2024-12-24

あけぼの一番街

   この看板、今現存するのは1コで、10年ほど前までは5-6コあったような記憶。 駅からは徒歩10分程の路地で、今は駅前を中心にお店が集まっていてココはやや寂しい感じの通り。 20年ほど前のこの通りには、100名は入りそうな宴会場を2階に持つような呑み屋や食事処、前面に平たい石を設えてやや重厚な印象のクラブやらがあったり、僅か100mほどで丁字路に当たるその横方向の通りはシネマ通りと呼ばれ、小さな個人店がたくさんあった。 このエリアが栄えたのはおそらく米軍基地のメインゲートから近かったたねだと思うが、30年前にはこれら通りの近くにパスポートの申請窓口があった。 そのビルも昨年だったかに取り壊され、他にもこの周辺は個人店が無くなった場所に集合住宅が何棟か建つ模様。 30年前はそれこそ街の風景がガラリと変わった時期。 その頃から撮っていればねーとしばしば思う。 処々、ちょこっとは撮ってあるけど、見返すと衝撃的に少ない。 駅の反対側は、もうだいぶ街が変わってしまってからリバーサルで30本ほど撮ったと思うが、はやくデータ化したい。

2024-12-23

駅前の

   つい最近も同じ場所でシャッターを切ったっけと思いながらシャッターを切った。 その時より陽光が強く白っぽく感じ、周囲を見てみても割と強いコントラストで、駅前の通りの風景がどことなく映画の画質のように見えた。 80年代頃の日本映画に見る、夏の夕方にギラっと照らされる建物や道路標識が写る街の風景の印象が最近見るコントラストに似ている気がする。 写真で言うとたぶんKodachromeのような色。 それもISO 25のKodachrome。 映画はネガで撮っているだろうからKodachromeとかではなく、当時の銘柄はわからないが、今でいうVisionなどで撮られたものから作られたプリント(上映用フィルム)だったのか。 でも空の色はフジっぽかったかなぁ。 なんか、何だかんだとフィルムの色を意識してしまうな。

2024-12-22

今日は外へ出られず

   外出は小用でちょこっとが2回。 いずれもかなり寒かった。 寒波が来ているらしく、新潟との県境あたりか遠くに雪を降らせていそうな雲が見え、風速はそれほど強くはないものの皮膚表面からどんどん体温を奪ってゆくような冷たい風が。 線路脇のイチョウはどんどん葉が散って木の影が次第に枝の目立つスカスカになってゆく。 先日まで青々していた桑の葉は一気に萎れて彩度が無くなっている。 急に大寒の頃を思わせる寒さ。

2024-12-21

   どうやら年内は晴れ続きのよう。 明日・明後日は強い寒気が流れ込み、上越・関東北部は大雪の可能性とのこと。 しっかり雪を降らせて勢いはそのままにカラッカラに乾いた風となって山々を駆け下りる所謂「からっ風」が吹き、火山灰ベースの土地の多い多摩西部は所々で砂嵐。 この地域に限った事ではないと思うけど、風の通り道で気になることが。 1つは踏切脇で、たしか踏切をリニューアルをした頃には線路脇は小石(バラスト)が積まれていたのだけど、暫くは一人暮らしの家庭ゴミといったコンビニ袋がいつも幾つか放られていたところ、少しずつ草が生えてきた。 更にしばらくしてそれらゴミを片付けてみたところ、見た目は小石ではなく土の小山が出来上がっていた。 いまが機かと草花を植えてみたところ、そのうちの幾つかは根が付いた。 もう1つは駐車場脇で、道路と駐車場の間のブロック塀沿いに幅15cmほどコンクリートの打たれたスペースがあり、確か数年前にはコンクリートが露出していたと思うのだけど、コンクリートの割れ目からぽつぽつ雑草が生えた頃からうっすらと土が積もるようになってきた。 今では10cmほどの嵩になっていて、近所の人が更に土を積み上げて13cmほどの高さになっている。 今夏はアサガオが、今はシーズンを終えて草むしりをしていたらその中にノース・ポールが3本あって、それらは土を均したあと再びそこに植え直してある。 なぜか近所の方が更にノース・ポールを追加してくれ、4月中旬頃には花が咲きそう。 どこから来るのかそうやって土やらがやってくる。

