2025-11-17

ケヤキの紅葉

   日中20℃超え。 けっこう暖か。 つい最近まで緑色をしていたと思った駅前の通りのケヤキは、今日はすっかり茶色くなっていた。 葉が散って丸坊主になるまでは、もう1週間もないかも。

   先月13日で閉館してしまった清里の写真美術館「K*MoPA」がfacebookに何枚かの写真を上げていた。 エントランス、裏庭、音楽堂へ続く通路と、黄色と一部は赤く色付いた紅葉の風景で、新たな事務所への一時移転の過程にふと足を止めて足跡を見つめるような数枚の写真、それは初めてK*MoPAの方々とお会いした頃のあれこれを思い出すものでもあった。
   写真を撮るとき、日ごろの中にも「物事には必ず始めと終わりがある」と思うことがしばしばある。 そう思いながらもK*MoPAはいつまでもそこにあって、そこに行けば知った顔があって、自身をちょっと振り返ってみたりという場所で、感覚としては普遍的な存在だった。 30年間をそこで過ごしたスタッフの方々、いまどんな気持ちでいるだろうかと思いを馳せてみたり。 色々な始点と終点の交差している今のK*MoPA、「数年後」と言われる再開の時、初めてその場所を訪れる瞬間をどんな心持ちで迎えるだろうかと、具体的な情報は無くてまだまだ実感を持てないながらに想像を巡らせてみたり。