2025-02-13

塩の看板

   今日は春一番と期待されたがどうやら北風。 風速は東京で18m/s、千葉で23m/sとかなりの強風となった。

   昨年末に閉店した酒屋さんへ行ってみるとほぼ更地になっていた。 残っていたのはこの「塩」の看板と、文字の見えないもう1枚。 塩は以前は専売公社という公共の企業体が製造・販売をしていて、販売の管理のために卸先を選定、その販路とされたお店が掲げていたのがこの看板。 この制度はつい1997年まであったというのだけど、その頃には既に看板の有無に限らず販売されていたような...。
   専売公社で思い出すのは「塩とたばこの博物館」で、エラい昔、飲み会の集合場所に「塩とたばこの博物館前で」というのがちょいお馴染みのフレーズになっていた。 確か渋谷・道玄坂の中腹あたりにあったような記憶。 5-6年前、久しぶりにとその周辺を歩いてみたが面影すら見いだせず、地元っぽいやや年配の方にお訊きしたところ「いつの話してんだい?」と笑われてしまった。 2015年に墨田区に移ったらしい。 どこだったっけ...。 たしかその周辺、10年以上前のある夜、ふとビルを見上げた時に「中島みゆき夜会」というバナーが照らされ浮き上がって見えた。 10年弱の前には、東急百貨店で「プラネタリウムがあったのはどの辺りか?」と訊こうとして唐突に「プラネタリウムはどこか?」と訊いてしまい、案内ブースの男性は吹き出す寸前。 目にした風景1つ1つを撮っていればよかったのに。 昔の記憶に謎がたくさん。