しそうにタコスの7-8枚に取っ組んでいるお店の方。 ガラス越しに「あのサンタ撮っていい?」とジェスチャー、手をグーに親指を上げて「もちろんよ」的な。 少しずつ寒くなる北緯35度、暑いブラジル・フィリピン・メキシコで活躍するサンタの姿を想像しつつ。 おいしそうなタコスの香りが漂いつつ。

2024-11-12

ノギク

   野生のノギクと言うと、種類がいくつかあるにせよ大凡1mを少し超えるくらいの草丈。 で、これは園芸種なのか草丈30cm前後。 色の薄いミヤコワスレと見える雰囲気。 ノギクが咲くのは晩秋なのか、夕方に少し湿気って霞んだ川沿いなどに咲いているイメージ。 あれは40年ほど前だったか、三浦友和・松田聖子の共演で話題になった、映画「野菊の墓」のロケ地が地元で、「あそこにノギクなんて生えてたっけ?」と思いつつ、その周辺のやや霞んだ夕景が、そうしたシーンがあるのか無いのか不明ながら映画のタイトルと結びついていて、勝手ながら晩秋・川沿い・ノギクの咲く頃のイメージに。 ロケに使われた家屋は、今はもうないが用水路の水門を管理するためのものだったと思う。 晩秋、というか暦では立冬の中候で「地始凍」(大地が凍り始める)な今日。 なぜか関西では夏日になるかも? 予報が出ていて、関東平野は昼過ぎのクルマの温度計が28℃を指していた。

2024-11-11

'cron 28mmの冬陽

   雲の多い、一応晴れ。 朝は雨が上がったばかりという風の曇り。空気が澄んだのか、水蒸気は多めのようにも感じるが日差しはわりと冬らしく、弱さと鋭さの同居する角度の低い斜光。
   ほんの散歩で目に入る建物の陰影を見ていて、写真家 長野重一が「遠い視線」で追った「群像」を思い起こす。 今の時代と何が違うのだろう? それら白黒写真に感じるのは、人がもっとまとまって、同じような方向を向いて、有機的な殺伐感と無機的な呼吸と動きというあたりか。 いま「遠い視線」をなぞるとするとどんな絵になるだろう。

2024-11-10

曇り夕空

   午前中も出かけたのだけど曇天にめげて早々に引き返してきた。 午後はクルマの点検に。 エンジン交換が必要という診断結果にメゲながら隣町の商店街へ。 少し青空が覗いていたので多少なりと夕陽が射すかと期待もしたが、またどんどん曇ってきて雨が降り出した。 看板にあかりが点るまでには時間が早いし、雨の降りも強くなってきたし、そうした風景はまた日をあらためて。

2024-11-09

OLYMPUS EE-3

   はじめて北村写真機店へ。 その1FにあったEE-3。
   最初に使ったカメラがこれだった。 EE-2はネットでも中古カメラ店の展示などで見かけることがあるのだけど、EE-3は意外にレア。 量産機だろうに。 しかもEEシリーズの恐らく最終型。 何かとコレがあってもよさそうなものだけど。
   35mm判 1コマ分に2コマ撮影できるハーフ・サイズで、36枚撮りフィルムで72枚撮れる。 1枚あたりの画面サイズが小さいので画質的にはやや輪郭が甘くどこか不明瞭なイメージがある。 なのでペンタックスが最近発売したフィルム・カメラが、所謂「コンパクト」タイプでハーフだったのが少々残念に思った。 とは言え、いまフィルム1本が軒並み2,000円台と高価なので「倍の枚数撮れる」というのも悪くないのかも。 店頭にあったコダックの簡易カメラがハーフで、形もむかーしのKodakのコンパクト・カメラっぽくて、帰り道でコレが妙に気になった。
   EE-3は、お店の方に撮影とブログ掲載について快諾をいただいた。

   北村写真機店のB1Fには展示スペースがあって、今日は「『温もり』-23歳の夏」という、女性作家のヨーロッパでの2週間の旅で撮られた写真が展示されていた。 どれも肩の力が抜けている風で、ゆったりした気持ちで楽しんで撮った感じのする素直な感じの写真。
   いいなぁ、旅写真。

2024-11-08

ザクロ

   朝は曇っていたので、作業が一段落した午後に外へ出ようとしたとき、外光がやんわりしていたので「やっぱり曇りか」と思ってドアを開けると雲のない晴天。 歩いてみて、陽の射す方向から、もう少し早い時間かもう少し遅い時間の方が風景としては面白かったなぁと思いつつ用事にとりかかる。 散歩やら用事やらで通る裏通りで見るザクロが少しずつ大きくなってる。

