2025-02-21

オイル交換へ

   1年ほど前からクルマが不調。 10年目になるし、よく壊れやすいと言われるフランス車・イタリア車の類で、残念ながら通説通り...。 ディーラー曰く対処はエンジン交換だそう。 関連部品とついでにクラッチを交換すると「修理で?」と驚く値段っぽい。 それらメーカー車を専門に扱う自動車修理屋さんでも同じ見解だったが、1つ違いがあったのは、多少状態のよい中古エンジンが手に入れば若干安価に収まる可能性があるというもの。 故障はピストン・リングの摩耗だろうとのことで、結構なペースでオイルが減って行く。 で、今日はオイル交換へ。
   あくまで推測ながら、この状態に至った原因の1つはバッテリーの電圧の低下で、入れ替え3年目くらいから低速や発進時にエンジンがスムーズに回らずに咳き込むようになり、これが無理な負荷がかかったのでは? というもの。 2つ目は、マニュアル・シフト車のようにクラッチ板を介してギアのアップ・ダウンを行う機構をオートで操作するという変速器が日本の土地柄に合っていなかったのでは? というもので、日本では意外と半クラで発進するちょい坂な場面も多く、そうした処でオートの変速器が上手く制御されず回転数の落ちたエンジンが大き目のノッキングを起こして無理な負荷に繋がるというもの。 症状は個体差というよりユーザーの使い方に左右される部分も大きいと感じられる。 これも推測ながら、バッテリーに関して、1つは低音の成分の多い音楽を大きな音で鳴らすことが多かったので、平均的な使い方に比べて大きな電力を食っていたと思われる。 実際に、低音中心の音楽ではなくAMラジオを小さく鳴らしていると咳き込む症状は減少する。 やはり電力を食うエアコンのヒーターもOFFにしておくと症状が減少する。 なので、バッテリーを早めに交換していたら状態はもう少し良かったのかもと思う。 ほか、下り坂を1速のエンブレで下るとき、速度が落ちてもクラッチを離してくれずにノッキングを起こしてしまうため、適度にブレーキを踏んでクラッチを離すタイミングを作る必要があるなど。 日本車ではまず気を遣わなくて済むような「作法」が幾つか。(今件と同じメーカーのクルマでも変速器がトルコン式であれば起きない現象かも)
   次に乗るクルマには小さな太陽電池を付けてみようと思案中。 その昔、まだ小さめの液体バッテリーを積んでいた頃のクルマでバッテリー上がりを起こしてしまったが、電装品をOFFにしてそのまま晴天下約4時間の太陽電池での充電でエンジンがかった。 出力20mAほどの小さな太陽電池で、後部座席の後ろにちょこんと置かれたものだったがその効果には驚いた。 今時のクルマは停車中も微量ながら電気を使うし、バッテリーの補充電は割と効果がありそうだし、晴天時で120mAほど流しておくと程よい感じがする。
   さてエンジンが不具合を抱えてしまい、あと何ヶ月乗れるか? な状態ながら、当面の対処として、ちょうどバッテリーが寿命を迎えそうな時期でもあり交換を予定中。 プラグの着火力が安定する分は安心を得られるという目算。 ついでにクルマそのものとして寿命が延びてくれると嬉しいのだけど。