2024-12-20

冬の風景へ

   モミジもイチョウもだいぶ散ってきた。 今日の午後は曇ってきたこともあってか、色味はけっこう冬。 多摩西部、昨日は小雪がチラチラ舞ったと言っていた人も。 明日は冬至。 節分までは本格的に冬の寒さかな。

2024-12-19

冬の陽の

   夕方近くの光線具合って、意外と写真にすると冬の陽も夏の陽も大差なかったりする。 ただ、大差ないと思える? 錯覚? する時間帯は冬が14-15時頃、夏は17時過ぎとそこは違いあり。 光線具合というよりは影の出方の似た時間っていうことなのだろう、それを同じような雰囲気に感じる光線具合。 それでも流石に冬の陽光はどこか弱々しさを思うし夏はその逆。 それでも朝日の写真と夕日の写真が意外と区別つかないように、思うほどの、狙ったほどの差がなかなか表せない。 どうやったら体感的に感じている風景の寒さや日没に向かう寂しい感じや焦燥感のようなものを写せるやら。 人によって感じ方は様々だろうと思いつつも、街を行く人々の足の運びは揃って一定方向で早足に見えたり、なんだかんだと何かあるんだろうと思うけど。 冬の陽の照らし出すものって、見た目以上にきっともっと独特な風景なんじゃないかと。

2024-12-18

恒例の

   例年このクリスマス飾りが小さな公園に施される。 11月下旬から12月上旬にかけて、町会の人達が円錐形の骨組みを組み立て、中に雪だるま、通りに面してもう1コ雪だるま。 以前は「Merry Christmas」と筆記体で書かれた電飾もあったが昨年くらいから見かけない。 このツリーの他、通りに面して電球色のLED。 16時頃に足を運んだときは、まだ明るいこともあってか電飾は点いてなく、小学生くらいの子供達が遊んでいた。 こうした場所に毎年のクリスマス飾りをする大人。 町の公園らしい感じが。

2024-12-17

開店前の

   よく行く商店街、というか呑み屋街。 久々に朝の早めの時間だったので通りの南側のお店に陽が当たっていそうだと期待して行ったのだけど、思っていたより当たりがまばらで影に入ってしまった箇所が多かった。 夏の日の出直前の様子とか、日の出直後で湿気が強めで柔らかく光がまわる頃とかが良いのかなと想像したり。 でも呑み屋街なのでやはり夜の風景、それも日の入の頃とかのいわゆるトワイライトとかはきれいそう。 ただ近年はお店が減ってしまったのか看板が少なく、電飾の飾りも少なくて夜もそれほどの迫力が無くなってきている。 週末の深夜とか、いちど三脚も持って撮りに行ってみようかな。 ライブハウスの出演者もまた撮ってみたいしな。 このラーメン店のママさんがいつだったか店内を案内してくれ、前に店舗の外観を撮った写真を貰ったのだと、「あたしのお気に入りの写真があんですよ」と見せてくれた。 六ツ切りくらいに伸ばされた写真で、夕刻だか、写真左側に寄ってナナメからのお店の全景と、右側に向かって通りのお店が連なっているものだった。 「このねぇ、通りが奥に続いてる感じが好きなんですよ」と。 そうした、お渡しして喜んでいただける写真が撮れるといいなぁ。

2024-12-16

今年も

   なんとなく... 年を重ねるごとにクリスマスっぽさが薄れてきている感じがする。 街のなかで見る”イルミネーション”はクリスマスに向けてというより冬を楽しむためのものという印象。 先日は恵比寿ガーデン・プレイス恒例のクリスマス・ツリーを見たけれど、周囲には思ったほど人影はなく、遠くに小さく並んで見える東京タワーの存在感は案外大きく感じた。 「イルミネーション&クリスマス・マルシェ」--- ガーデン・プレイスに掲げられたイベントのタイトルに、イルミネーションとクリスマスが別々のものに映ったことに収まりの良さを思ってしまった。 毎年クリスマス飾りを行う職場近くの商店街のクリスマスツリーも、写真の隣町の飾りも、元々はクリスマスにちなんだものだと思うのだけど、青色・白色LED流行りのためかクリスマスにしては温かみなくクールすぎるのだろう「イルミネーション」という響きが、なんとなく... 合う気がする。