2024-11-07

富士山初冠雪・木枯らし一号、立冬

   なかなか降らなかった富士山の雪。 tenki.jpの記事に「甲府地方気象台の観測で、平年(10月2日)より36日遅く、昨年(10月5日)より33日遅い初冠雪です。昨シーズンまでに最も遅い初冠雪は1955年と2016年10月26日でしたが、それを更新し、1894年の統計開始以来、最も遅い初冠雪」とあった。 木枯らし一号については、同じくtenki.jpの記事に「気象庁は、今日7日『東京地方で木枯らし1号が吹いた』と発表しました。東京地方では、3年ぶりに木枯らし1号の吹いた昨年2023年に続き、2年連続の発表で、2023年より6日早い」と。 そして今日は一段と寒く、冬らしさが一気に揃った立冬となった。 快晴で、夕方にはあちこちに長い影を描く鋭い陽光も冬の訪れという風に見えた。 どうもここ1週間ほどは太陽活動が活発なようで、鋭く感じるのはその影響もあるのかも。
   太陽活動には太陽風などの他に磁場の強さもある。 世の中がデジタル化して行き様々な記録媒体が誕生するなか、わりと早期から磁気ものの記録の脆弱さが言われてきた。 太陽活動や核爆発の影響でデータ消失の恐れがあるため光学ディスクで並行して残すことが推奨されてきた。 ここ十数年デファクト・スタンダードとも言われるデジタル磁気テープ「LTO」は、その記録の緻密さ故か書いたはよいが読み出しでコケるという話も時々聞く。 緻密さは、10cm x 10cm x 3cmほどの小さなカートリッジに、20年前の第1世代で200GB、現在の第9世代で18TBという高容量から想像... が追い付かない。 テープなので昔のカセット・テープほどではないが劣化もある。 外的要因・内的要因からデータを失う心配はくすぶる。 今年の(一・社)日本写真学会の画像保存セミナーでは磁気テープに触れる講題があるようで、ちょっと興味をそそる。

2024-11-06

きょうは夜に

   久しぶりに夜の散歩となった。 散歩と言うか、通院の道すがら。 以前と比べて飲食店は増えていそうなこの路地、それほど人通りはないものの、日中はどれくらいお客さん来るんだろう? と思う小さな焼き肉店には、そこを目指しての来訪者がぽつぽつ吸い込まれてゆく。 見るからに味は確かそうな雰囲気で、この向かいに数年前に出来たラーメン屋もそこを目がけてくるお客さんがぽつぽつ続く。 ふらりと歩きながら「どの店にしよう?」という人の姿は少なく、通勤の近道か特定のお店を目指す人が殆ど。 来訪者を見ていると比較的若く、多くが最近付いたお客のようだけど、なぜか30年近く前になる開発前の古い町に住み慣れてきた常連という風に見えてくる。

2024-11-05

変電所跡

   公園で保存されている変電所だった建物。 太平洋戦争で軍用の飛行機のエンジンを作っていた工場の敷地にあったという変電所で、2000年(平成12年)まで現役だったとのこと。 戦後は近隣の工場に送電していたのか等、あまり情報がなく不明。 建物内外に機銃掃射の弾痕が多数あり、変電所の役割を終えた後も保存をとの声が上がり今に至る。 週2回、内部が一般公開される。
   「変電所跡」と言いつつ、今朝はやや高くウロコ雲が見られた。 「日中は秋らしく晴れて夕方の空一面にウロコ雲」というような秋っぽさではなかったが、ちょうどコスモスが咲いているのが目に入り。 機銃掃射の痕は対照が強すぎる気がしてやんわりと。

2024-11-04

今朝も東の低空は曇り

   昨日よりも空全体が水蒸気を帯びて星が霞んで見えた。 低空は薄く雲。 結局きょうも彗星は見えず夜が明けてきた。 Facebookだったかにアップ・ロードされていた紫金山彗星の写真、作者は失念してしまったが太陽から離れて行く彗星は随分と光度が落ちているらしく、複数枚の画像を重ねても彗星の光はやや弱く、そろそろ星景写真として成立するのも限界かと書かれていた。 景色と星空を同時に写し込んでの画作り、けっこうな気合と時間と技術が必要なことだろう。 その昔に、八ヶ岳の山の上で、天の川が肉眼で見える澄んだ星空を見たことがあるが、そうした暗い空に澄んだ空に明るいレンズでいつかは挑んでみたいもの。

2024-11-03

穏やかな晴れ

   晴れ。 今朝は、彗星「C/2024 S1 ATLAS」が見えると期待して東の空を見つめること約20分。 ちょうどよいハズの高度には雲が棚引いていて、とうとう星が見えないくらいの明るさにまで夜が明けてしまった。 微風ながらその冷たさに冬を感じた。 そう言えば立冬まであと4日。 明日は少し着込んでまた彗星を見に行ってみよう。 11月15日頃まではチャンスがありそう。 日の出の時間も遅くなって行くし、光度は落ちてゆきそうだがもしかそたら今後のほうが見やすいのかも。 「C/2024 S1 ATLAS」は、昨年から話題になっていた「C/2023 A3 Tsuchinshan/ATLS」に続いて突如、という感じで発見されたもの。 大彗星と呼ばれる彗星が2つ続けてやってきたのは1996年以来か。 中世では不吉な遣いと言われていたが、近年の続く大彗星は何か好転してゆく予兆のように思える。 ...具体的な根拠も事象も思いつかないけど。

