2025-09-30

アサギマダラ

   たくさん飛んでいた。 名前は聞いたことがあったがまさか目の前にアゲハやヒョウモンチョウのように当たり前のように飛んでいるのがそれだとは意外だった。 たまたま通りがかった人が教えてくれた。 何千kmも渡ってくるのだそう。 どうやら台湾から九州などを経由して数代をかけて北上、そして秋には一代で一気に南下するらしい。 いくら風に乗ったからと言っても、チョウの飛行速度は速くはないだろうに、鳥の渡りとはワケが違うように思えるけれど、中には力尽きて海に落下してしまう個体もあるだろうし、鳥に食べられてしまう個体もあるだろうし、なぜそこまでして北上してくるのだろう。 それとも「そこまでして」と言う程の感覚ではないのだろうか。 チョウの模様としては濃い目のエメラルド・グリーンの線が入ったアオスジアゲハがいちばん綺麗だと思う。 アサギマダラの羽根にも緑掛った青い部分があり、その色のは薄く、その繊細な感じはまた違ったキレイさだった。 標高はたぶん800mほどの場所。 夕方になってどんどん風が冷たくなって上着を羽織らないとちょっと大変。 夏の暑さが一気に過ぎ去ったような夕方だったが、アサギマダラ、いつ南下するのだろう。

2025-09-29

ひまわり薬局

   気になっていた薬局のネオン看板。 これ迄は35mmや28mmといった単焦点レンズを付けていることが多く、この雰囲気から寄って撮る感じでもなく、遠目から正面ぽく多少の圧縮効果で周囲の物も入れつつでと思ったことがあったが、今日はその機。 午後の陽射しの中での雰囲気がいつも気になっていたポイントなのだけど、こう見てみると夕方にネオンが点った頃が見ごろなのかも? と思ったり。
   9月も明日の1日を残すばかりで、七十二候では虫が土中に潜り戸を閉める頃だというのだけど、18時・19時になっても外気温は29℃・28℃と高め。 今朝の予報では、夕方は北風になり気温は24℃-25℃ほどでヒンヤリして感じると言っていたが、気温だけ見るとまだ夏の様相。 それでもさすがに北風なのか、軽く湿気を帯びた温風なのだけど、僅かに冷たさが混じり、空気の匂いには木枯らしに似たものが混じって感じた。 強い風ではなかったが「夏の木枯らし」といったところか。

2025-09-28

夕刻

   晴れ気味の日が続いた感じがしていたが意外と雲は多かったのか、空にぽつりと月がある風景を久しぶりに見た気がする。 最近で朝に快晴だった日は2日ほどあったか、それが気になるのはまた話題の彗星が2つ接近しているため。 あらためて調べると近地点は10月19日から21日頃らしい。 その明るさについては肉眼で見える4等級になるという説もあれば、ある資料では9から10等級とかなり暗い。 そして滅多にない事だと思うが、35mm判カメラで言う焦点距離12mmのレンズでギリギリ画面内にこの2つの彗星が入る位置に同時に出現する状況となる。 彗星が明るく、レンズも2.0以上に明るくf=10mmほど、肉眼で天の川がはっきり見えるくらいに空が快晴で低湿で無風で真っ暗であれば、この状況を写すことができるのではないかと思う。 うっすら月明りがあれば、「空が真っ暗」とは矛盾するが風景も入れ込めそう。 八ヶ岳山上とか八ヶ岳を入れてとか、丹沢の山並みを入れてとか、浅間山を入れてとか、中央アルプスを入れてとか、富士山? とかアメリカ・オレゴン州のMt. Hoodとか、Mt. JeffeerrsonとかThree Sistersを入れてとか、思いつくのは山ばかりだけど、ランド・マークが何か入ると程よく現実味が出てくるのかも。

2025-09-27

彼岸花

   5日ぶりの真夏日と言われ、外出していた人達は口々に暑かったと言っていた。 そう言えば暑くなるって言ってたっけと思いながら、外に出られたのは夜になってだった。 線路脇の踏み切り待ちで視界に入った彼岸花。 きのう目にした時には「今日がピークか?」と思ったが、きょうも鮮やかな色をしていた。
   気が付けば明日は勤め先近くの鰻屋の閉店の日。 お昼ごろから辺りが香ばしくなる、営業25年の近所の名店といった感じの通り1本住宅街へ入ったお店。 その通りでは数年前に食堂が2店閉まり、本通りではやはり数年前に喫茶店と中華料理屋2店が閉まり、その分なのか美容室が目によく入るようになった。 全体的にはお店の数は減っているようで、通りを歩いていて目からの情報量は減っている気がする。 なんとなくだけど残る建物には抜け殻感がわずかに漂う感じ。
   最近ちょっと気になっているSneaker Pimpsの曲(Youtubeへのリンク)