2024-12-15

きょう見た雲

   今日も寒い。 まるで大寒まで一気に季節が進んだような、否、実際にはそこまでの寒さではなく暖かかった日々からの急変がための寒さだとは思いつつ、やはり大寒級の寒さに思える。 昨日も風に吹かれて上空では水蒸気が吹き飛ばされながら大小、または霞のように広がって雲を形成し。 雲は、今日は湿度が下ったのかあまり多くなく、大気中にかろうじてまとまって雲の体を成しているような、ちぎれた綿あめのような、冬の風景を印象付けるような流れ方だった。 路地を曲がったあたりに、建物の陰へと小走りに去ってゆくような雲。

2024-12-14

寒い

   最強寒波で関西では初雪か? と言われ、東京多摩西部でも日中は冷たく強めの北風が吹いた。 この冬でいちばん寒かったかな。 昨日も寒かったようだが都心にいたせいか、たぶん4℃近く気温が高い感じで寒さを思う時間は短かった。 と、冷たい風の中で街に行く気はせず、近くの公園へ。 落ち葉がたくさんカラカラ転がって、奥の建物に入ると「鳥週間」と銘打ったプチ・イベントが。 2週間近く前にも立ち寄った、富士鷹なすびさんの展示を一周し、コチドリのイラストの小さなシールを購入。 コチドリがよく見られるのは5-6月頃? コチドリはそこそこ警戒心が強いものの、こちらが何をするでもなく長い時間じっとしていると、警戒心がいるしか興味に転じて首を傾げながら、時々背伸びをするように「ぴょひょっ」と鳴きながら近寄ってくる。 最後のほうはやや早足になって近寄ってくる。 なぜかちょっとこわい。

2024-12-13

恵比寿寸景

   年に一度のセミナーの後の街歩きにて。 参加するようになって10年くらい経っただろうか。 開催場所はTOP MUSEUM。 旧名称「東京都写真美術館」で、言わずもがな旧ヱビス・ビールの生誕地・工場跡地で現サッポロビールの本社所在地。 (ヱビス・ビールを発売した日本麦酒醸造会社は目黒区三田に工場があったというが、Google Mapで三田を検索すると恵比寿ガーデン・プレイスを避けるように境界線が表示される。なんで?) 駅からは屋根も側壁も備えた歩道にしては幅広の連絡通路が現地まで延びているが、今日は往きも復路も地べたを歩いた。 Pokka&SAPPOROの飲み物の自販機がぽつぽつ目に入るなぁと思いつつ。 復路の途中には、むかし駄菓子屋に置かれていた、10円で遊べるようなゲーム機を置いているお店(?)があったりとどこか不思議な雰囲気も。 ここ数年でだいぶオシャレな風なお店も出来ていた。 新しい雰囲気を楽しみつつ、全体がピンク色のポップな美容室が無くなってしまったのを寂しく思いつつ、あまり変わらない風景に軽く懐かしさを思いながら。

2024-12-12

線路沿い

   最近はココ、あんまりススキを見なくなったなぁと思いながら。 10月も半ばを過ぎるとススキの穂が陽に透けて光る風景が秋のココの楽しみの1つだった。 少し離れた支線の周囲にはススキありそうだけどあまり光って見えないし。 とは言え線路沿いのこの道のススキも絵になるかというと、意外とフェンスの主張が強くて期待ほどには画ヂカラ出ず。 それでも夏の始めのオシロイバナと秋のススキは気になって時々歩く。 それにしてもだいぶ寒くなった。 今日はやや強めの北風。 この冬で何度目かの手袋の出番。

2024-12-11

薄日

   「5時間以上の日照がある日の連続日数」が、昨日で19日目で20年ぶりなのだそう。 今日で20日目。 他の年の写真を辿るとそこそこ雨や曇りの日が見られる。 今頃って「いつも晴れている」感じがするが、それは今年が晴れ続きだからそう思うのかも。 今朝はうっすらと雲がかかり薄日が射していて、晴れのち曇りの予報だったので間もなく曇るかと思ったら、日中は雲が見当たらないくらいの晴れ。 そう言えば最近は星がよく見える。 見えるけれど秋頃からやってきた大き目の彗星2つのようなイベント的な現象はなく、星空を眺めてもなんだかポカンとしてしまう。 彗星の1つは太陽に近づいたときに蒸発してしまったらしく、カメラを据えて日の出前の東の空を凝視していたが、結局そこには彗星は無かった。 その時の気の抜けた感触がまだあとを引いている感がある。 なんだか昼間の空を見てもどこかポカンとしてしまう。 当たり前のようにスッキリ晴れてくれるのも心地よいが、薄日の光線具合もまた心地よく。

