夏草?
おそらくヒメジョオン。 似た花にハルジオンというのがあって、そちらは春先のぽかぽかしてわずかに陽炎が見えそうな頃に咲いているイメージ。 この6月頃は、その春の花と夏に咲くヒメジョオンとが混在して咲く時期なのだそう。 どこにでも生えてくる感じはまさに野草。 でも「夏の草」か? と言うとの語感が似合うような力強さは感じられず。 もう少し緑色が濃くて花色も濃ければ、ミヤコワスレのように目を引く存在だったのかもしれない。 色が薄くて所かまわず出てきて花もどこか雑な感じがしてさほど好きな花ではないのだけど、ここ10年ほどは時々写真を撮ることも。 特にヒメジョオンは花が小振りでやや凛とした印象もあって、夏の朝に原っぱや線路際と何気ない場所で目にすると時に清々しく見える。 夏というよりは「梅雨前」といった今頃の空気のなか、朝のクルマの信号待ちで時々この花がたくさん咲く中央分離帯あたりで止まる。 そして季節感を思う風景にカメラを取り出すのだけどなかなか丁度よい場所で止まることがなかった。