2024-06-27

木陰へ

   暑くて立ち寄った木陰で「氷」の文字。 昨年もどこかで撮ったような。 ここの、同じお店の「氷」は一昨年だったかもっと前だったかに撮ったような。 たしかその時に、カメラで充てるレンズのプロファイルが気になって、その時に使っていたVoigtlander Ultron 35mm F2 VMとLeica M8との組み合わせに対してどの「6 bit code」が適当なのかを試したような気がする。 結局、そのレンズではしっくり来る組み合わせがなかったような記憶。 レンズ自体が、デジタル・カメラのセンサーでの画像の安定感 - 周辺での画像流れや偏色の抑えを狙ってなのか、トンボで均されたように尖りのない、概ねまったりとした印象の画となる特徴があった。 たまたまLeica M8との組み合わせがそうだったのかもしれないが、Voigtlanderの中で使ったことのあるレンズとしてはNokton Classic 35mm F1.4 VMあたりのほうが、旧来使い慣れた古いレンズのように「ピントが来ているところ」、「ボケている感じ」、「ここはハロ」等々が際立ち、つまり... わかりやすかった。 画質向上を目した結果なのか、最近は似たようなマッタリした写りのレンズは多いように思える。 あんまり「クセ玉」も困るけど、何とかの背ぇ比べ的な「高性能」も歓迎してよいのか迷うことも。 そうした諸々があって11年前に手放したVoigtlander Nokton Classic 40mm F1.4 MC VMを、その10年後となる昨年に再び購入(別の個体)し、この「普通(わりと素直な特性)で良い玉」はそこそこの使用頻度となっている。 で、最初の話の「6 bit code」。 Leica SL2-Sには6 bit codeは無く、ファーム・ウェア上でプロファイルを選ぶようになっている。 そしてきょう「氷」の文字を見ながら、そう言えばNokton Claasic 40mmにはどのLeicaの35mmレンズのプロファイルが適当なのかを試すつもりでいたのを思い出した。 まぁ忘れていたわけではなく気になり続けているのだけど、これを始めると軽くドはまりするのは目に見えているので腰が重いというのが実際のところか。 一応現在は、半年ほど前に試して選んだ「Leica Summarit-M 35mm F2.4 ASPH.」が充たっている。