2024-12-10

さて、このあと

   この周辺の建物が壊されてからそろそろ1年。 手前側は10ヶ月ほど前から更地となり、奥側は後から取り壊しが始まり先に建築が始まった。 元々この前後3ブロックの道路に面していたお店は近所に新たにお店を構えているところも。 主には道路の拡幅によって移動や閉店を余儀なくされている感じで、おそらく中には経営者の年齢の都合だったり、空き店舗のタイミングだったりで、多いお店で2回の移転をしている処も。 かなりの数の木造モルタル造りの建物はなくなってしまい、今後は鉄筋コンクリートやプレハブの建物が建って行くのだろう。 多くは米兵相手の商売だった地域で、2001年の「911」以降は日本人客の比率が多くなったという現状から、気になるのは業種の変化。 スナック、ディスコ、タイ料理店、マッサージ店等々、特に飲食店とマッサージ店の半分以上はフィリピンやタイ、ベトナムから来た人々による経営だろうそれらって、この先、成り立ってゆくのだろうか。 気になる街の風景の変化。

2024-12-09

昼前の裏路地

   朝の天気予報で「最低湿度は27%です」と。 で、お昼前の街のなかは確かに乾いた空気だと思いつつ、なんだか光の加減が雨上がりのような雰囲気。 昨日の強風ほどではないが風がある。 けっこう冷たい。 風のためか木々の葉っぱはだいぶ散ってしまって枝が顕わに。

2024-12-08

だいぶ冬

   午後から強めの北風が吹いてすっかり冬の様相。 空気の乾きを感じるのもひと際。 夕方から星がよく見えた。 オリオン座が見えてきたのは先月中旬ごろからだったか。 そうしたなかで道端の梅の葉も落ちて枝には早くも小さく丸い花芽がぽつぽつ付いていて、12月21日の冬至、1月20日の大寒と寒い季節の到来とその先の春の気配の微かに散見されるのに感心。

2024-12-07

朝の駐車場で

   葉の形と色からはナンキンハゼのようなのだけど、葉の付き方を見ると、もしやボダイジュ? 葉には油分が強いのか、雨が降ると撥水コートされたように雨水をはじき辛うじて水玉を留める。 この時期は葉が紫色に紅葉し、緑色からのグラデーションはけっこうきれい。
   「今日から寒い」という声を何人かから聞いた。 東北の日本海側・上越・北陸では大雪かという予報や報道が。 東京でも今夕は雪? とも言われたが、小雨は降ったものの気温は雪が降るにはだいぶ高かった。 日中はほぼ晴れで、ここのところ晴天続き。 日中には街を歩いて、たとえ1-2枚でも写真を撮りたいと思うが最近は案外その時間を逃すこともちらほら。
   ここの処、レンズは28mmや35mmと広めのものを持って出る事が多い。 それらの画角は意外と見た目に近くて何を考えるでもなく撮れるので、何を思うでもなくその選択になることが多い。 同時に長玉で撮りたいと思うこともそこそことあって、暫く24-200mmなど高倍率ズームの付けっぱなしも悪くないと思いつつ、例えばAPS-C用の高倍率ズームなら35mm判換算で28-200mm相当程度のものでも小さくて動きやすいように思う。 ただ、画素数は500万画素程度とふた昔前のコンパクト・カメラ並みになってしまうのはやや寂しい。

2024-12-06

通り道で

   どこか外国だったら絵になるのかも。 かなり昔に、ワゴン車2台で出かけて1台がガス欠になった。 同じ車種と思いきや、型番が違っていてタンクの容量が違っていた。 夜の田舎道でどうにもし難い状況だったが、総勢30人弱のうち5-6人で、とにかくガソリンを手に入れようともう1台でガソリン・スタンドを探しに出た。 15分ほど走ったら小さな無人のガソリン・スタンドがあり、運よくか、オイル缶を流用したゴミ箱には1ガロンのオレンジ・ジュースの容器と2Lのミネラル・ウォーターのペット・ボトルがあった。 オレンジ・ジュースの容器を何度かガソリンで軽くすすいだあと満杯にし、もう1台が停まっている処へ戻って水のペットボトルを半分で切ってロート代わりにして給油した。 エンジンがかかり、しばらく走るとマフラーからは白煙が派手に出てきたが、状況的に走ってとにかく目的地を目指し続けるという選択肢しかないように思われた。 勢いよく出る白煙をもう1台に乗る面々は凝視するなか、見なかったことにして先を急いだ。 DODGE RAM 250と150と夜のオレゴンの森の中の記憶。