2025-09-26

駅前

   少し蒸し暑かった。 四方に軽く雲が湧き上がるくらいに空気はやや湿気っていた。 雲に遮られて陽が射したり射さなかったりで、あ、ここでと思う丁度良いタイミングでは案外光がなく。 そして時折射す光はどこか遠慮気味に見える。 早朝には渡り鳥の群れを見たとの話しも聞き、夕方の暗くなるのも随分と速くなり、いよいよ寒い季節へ移り変わるのを五感で感じ取り始める頃か。

2025-09-25

裏路地

   夕方の薄暗いなかの散歩。 路地の先には古そうな町の名残。 地域の会館、小さな神社、中華食堂と「町会」の匂いあり。 この近くまで、駅からのわりと幅の広い階段が建設中だった。 いまは町会風な場所だけど、そう遠くなく人の流れが変わって町の雰囲気も変わって行きそう。
   きょう、どこかでアブラゼミの鳴き声を聞いた気がする。

2025-09-24

裏路地

   朝、外に出ると「寒い」と感じる微風が吹いていた。 自治体から「熱中症アラート」メールが最後に来たのは3日前。 それを思うと急速に秋なのか冬なのかに向かっている感じがする。 柔らかくなった陽射しに、どんな風に映るだろうかと期待して路地を歩いてみたのだけど、もう陽当たりはほぼなくて見た目フラットな風景だった。
   明日は病院での検査があり、今日は諸々の準備開始。 早朝からほぼ1日がかりで、ちょっと気分は憂鬱。 以前に同じ検査を行ったときには好奇心が大きくて事前準備もたいして苦にはならなかったが、なんだか今回は。
   検査後は中野へ行く予定。 東京・中野区、JR中野駅周辺。 もしかしたらいま駅ビルを建築中で、今まで陽射しがあって明るかったホームの一部は陽が遮られてやや暗ったく、そこからは閉鎖されて1年ほどになるだろうか中野サンプラザが見える。 カリヨンもまだある。 駅の南の東側も都営団地がなくなってキラキラしたオフィス・ビル風の建物に、同じく南側の西の方もビルの建設中で風景が変わっている途中。 北側も少しずつ。 区役所もけっこう古そうなのでそろそろ建て替え? 駅のごく近い範囲はかつて営業で廻ったり写真を撮りに歩いたり程度はあったものの、広くはそれほど馴染みのない土地なのだけど、それなりに見慣れた風景がどんどん変化しているここ十数年の様子に、ほんの少しでもその様子を記録しておきたいと思う。

2025-09-23

丁字路

   だいぶ涼しくなった。 日中は25℃くらいにはなるものの、薄手の服を着ている人を見ると「寒くないの?」と訊きたくなるくらいには秋。 今朝は一面に畝が広がるような雲で、その後も高度の高そうな、ウロコ雲の3歩くらい手前な感じの雲をよく見た。 今日が秋分。 夕方6時にはだいぶ空は暗く、紅葉が、梨が葡萄がという時期ではあるのだけど、もう冬へ向かう雰囲気が急速に迫っているようにも感じられる。 いつか涼ませてくれた理髪店のおやっさんへのお返しに水ようかんでも持って遊びに行こうかと思っていたけれど、もうそういう季節感でもなく、さつま芋? 栗? 何かちょうどよいお菓子でもあるだろうか。

2025-09-22

秋の空気に

   だいぶ秋。 まさに「一雨ごとに」という感じで季節が移っていった。 彼岸花も咲いて、今日は道端でピンク色のコスモスを見かけ、国道沿いの小さなタコスのお店に入ったときに、やや暑い戸外のわりに冷んやりと乾いた空気に蒼いペイントの壁や「Corona」ビールのロゴ等々は、タコスという先入観も手伝い夏の終わりごろのメキシコの小さなお店を思う雰囲気。