2024-11-02

雨降りの裏路地

   雨でなくても何となく絵になりそうだけど、そう撮ろうと思うには至らない場所。 いつも昼間に通しか通らないためか風情と言えそうな空気はあまり感じたことはなく、ただ今日は暗い曇り空に時折の雨。 中国大陸に立ち寄った台風21号はヒマラヤの山陰をかわした偏西風に乗ったのか、急速に日本列島に近づき温帯低気圧となって九州では大雨、関東でも今日は強めの雨降りとなり、片手に傘、片手にカメラで街を歩いた。 晴れや曇りとは違って見えるこうした風景を見るのは久しぶりのような気がする。 以前も雨や大雨の日に写真を撮りに街を歩いたことは何度かあるのだけど、そうして写った何という事もないような風景は平凡ながら印象は強めな感じがする。 単純に片手に傘を持っての撮影で、傘があまり動かないように飛ばないようにと妙な体制で力むことになるのでその分の印象なのかも。 そして今日で言えば、水たまり、裏路地、路地裏、電球と、思えば撮ろうとするものって進化や変化ってほぼ無い感じがする。

2024-11-01

商店街で

   はじめは午前中にこの場所でカメラを構えたのだけど、なんとSL2-Sのシャッターが切れず仕方なく退散。 日射しは無くなってしまったが午後に出直した。 カメラは電池を抜いて暫く置いておいたら復活。 最近は動作がもっさりしていて不穏な空気が漂っているようにも見えていたがついに。 修理か? と思ったが一応の復活。 SL2-Sはどの個体も概ねこうした感じなンだろうか。 ファーム・ウェアではなく電気/電子回路的に持病がありそうな雰囲気。
   カメラへの不安はくすぶりつつ商店街で見かけたテレビの処へ。 1970年代前前半頃のテレビだろうか、中身は真空管が並んでいそう。 不要品買取、出張買取の看板を掲げるお店のシャッター前に置かれ、まるで年代の異なる... 異なりすぎるためか景色に馴染んでいる感じ。

2024-10-31

   午後にうっすらと雲がかかり弱い日差しの夕方となった。 少し肌寒い感じ。 少し歩いてみると、椿に花芽、ハクモクレンには来春の準備かやはり花芽。 カリンの実がたくさん落ちていてフヨウの花は咲き終わり、ススキのような穂を広げる草がちらほら。 なんだか熱っぽいのはセイタカアワダチソウの花粉が原因か?

2024-10-30

イチジクと北風と

   朝は雨で昼近くから晴れだした。 ちょっと強めの風。 木枯らし一号が吹くのでは? と言われていたがそこ迄ではなかった様子。 「富士山の初冠雪もまだ」って言うし。 イチジクの実? 花? って夏のイメージだけど今頃に見かけるのも何となく納得。 イチジクは秋に実が生る種もあるけれど、きょう見かけたのはたぶん夏の種。 なんとイチジク、アラビア半島南部・地中海沿岸地方原産だそう。 日本には薬用として江戸時代に入ってきたらしい。
   今日は少し気温が高く23℃くらいまで上がった。 朝夕は18℃ほど。 また少し寒くなったと思ったのは昨日だったか、八ヶ岳の標高約1,000m付近からは「気温9℃」との便り。 関東平野だと11月下旬から12月初旬頃の気温かな。

2024-10-29

曇り続き

   曇り空。 曇りは曇りでコントラストが低い分、街の様子がより客観的に写る場合もありメリットがあるとは思いつつ。 でもやっぱり晴れた日が面白いなぁと思いつつ、先日の商店街の看板や今日の呑み屋の照明などは暗い曇天のなかで、晴天であれば昼間・夕方・夜のどれにもない光があったりする。 ...いまいち活かし方に戸惑うけど。 戸惑いつつ90mmを付けたまま外へ。 今日はズームが「吉」だろうと思いながら、「ズームじゃなかったらどれ?」と一応の自問をしてみて28mmと90mmが思い浮かび「90mmで」となった次第。 28mmはSummicron-Mで、わりと曇天に向いているような気がする。 で、このSummicronはわりと周辺の色被りが発生するのでちょっと使いづらく、最近、CONTAX Carl Zeiss Distagon 2.8/28mmが気になる。 こちらもわりと曇天が得意分野ではないかと思う。 小さく収めたいのでBiogon 2.8/28mm ZMが良いと思いつつ、これもたしか周辺の色被りが出たという記憶。 うっすら最近、28mm難民かも。