2024-12-05

パルコの壁

   渋谷PARCOの壁面の季節の挨拶に、世界最年長のテクノ・ミュージシャンと言われる細野先生。 なぜか人通りの少ない通りの壁面に。 そしてこの辺り、昭和60年代頃からあまり変わっていない気がする。

2024-12-04

駐輪場と呑み屋

   近所の公園へ行ってみた。 展示スペースなどもあって、今日は鳥にまつわる、漫画チックな絵・写実的な鉛筆(?)画・鳥と風景との水彩(?)画・木彫などが展示されていた。 気になったのは木彫と漫画風な小鳥の絵で、木彫は複数の方々による出展のなか、思わず触って確かめたくなるような羽毛の柔らかさを思う加工と着色など高度な技巧のものもあり、漫画風な小鳥はデフォルメ感が面白く小鳥のしぐさが伝わってくる。 漫画風の絵の作者は「富士鷹なすび」という方。 思わず水鳥の「カイツブリ」が醤油ラーメンの中を泳いでいる絵のポスト・カードを購入。
   建物を出ると色濃く茶色く紅葉したメタセコイアと、ふさふさの穂のススキ。 気温16℃で微風。 小さな駐輪場を抜けて路地に入る手前の呑み屋は、ランチの時間を終えて夜の営業までのガランとした様子。 ややくすんだ窓ガラス越しに静かに陽の射しこむテーブルが見える。 あと半月で冬至かぁ。 なんか実感がないけれど、そこからまた徐々に日が延びてゆくと思うと、胃のちょっと下あたりからワクワク感が湧いてくる感じがする。 膵臓? 胆のう? から?

2024-12-03

街角

   今日くらいからが七十二候で「橘始黄」(たちばなはじめてきなり)と言うらしい。 ミカンよりも二回りくらい小さな柑橘類... らしい。 橘って時折耳にするわりに実物はたぶん見たことがない。 無意識に視界に入っていたことはあるかもしれないが、まだダイダイの方が馴染みがある。 寒くなってくると色づいてくるのだろうけど、今日は14時頃で17℃ほどあったし何だかんだと暖かい日が多い。 それでも朝夕は寒いことが多いのを思うと寒暖差で熟してゆくのか、多少暖かくてもいつ来るかわからない寒さを待てずにオレンジ色になってきたのか。 暖かいけど、あと4-5日もすると二十四節気では「大雪」なんだそう。 雪? なんだか想像が及ばないけれど、大雪の前日って、案外なんてことない穏やかな晴天だったりするし。

2024-12-02

熊谷大橋

   全長は1kmほどだろうか。 荒川と秩父鉄道を跨ぐ長い橋。 だいぶ古そうだけど近年よく聞く増水にはどこまで耐えられるのだろう? 等々思いながら、継ぎ目の金属部分のかみ合わせも所々で粗くなっていてパンクしないだろうか? と時々思いながら。 そしてこの橋からの川の風景はやや雄大な感じがあって写真を撮りたいと通る度に思うのだけど、片側には歩道があるものの、撮りたいと多く思う側には歩道はなく車道のすぐ脇が欄干。 なので、延々端から歩いてきて橋の中程の写真的にちょうど良い場所を探し、交通量の多いなかクルマの空いた隙を狙って柵を越えて反対車線の欄干にへばりついて撮影... でもどうもやっぱりなんだかそれは現実的ではないなぁ。