2025-09-21

久々に水路へ

   雲の多い晴れ。 午後には曇ってしまったがギリ晴天の間に久しぶりに水路へ。 大きな川から5kmくらい先から分水されて都心まで続く江戸時代の水源となった上水路の1つ。 近年はおそらく、この水路の分水地点の近くから地下を通って5-6kmほどの距離にある小高い丘陵の上にある人口湖に揚水され、そこまらまた地下を通って都心まで水が供給されている。

2025-09-20

彼岸花開花

   彼岸花が咲いていた。 2-3日先だと思っていた開花は今朝っだった。 白い花のハズなのだけど、年々少しずつ赤くなっている気がする。 昨年はかろうじてクリーム色だったのが、今年は紅い斑(ふ)入りかと思うような混ざり具合で遠目には薄いピンク。 明け方と日中に雨が降り、気温は低く20-25℃くらいの幅。
   彼岸花と言えば、高校生の頃だったかのはるか昔に、夕方に利根川の土手に行ってちょうどよい彼岸花を見つけて、広角で下から見上げるような角度で露出はぐっと落とし、ストロボを焚いて茎と真っ赤な花とを浮き立たせるようにして撮ったっけと思い出し。 案外と昔のほうが色々試していたかもなぁと、感心とも反省ともつかない思いを抱き。 機材は、PENTAX SP、TAMRON 28-70mm F3.5-4.5 CF Macro Zoom 44A か PENTAX Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5、National PE-321SW、Kodak Ektachrome 64 Professionalだったかな。

2025-09-19

お彼岸前の

   3日ほど前に急速に出てきた彼岸花の花芽。 推定では開花は2-3日後で、ほぼ彼岸の日に咲きそう。 あれだけ猛暑日がつづき、夜間も30℃超えや低くても27-28℃といった日ばかりだったのに、11日の夜の大雨と16日の夜だったかの雨に昨夜の雨と、ひと雨ごとに少しずつ気温が下がりようやく秋と言ってもよさそうな光線加減にもなってきた。 彼岸花は赤と白が、ほか、ツルボ、ヤブランと秋っぽい顔ぶれが花芽を出してきている。 ここ暫くはセミの鳴き声も聞いていなかったが、今日はそれほど暑くないなかツクツクホウシが鳴いていた。

2025-09-18

今日は外出できず

   夕方、きょうは雷雨の予報だったけれどまぁまぁ晴れ。 日中はついに外へは出られず、日没後に給油に行ったガソリン・スタンド脇の高圧電線の鉄塔を。

   今朝は、清里にある写真美術館 - K*MoPA - Kiyosato Museum of Photographic Artの移転のお知らせがFacebookやInstagramに載っていた。 開館から30年。 様々な写真展示に取り組んできて、中でも印象的だったのはアメリカの事象を見つめ続けたロバート・フランクかな。 あと印象深かったのはブラジル移民の大原治雄。 移転先は河口湖で、数年先の見通しだそう。 再開館を楽しみに。 (画像参照: Instagramより)

2025-09-17

よく晴れた

   今日も35℃。 湿度も高め。 久しぶりに雲のない快晴。 二十四節気「白露」の末候で「玄鳥去」- ツバメが南下する頃なのだそう。 何年か前に原っぱの上空で20羽? 30羽? くらいのツバメがいつも餌を摂る池の上空でクルクルと円を描いていた。 鷹などでいう「渡り」なのかもしれない。 鷹は季節が変わり住処を移る際には、円を描きながら上空高く上昇しその後に長い旅に出ると聞いたことがある。 それにしても9月中旬で35℃、明日も35℃予報という暑さに、旅立つ日どりをうまく掴めるのだろうか。 それとも太陽の高度など天文的な条件で時期を知るのだろうか。
   きょうは小用で病院へ行った帰りに、普段あまり歩かない道へ足を運んでみた。 と言っても何度かは歩いたことのある道なのだけど、こうした快晴に歩くのは初めてだったかも。

2025-09-16

屋上へ

   昨日、雲の写真を見たためか今日は空に近い処へ行ってみようと思って駅ビルの屋上へ。 B-B-Q用にテントが数張、鉄板と貸出し道具とたぶん具材もあって、駅ビルの店舗のスタッフさんと思しき女性5-6人がB-B-Qをしていた。 B-B-Qというより鉄板焼きと言う方が当たっていそうだけど、途中で3-4人の姿が見えなくなったと思ったら、暫くして人数分のプラスチックのコップに注がれたビールをそれぞれ両手で持ちながら戻ってきた。 夏のような暑さの秋の陽射しの午後にはビールの色が妙に輝いて見える。 それはさておき、柵のギリギリまで寄ってみたのだけど建物の端からはそこそこ距離があって思うほど地面を写し込めず。 それでも街路樹の葉が落ちる頃にはもっと通りの様子も見えて面白いのかもと思いながら、柵の上の有刺鉄線の間からカメラをちょっと潜らせて。