   この「酒場」、時々ドラマの撮影に使われていたりする。 開店してそろそろ10年くらい経つだろうか。 「酒場」になる前って何だったかな。 隣の駐輪所は出光のガソリン・スタンドだったっけ。

2024-10-28

そぞろあるき

   用事をしているうちに街歩きの時間がだいぶ減ってしまった。 でも、と思って歩き慣れた細い道を進み、何度も歩いているがやっぱり気になる緩いカーブとエントツと水道タンク、と古い建物がちらほらと並ぶ300mほどの区間。 ここ最近はこの更に奥や左側のエリアにも歩を進める事があり、ほんのちょっとだけ真新しく映る古い建物を目にすることも。 もう少ししたら28mmあたりを付けて歩いてみよう。

2024-10-27

ひんやり

   深夜・明け方と「寒い」と思った。 つい一昨日には「今日が最後の夏日かも」と言われつつ、昨日まで「冷房」でエアコンを点けることがぽつぽつあり冬が遠かった状況から、急速に季節が冬へと切り替わる実感を思う寒さだった。 秋はと言えば、ちっとも紅葉の赤や黄色を目にしないままの今日、今後は茶色く変色した街路樹を目にする程度で季節が過ぎ去ってしまいそうな予感。
   早朝、近くに柿の実やイチジクが生っているのか、オナガの一団がギィィグィィ言いながら飛び回る、ほんの十数分の日の出の陽光だった。 そのあとは1日曇り。

2024-10-26

くもりぞら

   エラく気合の入った曇り空。 夜中には、空を覆う薄い雲に、ぼんやり薄いダイダイ色の絵の具を垂らしてしまったかのような姿なき月が見えた。 明け方近くは晴れるんだろうか? と根拠なく思い、晴れても紫金山彗星の次に来ているC/2024 S1 ATLAS彗星は、今頃は太陽をパイロン代わりに折り返している最中だろうし、日の出とともに空に融けて結局は見えない状態。 こんど朝に見えるのは11月2日頃からか。 それにしてもこう立て続けに大彗星が来るとは。 1995年の冬の百武とヘール・ボップの時に似ている気がする。 そしてその次のC/2024 G3は昼間でも見えるのでは? という大彗星だというのだけど、昼間の彗星ってどんなだろ。
   というわけで(?)、結局、空一面の雲は更に厚くなって1日曇り空となった。

2024-10-25

裏窓のグラス

   時々撮りに行く小さなレストランの裏窓のグラス。 米軍基地近くの、所謂アメリカン・ハウスを改築してのレストラン。 店内の柱は落書きだらけで、店員さんに声をかければペンを貸してくれるらしい。 午前、向かっている方面で小雨のなかでの風景と思いついたのがこの窓のグラス。 ここと、時々足を運ぶ商店街にクルマを停めてクルマ込みでの風景を撮った。 街を撮るのは何と言っても晴天が面白いのだけど、雨のなかで撮るのもいいなぁと思ってみたり。

2024-10-24

線路脇のフェンス沿い

   おととい気になった線路際に植えられたバラ。 もう花のシーズンを終えたので咲いているのは数輪。 「あれと横タン」と思って歩を進め、線路に近づいたら踏切が鳴っていて、それが横タンの通貨だった。 なんと残念。 通称「横タン」は、米軍横田基地へ航空燃料などを運ぶタンク車のみの加持列車。 けっこう偶然に横タンによく遭遇していて「いつも見られるもの」とどこかで思っている感があるのだけど、これたしか週に2-3往復のみの運行。 結局このアングルだとただ貨物列車がぼんやり写っている程度になりそうで、「横タン」!! と特徴を捉えて言えるようなものにはなりにくそうながら...。 近くにあった信号が黄色から青になり、時刻表を調べたら隣駅を普通電車が出た頃。 せっかくの線路脇なので電車を入れて。

2024-10-23

たぶん同型機

   職場の近くにある... 何だろう? ここ。 7-8年くらい前までは「ガレージ」が名前に入ったレストランで、お店の前にはトゥクトゥクが置かれ、あれは何だろう? スズキ アルト? を初代 日産 スカイライン GT-Rの見た目に改造したものが置かれていた。 そこに今はドイツ車が3台ほど。
   そのうちの1台は、その中でもわりと「ノーマル」な白い車体が。 これ、30年ほど前にホスト・ファミリーが所有していたのと恐らく同じ車種。 たしか「911」とプレートが付いていたがターボは付いていなそうで、一度だけ乗せていただいたが、線路と川を跨ぐ長い陸橋を登りはじめると段々スピードが落ちてゆく。 ベタ踏みだというけど速度が上がる気配はない。 意外な状況だったが背中の方から響いてくる空冷? の水平対向エンジンの、負荷のかかったやや高回転のその音はなんとも心地よいものだった。 速くないしパワーもないけど、運転したら面白いだろうなぁと思った。 ダンナさんは「速くないんだ」と少し不満気味に話し、必死に坂を登っているクルマとその言葉を楽しむように、ちょっとからかうようにやや顔を赤くして軽く笑いを向ける奥さん。 その後ほどなくしてそのクルマは売ってしまったよう。 以後は当時エラく人気のあったホンダ アコードに乗っていた。 なんだか不器用そうな911は、当時、実家にあった自然吸気のスバル レオーネと似ている気がした。 ついでにこのホイール、すごく昔のスバル R2のホイール・キャップが似ている。

