今朝はまさに「冬」を思わせる寒さに。 クルマの温度計は「+2℃」の表示だったので、「もっと低い日があったよなぁ」と思いながら走り、思ったより車内が温まるまでに時間がかかり、エンジンの水温計の青いランプも意外と長く点いていた。 ポットを持って給湯室に入ってきた人が、水道栓をひねると同時に寒さを口にした。 続いて「冬の寒さになったけど、まだ街の中ではイチョウの紅葉が見られる」と、そのちぐはぐさを言う。
これは前にも書いたように思う話で、椿に関すること。 以前、原っぱでの撮影の引き継ぎ期間中に先輩カメラマンから聞いたもので、梅雨の少し前頃だったかに花の散りかけている柿の木に近づきながら、「柿の花って白いんですよ」と。 この話がどう続くのかと思っていると、「昔、『カキに赤い花さく いつかのあの家...♪』って歌があって、柿の花は赤いと思ってる人がけっこういるんですよね」というものだった。 聞けば冬の歌で、「カキ」は「垣」なのだそう。 冬の垣根に、濃いピンクの花びらと中心の雄しべが黄色くアクセントの花がポツポツと濃い緑色の垣根を彩る道端の風景が想像された。 昭和歌謡という風の歌詞は、おそらく女性歌手のものだろうと思いつつ、どうもなんだか落ち葉にホウキに焼き芋にダーク・ダックスとポニー・ジャックスが思い浮かぶ。
歌は元々イングランド民謡だそう。曲名は「思い出」(久しき昔)。古関 吉雄 作詞。 原曲はベイリー(1797~1839)の作曲「Long Long Ago」(「久しい昔」)。 古くは明治23年8月「明治唱歌(五)」に「旅の暮」として載り、昭和22年7月「六年生の音楽」に掲載された歌。 (引用: 「レファレンス協同データベース」https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000105251) その他にも検索で、由紀さおり・安田祥子のお2人がジャケットになっているCDの情報も。