2025-09-15

雲の写真展

   ふと呼ばれたように足が向く。 着いた先には雲の写真の写真展。 今回の展示は「東京で見たすごい雲」というテーマでの、写真家 瀬戸豊彦さんによる作品群。 他にも、東京から見た富士山を最近撮っているらしく、この秋は4つほど展示を行う予定だそう。 主には積乱雲、そして金床雲(かなとこぐも)の写真で、池袋サンシャインから撮ったという東京の街を眼下に捉えた大きな積乱雲や、強い西陽でオレンジ色に照らされた街と黄色く輝く積乱雲など、街と一緒に写る雲は生きもののようにその姿を変えてゆく様を想像させる。

2025-09-14

冬の香

   秋を通り越えて冬になったかのような空の色。 でも日中は熱くて蒸して、体力を奪うような残暑の続き。
   最近またフォクトレンダーのカラー・スコパー 35mm F2.5 Type-Cを使用。 18年くらい前にライカ M8と一緒に購入したレンズ。 始めはエルマリートM 28mm F2.8の購入を考えていたのだけど予算オーバーでこれになった。 28mmがよかったのだけどその頃は既にカラー・スコパー 28mmは販売終了になっていて、今となってはなぜ代わりにこの35mmを選んだのかは覚えていない。 これがまたM8との相性がよかったのか、その独特な空間描写は非常に楽しかった。 M8が壊れ手放したその後はソニー a7Sとライカ SL2-Sで使ったけれど、なんだかモヤっとした感じの写りであまり使わなくなっていたのだけど、持っているレンズのなかでは最軽量なこともあって最近また少し使うようになった。 逆光には弱いし色味は薄いしで、近年の高性能なレンズからしたら不器用なのだけど、手元にあるソニー a7SIIとの相性は悪くないようで自分写真を撮る限りはこれはこれで収まり良いことも多い。

2025-09-13

雑貨屋の店先で

   古いアメリカっぽい雑貨をたくさん置いている雑貨屋さん。 先日は陽が当たっていて、店頭に並べられた、あれは10Gal.くらい? のオイル缶やら...、あれ? 「POTATO CHIPS」とか「BAKING POWDER」と書いてあるっぽい、それらが日向ぼっこしている感じを面白く思い撮ってみたり。 日向ぼっこと言うと心地よさを思うけれど、その日は気温は低目だったものの温度は30℃ほどで湿気が強く、歩いていてけっこうグッタリしていた記憶。 来週はまた35℃予報の日があるのだけど、ここ1週間ほどだろうか「秋雨前線」という言葉を聞くようになり、セミの鳴き声を聞かなかったと思う日があり、風の涼しい日があり、公園の木々の葉にほんのり黄色が混じり、二十四節気では早くも「白露」。 夏とは違う、葉の表面を白く覆う朝露の季節。 間近な秋分の気配も感じ始める頃で、暦では雷鳴も虫も冬ごもりの準備に入る季節に。

2025-09-12

暑いなか

   夏の初めころに咲いて、この暑い時期は避け、また秋ごろの開花かと思いきや、この暑さの中に花をつけた。 トケイソウは蕾が渇いてカラカラになって落下してしまい、今年は2輪のみ開花。 そうした過酷な条件下でのクレマチスが続けて数輪を咲かせているのは少し驚き。 テキセンシス系という系譜のクレマチス。 名前からして暑い地域から来た種っぽいけれど、さすがにこの夏の暑さは過酷だったと思う。 検索結果に「テキセンシス系は、アメリカのテキサス州からメキシコにかけて自生している、チューリップ型の花をつける「テキセンシス」と園芸品種を交配親とした系統です。 真っ赤な横向きの壷型や鮮やかなピンクの花色などが特徴。 クレマチスの中でも耐暑性が強く、育てやすい多花性です。」とあった。