2024-10-22

小さい秋

   随分と小さいギンナン。 もう霜降、あと2週間ほどで立冬とう頃。 ずっと昔の1995年頃、10月中旬すぎには山は紅葉してソフト・クリームを手にする観光客をたくさん見るのがごく普通の風景だったが、今日、辺りを見回しても緑色の葉っぱばっかり。 かろうじてイチョウが黄色くなっているのを見つけ、そこに何となく違和感。 葉っぱが小さい。 そう言えば今年はシュウメイギクの花もコスモスの花もちょっと小さい感じがする。 夏の暑さで木も草も疲れている感じがする。 そうした木々は葉っぱも小さい気がする。 暑すぎる夏が何年も続き、だんだんに自然界にも疲れが溜まっているのか、一つには地球的に? 地形が変わってゆく時期を迎えているという気もするが、特にここ4-5年を通して見ていると流石に「過労」という言葉も使えそうに思える。 という話になると、近年の自説の定番である「地球の自転軸がズレている?」説と、よく聞く「地球冷温化説」と「太陽活動の活発化」と「CO2の温室効果」が混ざって頭に浮かぶ。 それは、「地球冷温化説 + CO2温室効果」= 「冷温化の影響が少なく済んでいる」と、「太陽活動の活発化 + 地球の自転軸がズレている?」=「ここ10年ほど地面や海が以前よりも熱せられている」 --- の2つが合わさって「結果すごく暑くなる」というもの。 と言いながら日の出・日の入の位置や南中高度がズレているとかは調べたことがない。 ...というわけで、紅葉する(ハズの)頃の葉っぱや花や秋の実が小型化して見える「小さい秋」を思うこの頃。

2024-10-21

煙突まで

   気温18.8℃、湿度45%くらい。 という割には湿気を感じる午後となった。 あまり歩こうと言う気にはなれなかったが、唐突に「そうだ、いつかのエントツのところへ行ってみよう」と思い、とぼとぼと歩きはじめた。 今日は90mmが付いているし、以前は20-60mmのズームで、max. 60mmが何とも短かく感じたので、どんな風に見えるのか興味が湧いたのがきっかけ。 線路沿いの一本道をひたすら歩く感じで、距離はそれほどないと思うが景色が変わらずけっこうな長距離に感じる。 途中で高架になっている複線に、上下線合わせて快速(この区間は各駅)が7本と貨物が1本通り、その本数がためかけっこうな長時間に感じる。
   そうしてエントツの近くに着いてみると、画面にそれほどたくさんの、例えばお風呂屋さんの独特な形の建物が入れ込めるわけでもなく、絵と言うほどのものは無いものの、それでもやんわりした日射しはそれなりに今の季節っぽくもあり、微かに薪を燃やしている匂いとともに誇らしげに立っているように見える。

2024-10-20

秋空? 冬空?

   昨日の30℃予報の29℃から今日は18℃予報でそれくらいの気温。 ひんやりしつつ日射しはそこそこ暖かく。 遠くの音が幾つかの反射をしつつ聞こえてきて、飛行機が上空に白く見え、ごく少ない黄色く色づいた落ち葉が小川の底に見え。 朝は7m/sec.だという強風、午後は11月中旬のような雰囲気の晴天となった。 あと3日ほどで「霜降」という季節。 この先に数日は25℃前後の日もあるようだが概ね20℃程度となる模様。 霜が降るには程遠い暖かさではあるけれど、今日のヒンヤリ感には「霜降かぁ」とどこかで納得するような感触も。

2024-10-19

裏路地

   気温が29℃まで上がった。 午前中は晴れていたが次第に曇って夕方は雨。
   14時頃に、線路に向かってスマート・フォンのカメラを構えている人がちらほら。 何だろう? と間っコから覗くと、そこに特急カシオペアの車両があった。 2016年に運行終了した上野-札幌間を走っていた特急で、今は臨時列車として車両が使われているとのこと。 今日のは「カシオペア紀行」上野発・甲府行き。
   この事を知っていたらどこか絵になる場所で待っていたかも。 普段は見かけることのない異質な風景に期待して。

   どんよりしちゃったし暑いしで、近道の路地を抜けて元来た道へ向かう。 よく通る道で、古いアパートがあったりひっそりした医院があったりで悪くない古さ加減。 この一角は時々撮るけど、けっこう狭くて焦点距離の長めのレンズは不向きなのかも。 いつか晴れたら超広角12mmあたりで撮ってみようか。

