2023-09-27

ラジオ・センター

   ラジオ・センターの「R.C.」と書かれた看板が見当たらないような...。 秋葉原のガード下に、小さな電気部品を売るお店が集まった建物があって、そこは「ラジオ・センター」という名だった。 商店会の名のようなものだと思う。 このガード下には2つの商店会があって、電気部品を扱うための工具や、抵抗器・コンデンサー・トランス・基盤、ラジオ、ヘッドフォン・ステレオ、無線機などが売られていた。 混雑時には身動きが取りにくいほどだったが、ここ20年ほどは「電気街」はアニメやメイドのイメージと、実際にそうした客層に押されて電気部品を売るお店は減り、それぞれの店主の高齢化等々もあるのだろう、きょう久々に足を運ぶと、電気部品関連のお店は半分以下に。 営業していないスペースもちほら。 街のなかには外国人の姿も多く、古いファミコン・ソフトを売るお店をバックに記念写真を撮る人達も。
   以前の「自作」というとラジオやアンプを作ると言った感じで、指で摘まめる大きさの部品を「基板」という10cm四方程度の小さな板に開いた細かな穴に、部品から出ている針金のような線を通して並べ、ハンダで固定しつつ配線を行ったり、いわゆる「ハンダ付け」での組み立てだった。 近年は、そうした部品が既に実装された基板を買ってきて、基板にある「コネクタ」同士を、やはり既にコネクタが両端に付いた線で繋いで組み立てる。 この、実装された部品はとても指では摘まめないほどの小ささ。 電子回路に要求される細かさが変化して「自作」の指す意味合いも変化して、「秋葉原」の意味合いも変わってきたような感じがする。 でもずっと昔から「秋葉原」は、運河と船着き場があり流通の要衝だったり、青果市場の街だったり、「変化」と共にある街らしい。