   参照元: オザキフラワーパーク ~ 「クレマチス(テキセンシス系)」

2025-09-11

蒸し暑く

   気温は31℃強と、これまでに比べたら低め。 なのだけどここ数日は蒸し暑く、むしろ36℃、37℃と言われていた頃よりも暑く感じる。 ちょっと歩くと汗がじとーっと。 これはよく思い出すのだけど、アメリカで初めてアムトラック(大陸横断鉄道)に乗ったときの隣の席に着いた中国人男性の、「僕の家は中国の南の方にあって非常に蒸すんだ。気温も高い。夏は上半身裸で家の中にじっとして、こうして目をつぶって座っているだけでジわぁーっと汗が流れ出すくらい暑いんだ」という話。 その時の男性の表情やその時に想像したその場面は、ずいぶんと年月が経ったがいまだに印象深い。 ビジネス・マンだと自己紹介したその男性とは8時間ほどを過ごしたか。 話をしたのはトータルで1時間に満たない程度だったが、先に目的地の駅に降り立った男性は濃いスモーク・ガラス越しでよく見えない車内のこちらの姿を見つけ、こちらも降車した人々と迎えにきていた人々の中に姿を見つけ、互いに数分前まで隣の席同士だったことを懐かしむように、もう会う事はないだろう別れと、この先の互いの人生への敬意とエールと、夕方4時頃の夕陽に照らされた風景だった。

   今日は意外な情報が3つあった。 1つは地球の軸が最近ズレているというYoutubeの複数のコンテンツ。 1つは近年の酷暑の原因だった黒潮の流れが元に戻りつつあると言うやはり複数のYoutubeのコンテンツ。 1つはシグマから高倍率ズーム 20-200mmが発表されたという話。
   地軸のズレは何となく体感的に感じていて、これには隣国による核実験の衝撃が原因だという説を聞いたことがある。 今日観たものはダムを始め地球上の水の移動で重心が変化して自転にブレが発生したのが原因というもの。 要因については様々な説はあるだろうけれど、いずれにしても「太陽の位置が変わった」と異口同音に耳にするので地軸の傾きの変化はあるのだろう。
   酷暑の話は、地球温暖化でもなくヒート・アイランドとも違う「黒潮の蛇行」という、ここ20年ほどの定説からするとあまり耳馴染みのないもの。 アメリカのトランプ大統領が第一次政権時に「地球温暖化説はホラだ!」と会見で発したのを思い出した。 この関東・中部に多く見られる酷暑をはじめ九州・四国・北海道の大雨などの原因はたぶん一意的なものに終着しないとは思うのだけど、黒潮にせよチベットを越える偏西風の通り道の変化にせよ、それらがなぜ流れを変えるのかに触れている説はまだ出会っていない。
   さてシグマの20-200mm。 今年2月のcp+2025でシグマからAPS-C用の16-300mmが発表され注目を集めていたが、これをソニー a7Rシリーズで約2,620万画素のAPS-Cモードで使ってみようか等々を思っていたところの発表だった。 しかも20-60mmの慣れ親しんだズーム・レンズを手放した直後での20mmスタートなので興味津々。 16-300mmも20-200mmもかなりの高倍率であることもあり解像度やフリンジ等々の解像感を損なう収差もあるだろうし、20-200mmには手振れ補正機能がなく使用に当たってはちょっと神経を使いそうではあるけれど、シグマだし35mm判フル・サイズ用だし20mmスタートだし200mmまでカバーしているし、最も鏡筒が格納される20mm時は当初に想像したサイズよりもコンパクトだし、これは使い出があるのではないだろうか。

2025-09-10

雷雨来ず

   雷雨を待って撮りに出かけようと構えてそのまま何も起きず。 となり町は大雨だったようだが、こちらはそのまま穏やかに暮れていった。 灰色の雲の向こうに少しだけ見えた積乱雲の端っこ。

2025-09-09

ガードをくぐって

   昨日ちょっと歩きすぎたか、それとも朝からの強い湿気のせいか疲労感が纏う。 昨夕の大雨、あれは随分と久しぶりのことで、午後になって晴れた空を見ているとその記憶の現実味がない。