2024-10-18

Sonnar 90mmと

   Sonnar 90mmとの組み合わせ、思っていたより普通で、思っていたより良好だった。 Planar 45mmよりもCONTAX+Carl Zeissっぽさを思う。

   昨日、ライカ SL2ユーザーの知人より「気が付くとバッテリーが空になっている」との話。 思い出したのはM8で経験した同じような状況。 ライカ M8では、本体とバッテリーが過熱して1時間程度だろうか、満充電だったバッテリーが消費されて空になってしまう現象。 修理に出し、本国送りにまでなったが相変わらず現象が起きていた。 修理は電源基板の交換。 本体が完全に動作を終えてから電源スイッチをOFFにすると加熱症状はほぼ起きず、感触としてはデータ・バスの制御の不具合で、試しにメモリ・カードのメーカーを変えたら少しだけ改善した。 知人が辿り着いた情報は、スマート・フォンとの接続に使われるBluetoothをOFFにするというものだった。 今頃はトライしている頃か。 SL2-Sはと言えば、撮影していてバッテリーが消耗し、バッテリー交換を行うとフリーズするという現象がある。 知人曰く「いくつか同様の症状を指摘する(ネット上に)書き込みがありますね。電池を一旦抜いて復活させるらしいです」とのこと。 フリーズと言っても、妙な表示の背面液晶のなかで露出表示のセグメントがチラチラと点滅したりと一応の若干の意識がある様子。 ただ、電源スイッチを含むどのスイッチも利かなくなり、やっぱりバッテリーを一旦抜く以外に手がない。 撮影本番でこれが起きると、サブ機の用意があっても血の気が引く。 そして冷や汗。 先の知人の話に、「知り合いのカメラマン、壊れるからってCONTAX RTS IIIを6台買ってスタンバイしてましたね」と。 SL2もRTSもドイツ系の(たぶん)日本製カメラ。 なんかそういう処が似てるんだなぁと感心するやら気が抜けるやら。 このフリーズについてはメーカーのサービスに持ち込んだが芳しくないやり取りとなった。 単なる想像だけど、症状は把握しているが原因がいまひとつ明確ではなく、いざリコールと言うには出回っている個体数が多いのか...。 修理から戻って最初のバッテリー交換で やはりフリーズした。 「症状再現せず」って、ちゃんと診てくれたのだろうか。 症状に遭遇する度、冷や汗と共に軽くため息。 ライカの洗練された「哲学」に基づく画作りには時に助けられ、時に感銘し --- なのだけど、趣味にせよ仕事にせよ道具としては、確実な動作をと言うか、ニコン・キャノンに見る信頼性のような「安心」がほしいところ。

2024-10-17

りんごの花

   ひと房だけど、りんごの花が咲いていた。 そして貴重な花の蜜を求めてかアリとアブラムシがぽつぽつと。 この時期の花は、香りと言ってもそう強くなさそうだし、よくこの小さな地点をめがけてアリもアブラムシも辿り着いたモンだと感心。 それにしてもだいぶ弱った木だった。 幹の途中に大小の穴が幾つかあって、太めの枝は朽ちて1-2本が切り取られていた。 おそらくカミキリムシに入られ、そこに雨水や雑菌が入って腐ってしまったのだろう。 りんごの実の香りの強さを思うと、木ももしかしたら甘い匂いがするのかも。 バラ科のなかでもりんごって、育てるの大変そう。

2024-10-16

秋のライラック

   10月に入って咲き出したライラック。 寒い地域の植物だと思った。 北海道では「ライラック」という名前の特急電車があって、そのヘッド・マークと寒冷地仕様だったか少し変わったデザインと塗装がちょっとお気に入りだった。 「781系」だったか前面に、ド根性ガエルに出てくるゴローの目の辺りのように赤い帯がある。 初期型は「485系」?
   北海道と同じくらいの緯度だと思うが、アメリカのオレゴン州、ニュー・ヨーク州で見かけたライラックは4月20日頃、30日頃に見ごろだった。 日本の小振りな花と房とは違って大降りな花と房、色も紫のみではなくピンクや赤っぽい花もあり木も大柄。 さすがに地植えでは今の時期に咲くとは思えないが、見に行ってみたい気も。

2024-10-15

だんだん暗く

   紫金山彗星、太陽の周りを回り、折り返し地点を過ぎてどんどん遠ざかってゆく。 日に日に急速に光度が落ちるとは聞いていたが、肉眼で見えていた一昨日と比べると、今日はカメラで覗いて見ないと位置を確認できず、こんなにも? と思うほどの差は 2等級分くらいは暗くなっていそう。 今日は快晴との予報通りとは行かず雲の多い夕方となった。 昨日も今日も湿度が高めで、空にうっすらとモヤの掛ったような夕空だった。 とは言えこれだけ明るくなった彗星、光害のない好条件でクッキリ写せた人も多かったことだろう。 次に来る彗星 - C/2024 S1 ATLASはどうやら南半球で好条件となる見込みらしい。 北半球でも明け方に見えるようになるのは11月上旬とそう遠くなく、そろそろ実際に近い予想が多々出てくるのだろう。