2024-12-01

武蔵野

   武蔵野の林にはコナラの高木が並び、少し見上げると光るような黄色い葉が空を覆い、更に季節が進むと地面には茶色の落ち葉が敷き詰められる。 どうやら人工林らしい。 本来は森の最終形であるカシの木が林立していてもおかしくなと思うのだけど、武蔵野の林の秋は緑ではなく黄色や薄いオレンジが多く占める。 コナラの木肌は白っぽく林の中は葉っぱに拡散された陽の光で少し明るい。 と言いつつ、撮ってみたくなったのは武蔵野とはやや傾向の異なる濃いオレンジ色の葉。
   北関東まで行くと赤松が多くなる。 赤松はおそらく原生林で、その中にコナラがちらほら。 その昔、10月半ばを過ぎるとカメラに広角レンズを付け色の濃くコントラスト高めのリバーサル・フィルムを詰めて、頃合いを見ながら通学路を遠回りして林の中を通る小径を行った。 そうして晴れた朝に色の濃い松の葉のなかに朝日に照らされた数本のコナラの紅葉途中の黄緑色と黄色い葉がステンド・ガラスのように際立って見えるのを狙った。 結局は思うように条件が揃わず、機会は2年ほどあったがとうとう初めて見た日の光景はフィルムに描くことができなかった。 今でも時々気になる風景。

2024-11-30

公園

   快晴。 気が付けば富士山もだいぶ下の方まで雪化粧となっていた。 11月下旬になってようやくイチョウの葉が黄色く。 カクンと1段階寒くなったと思ったあれは2週間ほど前か、以後はそれほど寒くならず、年明け大寒の頃には「例年以上の寒さ」とかでないと良いけど。

2024-11-29

ほぼ曇り

   日の出の頃は晴れていて細い月が出ていた。 日が昇ると南の空の東から西にかけて雲の帯。 昼過ぎには持て余した湿気を風が引きちぎったり捏ねたり丸めたり多様な雲の形。 逆光気味に雲を入れた街並みを思い描いておなじみの路地を右へ左へ南へ東へ。 結局は街の一区切りとなる場所へ。 ちょうどうっすらと陽が射してきたし、パキッとした日差しの合う古びた看板の駐車場近辺だと思いつつ、どことなく嵐の前後のような天気にちょっと面白さを思いつつ。

2024-11-28

茶気鼠色

   茶気鼠(ちゃけねず)って具体的なイメージはないのだけど、やや茶色を帯びた鼠色 --- 色のない陽の光に照らされてなおグレーに沈む通路のタイルに茶色い落ち葉。 色は混ざってはないけれど、これらの色は今頃の風景の、わりと大きい面積を占める色味ではあるのかも。

2024-11-27

アーチ

   暖かい1日だった。 昨夜の雨はけっこう降ったようで空気には湿気が残る。 風はないものの、明日頃からの七十二候の「朔風払葉」(さくふうはをはらう)- 北風が葉を吹き落とす - の通り、道や広場には落ち葉がたくさん。 この先の1週間ほどは晴れる日が多いらしい。 ここ最近のやや鋭く強めの夕方の陽光はなんだか心地よく、でもなかなかそれを活かせる風景は見つからず。 今年は太陽活動が活発なのか、これまでの数年、十数年も同様だったけど気が付かなかっただけなのか、または太陽活動云々は全く関係なく最近の夕陽が強く見えるのか。 心なしか夕方のオレンジ色は少し濃いような。

2024-11-26

夜は雨

   あっという間に夜になったような...。 朝は晴れていたのが次第に曇り、夜には雨に。 夜半は本降りで明日は雷注意報が出ている。 明朝には上がっているといいな。

2024-11-25

韮菜万頭

   「にらまんじゅう」かな。 中華料理だと思うのだけど、料理人はたぶんフィリピン系の方。 10年ほど前に行った時には料理人とホールは日本人の若めの男性合わせて3人ほど。 それぞれ微妙に味が違うところにこの土地の味を思う。 この韮菜万頭の料理はどれも大盛で、食べきれずに「持ち帰りバッグ」をお願いしたら自然な流れで持ってきてくれるあたりも、米軍基地の目と鼻の先のこの土地の特色を思った。 最近では聞かなくなったが、かつてのアメリカでは食べきれなかったものを持ち帰るのはよくある話。 お店は「ダギー・バッグ」と呼ばれる小箱を持ち帰り用として用意しているし、お客は少し小声でそれをリクエストして持ち帰る。 「ダギー」は犬のことで、自分たちが持ち帰るのではなく、留守番している犬のために持ち帰りたいという名目のもと成立するやり取り。 持ち帰るのは権利だ何だという風ではなくて、そこに恥ずかしさを伴う動作であることに「古き良きアメリカ」の風景と好意を思う。