   きのう訪れた写真展 - 新宿のオリンパス OMギャラリーで開かれている、山田淳子さんの「わたしの百人の祖父母たちー北方領土・元島民の肖像―」を思い出してみる。 100人? 数えなかったが100人いたと思う、歯舞群島の志発島で暮らしていた祖父の即席を辿るように北方領土に住む人々に話を聞き、撮られた写真。 「斜古丹墓地」と彫られた石柱の横に立つ男性の写真が気になり、その墓地がどんな場所なのかを尋ねた。 本当に古い墓地は他の場所にあり、比較的新しいという。 群島とそのごとく北方四島だけでなく小さな島があり、ソ連兵の侵攻により立ち退かざるを得なかった人々は多々あった模様。 それぞれの島に思いが残っていて、ひとことで北方領土と言ってもその土地への想いは100人100様と言う。 大枠では1つの方向に向かって移住し、敵国となった地で戦争を経験するなど苦労を重ねた「移民」とは大きく異なる心痛を思った。
   このあと、ゴールデン街のバー「南海」に行ってみようと思っていたが時間配分を間違えたらしくだいぶ日が高かった。 前にも一度、シャッターが閉まっているのには遭遇したことが合って、近くのお店で聞くと「時々開いている。いつ開いているのかわからない」とのこと。 バーだけど、ほぼ下戸なのでたぶん注文するのはコーラ。 ガードくぐって左手の思い出横丁を撮り歩くでもなく、午後の陽射しで電車待ちの人々の長い影がホームに映されるのを見ながら今日の予定は終了とした。
   きょうはガードくぐって右、駅でSuicaのチャージに。 次に行くのはどこになるか。

2025-09-08

路地の先

   いつか行きたいと思っていた路地。 時間や天候を選んで行かないと、今日のような晴天ではコントラストが高すぎてラチチュードの範囲に収まらない... ふむ。HDRとか使えばいいのか。 三脚を持って行ってたらいろいろできたかも。 ラチチュード云々と考えてしまう時点でアタマ硬いなとは思う。 あとは、やっぱり今日はCarl Zeissが正解だったかもとも思い。 それにしても雑誌などでよく目にするここ、さすがカメラマンの皆さん構図にしても明暗にしてもきれいに収めるモンだと。

2025-09-07

少し涼しく

   朝夕の風には秋っぽく湿度も気温も低くすっきりした感がある。 まだ当面は最高気温は30℃ほどの日が続くらしい。 今日は夏の疲れなのか妙に呼吸が重くて眠い1日だった。 職場近くの商業施設では、日曜にしてはコーヒー・ショップは珍しく客数が少なく、一角に新たにオープンした、小さなお店が複数集まったフード・コート的な処が賑わっていた。 少しずつ「食欲の秋」に向かっているのかと思いながら、夏とはすこし違ったライン・アップの草木の店を眺めながらのそぞろ歩き。

2025-09-06

台風が過ぎて

   朝から空気がスッキリして抜けの良い青空。 暑すぎることもなく黄色い落ち葉が地面に広がって、秋らしい風景が一気に顔を覗かせた感があった。 天気がよかったからか、お昼前に少し時間ができたので外出し、何だか勢いよく撮り進んで気が付けば352枚。 もう1台で撮ったのを合わせると410枚。 あれ? 時計を見るとだいぶ時間が経っていて急いで元来た道を急いだ。 道端で弁当を売るカレー屋さん、駅構内の通路、蕎麦屋の脇の配達用のバイク等々と撮りつつ。 一応、急いでいるつもり。

2025-09-05

台風が近づき

   ゲリラ豪雨的な降雨もなかったこの界隈、台風15号の接近で久しぶりのまとまった雨となった。
   外出時は辺りが真っ白になるような大雨の予報だったけれど、実際にはそこまでにはならなかった。 しかも夜半まで雨が続くはずだったが15時頃には遠くに青空が見え始めた。
   この通りも少しずつ姿を変えている。 今日は新たなお店の内装工事が一軒。 そこは暫く空き店舗となっていた場所。 老舗ライブ・ハウスも老舗ディスコも51周年を迎え、その他に生演奏のジャズ・バーなどもあって夜には楽器を背負って歩く人の姿もちらほら、通りの200mほど先からヒップ・ホップの低音が聞こえてくる。 1年ほど空いてしまったがそろそろ行ってみようかな。

