駅や神社や村役場でできる三角形の中にある、かつての町の中心的な場所にある老舗不動産屋。 最近はこの方面へはやや疎遠で、それでも何度か通りかかった際に気になって見ていたところ、どうも格子状の横引きシャッターが閉められたままになっている。 あれは2年ほど前だったか、ここを訪れた際にはシャッターも雨戸も閉まっておらず営業をしている雰囲気が見て取れた。 思い切って戸を開けて、すぐ目の前の接客スペースの低いテーブルに置かれたチャイムのボタンを押した。 暫くして主が顔を出す。 20数年前にアパートを探しに訪れた頃と同じ絵柄にどこかほっとしたのを思い出す。 ここは、この町にきて随分とお世話になった処で、カメラが好きだという主とはカメラや写真の話もしたことがある。 また、「そっちの通りにある『Carry』っていう喫茶店に知り合い同士よく集まっていろんンん♪な話してますから来てみては?」等々のお声がけをいただき、「ザ・地元」といった感じの主と町の面々という絵を想像したことも。 結局、その喫茶店に行けたのは一度だけだったが、何とも居心地の良い... 趣味人の基地的な場所だった。 喫茶店は15年ほど前に無くなってしまったような記憶。
今日はまた冬の寒さ。 強い北風の中を歩いて夕方にはなんだかグッタリ。 寒いのだけど、陽の当たる場所はかなり温かさを感じられた。 梅は各所で満開。 今日は二十四節気で「雨水」と、そろそろ空気が湿りだす頃? 今月下旬は七十二候では霞が棚引き始める頃とあるけれど、例年どんな感じだったっけ?