これこれ。 白いヒガンバナ。 茎の先についた全ての蕾が開花したらまさにヒガンバナの形に。
今朝は少しだけ気温が低く感じられた。 「彼岸まで」--- 今年の秋分の日、23日を過ぎると気温も30℃を切ってゆき、最低気温もぐっと下がって地域によっては1日の寒暖差が10℃に及ぶと注意を呼びかける声も耳にする。
ここ数日はハクセキレイの鳴き声をよく聞く。 七十二候では9月13日-17日頃を「鶺鴒鳴」(セキレイ鳴く)というらしい。ほぼ年間を通して目にするなの鳥で日ごろ鳴き声を聞くのだけど、殊にここ数日は「いつも」と少し違った風なさえずりで、大きく鳴いている気がする。 次いで9月18日-22日頃を「玄鳥去」(ツバメ去る)というそう。 先だってのたくさんのツバメが飛び回っていた風景は、「またここに戻ってくるために、風景や空気の匂いをよく覚えておこう」と、長旅を前にした「荷造りの時」のように映った。
ようやく秋に向かいつつあるようで、きょう少し気になったのが、今年、ヒグラシの鳴き声を聞いていないこと。 ヒグラシやツクツクホウシが絶滅危惧種になったりして。