2025-09-04

M-ROKKOR 90mm F4

   明日は台風の影響で大雨らしい。 あまり濡れないようにカメラ持って歩くのは大変そう。
   M-ROKKOR 90mm、これ、CONTAX Carl Zeiss T* Sonnar 85mm F2.8 MMを手放して、気が付けば中望遠ロスになっていたので購入したもの。 星を撮ろうと思っていたので当初F2.8で探し、HEXANON 90mm F2.8とCarl Zeiss T* Sonnar 90mm F2.8とCarl Zeiss T*le-Tessar 85mm F4 ZMが候補に上がり、解像度やコントラストで言うとおそらくCarl Zeiss T* Tele-Tessar 85mm F4 ZMが有利なのだけど、F4と、夜空を撮るには暗いのでKonica HEXANONかCONTAX Sonnarで考えていた。 ところがひょんなことから知人に勧められたM-ROKKOR 90mm F4を購入。 結局、星を撮ったのは後に購入したCONTAXのSonnar 90mm F2.8でのこと。 この2本の90mm、性格は違えど方やCarl Zeissの、方やLeica系の特徴があって面白い。 85mmは何故かいまひとつ馴染めなくて手放したのだけど、代わってやってきた90mmは、ほんの5mmの違いながらしっくり。 ライカのVario-Elmar 24-90mmのテレ側が90mmなのが何ともライカらしいと思えた。 M-ROKKORのライン・アップは、28mm・40mm・90mmだったか、ライツ・ミノルタのCL、CLE用のこれらのレンズはスナップ・シューティングの最適解なのかも。

2025-09-03

「夕方から天気が崩れる」と

   夕方から曇り、その後は雨だと聞いて今日は午前中に街へ。 いつも歩く午後とは違った光線の角度が面白そうと思いきや、意外とそれほど「!」っていう風景には出会わず。 夕方や早朝の陽光に面白さを感じるのは少し不思議。 見慣れた順光っぽいなかの街の景色は見ている時間が長く、それが普段の当たり前の見え方なので、ごく短い時間のみ現れる朝夕の景色に面白さを感じるのは当然と言えば当然なのかもしれないけれど。 でも折角なので、なるべくいつもは陰になってしまう場所を目がけて足を運んでみる。 それに足して、カメラの「遠近補正」機能を楽しみながらいつもと違った写り方の街を撮る。 「遠近補正」は、カメラの傾きに応じてアオリを電子的に行い、カメラが上を見上げるように撮っても建物が画面の縦の辺に対して平行に写る機能。 ただ、Photoshopで開いたときにカメラでの補正は反映されない様子。 反映されないと言えば、APS-Cサイズへクロップするよう設定した場合にもPhotoshopで開くとフル・サイズで表示される。 もちろん画像はRAW現像することが前提での話。 RAWファイルに反映されると面白いと思うのだけど、RAWはやっぱり「生データ」という事なのだろう。「遠近補正」は機能としては面白いのだけど、いまひとつ実用的な使い方が見い出せず。

2025-09-02

猛暑日は続き

   今日も36℃。 明日も36-37℃くらいの予報。 この8月下旬からの暑さで鉢植えや植え込みや街路樹に枯れてしまった木をぽつぽつ見かける。 これ迄も暑さが原因で枯れてしまったっぽい道路脇のサツキやアメリカ・ハナミズキはあったが、今年は暑さに強そうな、これまで夏を乗り越えてきた草木が枯れているのを見かける。 7月よりも、8月上旬よりも、今の方がマメな水やりが必要な状況。 ちょっと目を離すと、特にプランターや西陽の当たる場所に植えられたものはすぐにしんなり。 悪いと葉がクシャクシャ。 水をやり続けると何とか新芽を出すのもあるけれど、とにかく過酷。

2025-09-01

まだ暑いが

   まだ35℃予報が続いていて連日暑いのだけど、夕方のオレンジ色を帯びた陽光にほんのり照らされる風景が、どことなく冬の色。 まだ秋らしい秋にもなっていないのに冬の乾いた風が吹いてくるかのような錯覚を覚えた。 たまに立ち寄るスーパーの階段を下って買い物を終え、再び階段を上がってゆくと、駐車場のある屋上に近づくにつれてクーラーの涼しさから抜け、色に冬を感じながら、30℃を軽く超えているだろう駐車場へ出る自動ドア手前の空間へ進む。 ここがいちばん暑いだろうか、自動ドアが開くと僅かに涼しい風が流れ込むのを感じながら外へ出る。 まだヒグラシの声も聞かない終わらない夏の繰り返し。 夏・秋・冬それぞれの空気感の中途半端な混ざり具合。