6 TRANSISTORS
2013-08-03
休息
喉が渇いて、道路脇に見えた野球場の駐車場にクルマを向けた。 自販機でアイス・コーヒーを手に、やや涼しい木陰でゆっくりとそれを飲む。
近くには小さな川があって、遊歩道が整備されている。 遊歩道と川とは柵で区切られているのだが、所々でそれが途切れてベンチが置かれている。 川に向かっては緩い下りで、ほとりは割に平坦になっている。 春にはその河原で花見をする人の姿は多いのだという。
夏というには柔らかな日差しで、時折吹いてくる風は案外つめたく、意外にも陽光は赤っぽい、穏やかな空気だった。
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