2024-10-14

団栗色

   つい昨日、季節についてあれこれが載っているウェブ・サイトを見ていて、秋にまつわる色のあれこれを見ていた。 午前中、何か面白いものあるかなぁとプチ散歩をしていたら、東京都心の水瓶の貯水池から多摩地域の端っこ --- 都心との間っコあたり迄のかつての水路跡と思われる「自転車道」を歩いていたら、その脇の歩道の脇のケヤキの切り株に、たくさんのドングリはじめ、カラスウリやホオズキや柿やマツボックリが並べられていた。 秋の始め頃の公園には、時々小さな子供が集めたと思われる木の実や落ち葉が並べられていて、それを見て木々を見上げ季節を再認識することがある。 それこそウェブ・サイトに載っていた色の様々。 「団栗色」「照柿色」「紅柿色」「渋紙色」「栗梅茶」「柿渋色」... 黄色から焦げ茶色にかけてのグラデーションが言葉になっている --- と、何か面白かった。

2024-10-13

見えた

   なかなか手が空かず、ようやく18時頃に約10分で窓の外を探して肉眼で見つけられた。 その状況なので撮影は手持ちで何枚か。 後で思ったのは、手持ちでも連射しておいたら後で合成できたのかも? と。 明日の夕方は曇りなので明後日、また撮りに行ってみようか。 噂になって約1年半。 近日点を通っても核が崩壊せずに予想されてた通りに1等星くらい。 そして新たに見つかった? C/2024 S1 ATLASがすぐ下、地平線の下に。 そちらも11月上旬の早朝に東の空に昇る。 日の出が遅い分、空気が乾燥しているだろう分、撮影条件は有利。 夕方も見えるんだろうな。 調べてないけど。

   一応データは: ISO 800 F2.8 1/8sec.

2024-10-12

給湯室

   日中、外出できず。 で、昨日の夕方に気になった給湯室の一角を。 F2.8くらいだったか、今日もPlanar 1.4/50mmを持って出ようと思っていたところ、ちょっとボディの関係でDistagon 1.4/35mmに。 Planarだったらどんな風なボケになっただろう? と想像しつつ、今日はこっちで良かったかもと思い、Sonnarの溶けるようなボケ味にも懐かしく思いを馳せ。 Sonnarは1本だけ、2.8/90mmがあったっけ。 明後日あたりからそれにしてみようかな。 明日は... また35mmかな。
   この頃気になるのが、Summicron-M 28mm F2 Asph. の、自分にとっての中途半端さ。 周辺光量落ちと場合によっては周辺の色被り、線が非常に繊細で、静寂を切り取るには比類なく最適だけど、絵作りの感性と腕が追い付かず。 このレンズ、なんだかんだとM型ライカに付けてこそ味方をしてくれる感じはする。 ライカ SL用のレンズには28mmがライン・アップされているがほぼ80万円とかなり高価。 そこまでは.. 使用頻度を思うとソニー FE 28mm F2.0+ソニー a7SIIでもいいかなと思ってみたり。 で、今いちばん気になるのはなぜかMマウントの、以前に使っていたCarl Zeiss T* Biogon 2.8/28mm ZM。 でもたしかこのレンズ、ソニー a7シリーズでは周辺の色被りがけっこう出たような記憶。 CONTAX G T* Biogon 2.8/28mmも素では周辺光量落ちと色被りがけっこう出るようだし。 となると気になるのはCONTAX Carl Zeiss T* Distagon 2.8/28mm。 なんかこれ前にも書いたような気がする。 ...何度か。 28mmは案外どのメーカーも程よく中庸な性能のライン・アップが見当たらなくてこうした古めのレンズも候補に入ってしまう。 気分的にはAi-SでもないしFDでもEFでもないし、MDとMLとPENTAX-M/Aはちょっとありだけど、まずはZeissに偏る。 その他にもフォクトレンダーのNokton Vintage Line 28mm F1.5 VM と Color-Skopar 28mm F2.8 VM が気になっていて前者は今年のcp+で試写させていただき好印象だった。 後者は以前にあったColor-Skopar 28mm F3.5の高画質化した後継モデルという辺りか。 Mapレンタルとかで借りてみるか? 両者たぶんちょっと暖色系。 暖色系と言えば、言えば、... たしかSuper-TAKUMAR 28mm F3.5 の絞りピンが抜け落てしまった個体を持っていたハズだけど、どこ行っちゃったかな。 M42マウント->Eマウントの変換アダプターもあるし、あれがいいンじゃないかな、いま。

