冬支度?
例年ならば10cmくらいに沢山の茎を伸ばしてたくさんの黄色い小さな花を咲かせる「月見草」。 「宵待ち草」とも呼ばれる草である。 だが本当は「宵待ち草」というのは、これよりもひと回り大きな草丈に花径で、薄いピンク色の花をつけるのだそうだ。 つまり「通称」が「月見草」であり「宵待ち草」ということなのだろうか。
「月見草」と「宵待ち草」と呼ばれる草には、草丈1mほどになるものもあり、これも草むらや土手でよく目にする。 「通称」で呼ばれることは、どれも身近という点から親しみやすさを思わせ、これはこれでアリなのだろう。
さてこの「月見草」、例年と違って葉を地面に這わせるように、葉は硬めに重なりあい、何かから身を護っているようにも見える。 周囲に写っている、ペニー・ロイヤル・ミントもしかり、上ではなくひたすら地面近くに茎を這わせている。
地面に葉をペタっとつけて生える様は冬に目にする姿で、それを連想させる。
今は猛暑と叫ばれる夏日が続くが、これが醒めると、急激に冷えがやってくるのではないだろうか。