2024-10-11

ローカル・ガチャ

   ローカル? "ご当地"? な、ガチャ。 富士重工の城下町と言われた街のシンボリックな存在。 Subaru 360とショッピング・モールのキー・ホルダー。

   今日は久しぶりに青空が広がった。 あ! と思って、早朝、東の空の低空が見える処に行ったが紫金山/ATLAS彗星は見えず。 彗星の位置を表示するアプリを東の空にかざすと、彗星は太陽のすぐ近く、地平線の15°くらい下の方に。 太陽に近すぎて見える見込みナシ。 画面に表示された彗星は、ちょうど太陽の周りをグルっと折り返しているように見えるが、太陽に最も接近する「近日点」はいつだっけ? 14日頃以降、数日間は夕方の西の空低くに見えてくるのに期待しよう。 天気ももしかしたら。
   今日の午後はアブラゼミが鳴いていた。 クルマの温度計は24℃。

2024-10-10

やや奥まって

   細い側道へ普段と反対方向から入って行って初めて見る景色。 この界隈は旧い町で、まだ古い建物が点在。 こうした3-4軒が繋がっている建物もちらほら見かける。 この界隈、もう一歩踏み入ってみようか。

2024-10-09

初夏の花

   数年前なら「初夏に咲く花」だったのだけど、最近は、クレマチスは5月頃に何となく咲いて、その後は花をつけられずに夏の暑さを何とか乗り切って秋に頑張って開花。 ライラックは初夏にしっかり咲いて、夏の終わり頃にものすごい疲労感を訴えるように葉の殆どが薄茶色になり、そろそろ冬支度かと思う頃にまた開花する。 その時期はさすがに両方とも花はやや弱々しいものの、秋に思いがけずのライラックの香りが漂ってくる。 「いまキュウリとナスが生ってる」っていう話も聞いた。 こちらも初夏から7月中くらいがシーズン。 そして今日は職場で「太陽の軸がズレてる」っていう話で軽い盛り上がり。 Youtubeにもぽつぽつとそうした話題を見かける。 案外そう思っている人がいるんだなぁと、ならそろそろ、「傾きは23.4度じゃない」とか、「軸の中心が南極点・北極点ではなくなっている」とか具体的な話を目にする日もそう遠くないのでは? 等々を思う。

2024-10-08

雨降り

   ちょうどいちばん降りの強い時間に外に出たらしい。 夜まで外に出れなかった今日、何を撮ろうかと考えながら片手はハンドル、片手にカメラ。 せっかくPlanar 1.4/50mm付けてるのに開放絞りで遊ぶ余裕がいまひとつ... あ、信号アオ。

2024-10-07

解体の一歩

   昨夜、囲いが出来て3ヶ月ほどかと思っていたところ。 この近くの信金に用事があって通りかかると、ちょうど商店街の看板を取り外していそうなところだった。 囲いも高くなっていていよいよ工事が始まりそうな雰囲気が強くなっていた。 遭遇したのは看板を照らす照明器具の取り外し。 昇降機で照明の高さまで上がり、工具の音がして1つ外され、さて立ち去ろうとしたら背後で「パーン」と破裂音。 外した照明器具は地面に放ったっぽい。 建物に囲まれた場所で、破裂音は四方からの反射も大きく聞こえた。 15年ほど前? にはこの一角にちょっとおしゃれな感じのスーパー紀ノ国屋があり、その後には自然食品のお店となりそれも2020年に閉店。 かつて昼頃や夕方の紀ノ国屋はけっこう賑わっていた。 商店街に名前が付いて看板が付いたのはいつ頃だったのだろうか? その工事に、この照明器具が梱包を解かれて袋から出され、看板の上に取り付けられ、配線されて、日が暮れて灯りが点き、という日があったことを想像した。

2024-10-06

線路脇で

   夏の余韻漂う日暮れ後のオシロイバナ。 花の香りはだいぶ弱く、ホントは白花に細かい濃いピンクのサシ模様のはずが、ある年に白花に、その後にピンクが戻ってきたかと思ったら花全体がうっすらピンク。 最も夏の余韻を感じるのは、撮っている間にがっちり痒みを残して飛び去った蚊。 チクチク痛いような痒み。 直径1cmを越えてプクリ。 昨日・今日と20℃前後で、明日は28℃の予報。 波打ち際のような揺り返す余韻。

2024-10-05

届いた

   2週間ほど前だったかここに来た時はまだ真夏の暑さで、このツルがジョウロをめがけて伸びているように見えた。 あと1mでジョウロという辺り。 ジョウロは空っぽだろうけど、水を求めて伸びて見えるところが何だか応援対象。 もちろん上の方には根っこがあって、プランターに植えられて水やりをする人もいるので特には心配ご無用なのだけど。 きょうは届いた記念撮影を。